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2026/06/09 09:27

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薬丸岳原作の社会派ミステリー『怪物の祈り』2027年公開決定 監督は『フロントライン』の関根光才

薬丸岳の『最後の祈り』改め『怪物の祈り』映画化決定、2027年公開へ(角川文庫/KADOKAWA)

 江戸川乱歩賞受賞作家・薬丸岳の社会派ミステリーを映画化した『怪物の祈り』が、来年(2027年)公開されることが決定した。監督は、小栗旬主演の映画『フロントライン』(2025年)の関根光才が務める。キャストは後日発表される。  原作は、『天使のナイフ』で江戸川乱歩賞を受賞しデビューした薬丸による長編小説『最後の祈り』。『友罪』『Aではない君と』など、人間の本質と社会の闇を描き続けてきた薬丸の“最高傑作”との呼び声も高い作品で、2023年の刊行直後から映像化の問い合わせが相次いだ話題作だ。映画化にあたり、原作小説のタイトルも『怪物の祈り』へ改められた。

 物語の主人公は、最愛の娘を殺された牧師。犯人に死刑判決が下されるものの、男は法廷で「サンキュー」と高笑いし、反省の色を見せない。絶望の果てに、牧師はある計画を思いつく。

 それは、死を望む殺人犯に、もっと生きたいと思わせること。受刑者の心を助言や導きにより救済する“教誨師(きょうかいし)”として近づき、その凶悪な死刑囚に「生きる希望」を与えていく――。

 激しい憎悪に囚われた父親がたどり着いた、前代未聞の復讐……。極秘のうちに始まった被害者遺族と死刑囚の「対話」は、やがて魂を懸けた「対決」へと変貌していく――。

 関根監督は、『フロントライン』でも高い評価を得た関根監督の緻密な人物描写と映像表現によって、「被害者遺族」と「死刑囚」という、本来交わるはずのない二人の関係を軸に、赦しと憎しみ、生と死、救済と復讐といったテーマに挑む。

 原作の初文庫化も決定。新タイトル『怪物の祈り』として装いも新たに刊行され、文庫版に収録される解説は、関根監督が担当した。角川文庫夏フェア2026にて、6月16日より全国の書店で展開される。
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