この度、日本BS放送(以下、BS11)は、2017年12月9日(土)に放送したBS11開局10周年特別番組「北斎ミステリー~幕末美術秘話 もう一人の北斎を追え~ 」が日本民間放送連盟賞の番組部門
〔テレビエンターテインメント番組〕の最優秀賞に選ばれました。
BS11が日本民間放送連盟賞を受賞するのは初となります。
番組は取材力で勝負した内容で展開し、「知的な刺激がある」・「ストイックな内容」・「新たな発見がある」と評価されました。BS11では年末年始に再放送を予定しておりますので改めてお楽しみください。
日本民間放送連盟賞とは
エグゼクティブプロデューサー 小野寺徹コメント
2017年は世界的な北斎ブームになることが予見されましたが、一方でこれまでに多くの番組で取り上げられてきたいわば“王道企画”であることもあり、新たな視点と独創性を見つけ出すことが必要でした。
番組では、2016年にオランダ国立民族博物館で新たに北斎作品として発表された5点の西洋画、そして北斎の影として生きた天才女流絵師で、娘の『応為』の存在について、番組独自の解釈と北斎研究家として世界的にも著名なキャサリン・ゴヴェイ氏の視点を通して表現することにしました。
この度の名誉ある受賞に感謝を申し上げますとともに、今後の更なる企画の励みにいたします。
番組内容
晩年になっても衰えることなく、進化し続ける画力と圧倒的な色彩感覚を誇った天才絵師・葛飾北斎。
彼の作品には、鎖国時代にもかかわらず、西洋美術の技法を巧みに取り入れた痕跡が…。いったいなぜ?
番組前半では、北斎の筆の跡を科学的に検証し、北斎に纏わる謎を紐解いていきます。
番組後半では、北斎の娘・お栄に焦点を当てていきます。画号は「応為」。
父に匹敵する才能を持つと言われていますが、その作品はわずか数点しか発見されていません。
二人が残した作品、そして数多くのミステリーを追うなかで見えてきたのは、父と娘の絆の物語。
オランダ・ライデンに所蔵される作品をはじめ、貴重な北斎作品を徹底取材し、
国内外の専門家と共に、その名を隠し生き続けた天才女流絵師・お栄の失われた実像に迫ります。
〈初回放送:2017年12月9日(土)よる8時~9時54分〉


