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名作劇場 木下恵介生誕100年 木下アワー3人家族

番組へのメッセージ

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昔からのコマキスト

とことん探求さんは、

敬子がその夜バー「Shadow」に、なぜか遅れて来ます

と書き、その理由をいろいろ憶測されていますが、敬子は本当に遅れてきたのでしょうか?確かに、敬子は「ごめんなさい、遅れて」と謝っているし、雄一は、敬子を待つ間、時計を見たりして少しいらいらしているようにも見えます。しかし、敬子が現れたとき時計の針は6時半を指しており、6時半に待ち合わせたとしたら、敬子はちょうどの時刻にやってきたので、決して遅れてはいないことになります。雄一は、「僕が早すぎたんですよ!」と言っているではありませんか?敬子が遅れてごめんなさいといっているのは雄一よりも遅かった(したがって、雄一を待たせた)ことに対してであって、約束の時間に遅れたわけではないのではないでしょうか?雄一は、理由はどうあれ敬子に合格のことを知らせるのが遅れたことに対して負い目があり、約束の時刻より早くバーに来たのではないでしょうか?  
 それから、このバーでの敬子は、やけ酒を飲むようにして水割りを飲み(雄一に「そんなに急に飲んじゃ!」と注意される)、「あなたを好きにならなくてよかった、好きになっていたら2年間も会わないなんて我慢できない」「どっちにしても2ケ月足らずで2年間お会いできなくなる、2ケ月足らずで!」と言っています。これらの、敬子のこの日の様子・発言に照らし合わせてみると、雄一の留学試験の合格によって、彼との2年間の別れが確実になったことが彼女の心を重くしおり、霞が関ビルの外での行動(地面を蹴るようにして物思いにふけっている)にいたったと考えるのが、私には正しいような気がするのです。

2013/08/09(金)23:07

 

けーさん

中学生の頃、大人の恋に胸をドキドキさせて毎週見ていました。偶然に再放送を知りとても嬉しかった。それにしても竹脇無我さんのハンサムなこと、今更ながらビックリします。今見ると菅井きんさんも若かったな、うちの息子もあおい輝彦さんみたいになって欲しいな、歳を重ねて見方も変わります。
歌も全部覚えています。あおい輝彦さん当時からさすがに上手でしたね。

2013/08/09(金)02:20

 

とことん探究

両コマキストさんの解説には改めて感心させられており、また、教えて頂いた新たな発見に驚かされております。

敬子の「蹴るしぐさ」には、
私が感じるのは、雄一に会えなくなる寂しさも、今夜の申し出を雄一に断られた悲しみも、雄一を諦めようか?帰国を待つか?の迷いも
また一つ広がってきて、
「今夜、雄一さんを何で誘うの」・・と、雄一の友達に対して、ちょっとだけ恨めしく思う気持ちをも、全部入っております。
空想が欲張り過ぎなんです。
解釈は基本、各人それぞれ、
「昔からの・・」さん、「にわか・・」さん、それぞれのご解釈で、それぞれが感じ取ったものでいくしかないと思っております。
視聴者に独自の解釈でもって、より多くの空想シーンを生み出させることが優れた演出だとつくづく感じました。
このドラマはそういう意味に於いて、「至極の演出」の何と多いことか?
したがって、ここから先は私見ですので、「こういう解釈をする人もいるのか?」程度に流して下さい。

敬子がその夜バー「Shadow」に、なぜか遅れて来ます。
それまで、待ち合わせの場面は数回あってますが、遅れて謝るシーンをここに持って来ているのはなぜか?
この遅刻の演出は、またまた多くの空想シーンを生み出させます。
「友達と飲むのを止めにした。」との電話を受けます。
気を取り直して約束場所へ行く準備中の、敬子の心情を矢島正明氏のナレーション風に言うと、

「ちよっと遅れて行こう」・・と敬子は思った。
小さな演出であった。
「待ち構えている」・・と、雄一に悟られるのが少し嫌であった。

ドラマにない架空のシーンが、私の中でどんどん増えて困っております。

2013/08/08(木)18:41

 

にわかコマキスト

敬子を自分と置き換え(自分だったらと考え)てみるのではなく、敬子の気持ちになって考えてみましょう。
電話で、敬子は「帰りに会えるか」と訊き、断られます。
敬子は、雄一の「仕事本位の生き方」を認めています。「仕事で会うことができないのなら仕方がない」と思ったことでしょう。ですから、「残業ですか?」と訊いたのです。
ところが、次には雄一から「友達と先約がある」という、予想だにしない返事を聞かされます。
そこで「友達よりも私の方が優先順位が下だなんて・・」と悄然としたかどうかは別にして、敬子の心理状態が冷静であり得たでしょうか。
私だったら、そんなときにとても「ロジカルに考える」なんてできないと思います。
そんなときに「『先約』なので仕方がないし、(中略)それを待てばよい」と冷静で「ロジカルに考える」ことができるのは、昔からのコマキストさんであって、敬子にはムリだと思います。(「敬子を自分と置き換えてみるのではなく」とは、そのことを言ってるつもりなんです)
ちなみに、「私たちどうしたらよいのでしょう」と言ってるときの敬子は、「取り乱す」どころか、話す内容の深刻さとは裏腹に、冷静であるように私には見受けられました。

2013/08/06(火)14:04

 

にわかコマキスト

とことん探究さん、「大論争」へのご参加ありがとうございます(笑)

「地面を蹴るような仕草」を「霞ヶ関地団駄キック」と命名されています。
「地団駄を踏む」とは、辞書(goo辞書)によれば「悔しがったり怒ったりして、激しく地を踏む」ことだそうです。
とすれば、「とことん探究」さんも、少なくとも「寂しさを表しているのだと考えるのが自然」とは思っていらっしゃらないようですね。

それはさておき、あの電話のシーンで敬子の「なぜ知らせてくれなかったのか」との詰問(というほど強くはないですが)に、確かに雄一が「なんだか、おめでたくないような気がして」という趣旨の返事をしています。
とことん探究さんも昔からのコマキストさんも「それで敬子が雄一の配慮を汲み取った」という趣旨を述べていらっしゃいますが、その雄一の返事を、敬子が雄一の配慮だと理解したことを示すシーンはあったでしょうか(「十分に」?)。
(無かったと思います)ですから、私は(深くは考えず、単純にしか見ていないので)画面から受けられる情報でしか考えてませんでした。
皆さん、「行間を読む」と言いますか、画面に出てこない部分まで色々考えられるのですね。
それにしても、言われてみると「僕もあなたと・・・」に続く言葉は何だったのかと、確かに気になりますね。

蛇足ながら、「メガネの上司」について、私も最初はそう思ってましたが、何回も見るうちに「老け顔だけど、意外に若いんじゃないか」それと座る席の位置(女性の席に近い)から、「上司」ではなく「同僚(同輩)」ではないかと思うようになりました。それと、その人のセリフの言い回しの素人っぽさはどうでしょう。プロの俳優ではなく、ロケ先の企業でその場にいた従業員で間に合わせたのかと思うほどです。

2013/08/06(火)13:15

 

昔からのコマキスト

にわかコマキストさんと中華街さんは、霞が関ビルの外での敬子の「地面を蹴るような仕草」は、今夜会えるでしょうかという敬子の申し込みが友達との約束があるといって拒否されたことに対する悲しみを表してると考えておられる。とことん探求さんは、この行動にいたる敬子の内面・真理を分析して、「諦めと待ちの間で揺れる」女心を表わしたものだとしています。
たしかに、敬子が電話したとき、雄一から今夜は友達との約束があって、今夜は会うことができないといわれたとき、悲しそうな表情を一瞬見せました(小巻さんの演技が冴えていると感心)。しかし、ロジカルに考えると、今夜会えないのは、「先約」なので仕方がないし、「ぼく(雄一)のほうから(後で)電話をする」といっているのだから、それを待てばよいのです。結局、雄一は「今夜は敬子と会うべき」だと考えて、敬子に会いますが、そのとき、敬子は「あなたを好きにならなくてよかった」「好きになっていたら、2年間会えないなんて我慢できない」と言っています。(ただし、最初のほうは、敬子の嘘あるいは強がりであることはもちろんです―前の晩の明子との会話を思い出してください。)ふたりの恋愛にとって、最大の問題・障害は、雄一の留学によって2年間会えなくなるということなのです。(後に、遊園地ー横浜ドリームランドのとき、雄一の出発日が決まった時、「私たちどうしたらよいのでしょう」と敬子が一瞬取り乱して、発した言葉を思い出してください。)敬子は雄一に電話をして、留学が決まったことを確認し、あらためて2年間の雄一との別れを考えて、物思いにふけっていたのではないでしょうか?

2013/08/06(火)08:36

 

とことん探究

敬子の「霞ヶ関地団駄キック」は、大御所2人の「コマキストさん」を中心に大論争が巻き起こってますが、
「(雄一)友達と飲む約束があって・・」「(敬子)そうですか・・」のあとに雄一の発した言葉「僕も、あなたと・・」がありました。これを敬子がどう受け取ったか?がポイントではないかと思います。
私は、その夜の「会いたいじゃなくて、会うべきですか!」の、突っ込みにも繋がったとおもうのですが・・・
順を追って、
【電話を掛けた前後の敬子の気持ち】
合格を知って、いよいよ別れる事になる寂しさと、直接知らせてくれなかった不安が昨夜からくすぶっていた。
(職場で仕事が手につかず、)思い切って公衆電話から電話した。
(敬子の気持ちを察しての)知らせる事が出来なかった、という理由を聞いて、雄一の自分に対する愛情と配慮、優しさを十分に感じ取った。
「今晩会いたい」の申し出を断られるが、すかさず雄一が「僕も、あなたと・・・(メガネの上司にさえぎられます。)」と、言いかけたのを聞いて、雄一の中の一番会いたい人(第一優先者)は、
自分ではないか?と思った。(電話の途中で中断したから、まだ確定ではない)

【電話を切って、ビルを出てから地面を蹴るまでの胸中】
「合格を自分から言い出せないでいるのだから当然、誘いも出来ない、同僚との約束を先に入れてしまったんだわ!きっと!」
「しかし、今の自分の電話でもう知れてしまったのだから、そして、「僕もあなと・・(敬子解釈は、「今夜、ぜひ会いたい」)」・・と、言いかけたという事は、私を(一番会いたい人)と思っているのかな?」
「後から嬉しい電話くれるかな?それにしても、私達あと何回会えるのかしら?」・・・カツーン!では、ないでしょうか?

ですから、その夜に雄一が言った、「やはり、今夜はあなたに会うべきだと思って・・」に対して敏感に反応、
「(第一優先者である私は)(心から)会いたい(人)じゃなくて、(義理的Iに)会うべき(人)ですか?」と皮肉った。

【まとめ】
今、自分(敬子)が掛けた電話で、雄一の自分に対する優しさ、思いやりを確信した。また、「自分の事を第一に思ってくれているのかも?」という事を感じ取った。
残された時間があと僅かという、皮肉にもこの状況になって初めて、雄一への思いがますます強くなり、「諦め」と「待ち」に揺れ動く自分に気付いてしまった。・・・と、とりました。

2013/08/04(日)21:09

 

中華街

地面を蹴る仕草の後に空を見上げる仕草の敬子

「あ~会いたいのに どうしてなの? あ~悲しい」

っていう気持ちかな? ありきたりの表現だけども、良いね

もう1つ良い場面は、敬子のマンションで別れる時に

すぐにマンションに入らないで雄一の去る靴音を いとおし

く耳を傾けている敬子

他にも 大観山での二人、初めて食事して帰りの電車内で

チラチラとお互いに顔を見る二人 などなど。

*鳩に餌をあげた後「今日はとっても あったか」といい

アイスクリームを注文してるが、吐く息が白いじゃないかw

*ドライブで敬子が「海の色が やっぱり 3月」なんとも

素晴らしいです。

2013/08/02(金)00:45

 

にわかコマキスト

補足させていただきます。
「雄一が合格の知らせを敬子に伝えることをやめにしたのは、『合格は少なくとも2年間の別れを意味し、敬子がそれを喜ぶはずはない』と考えたからですが、それが正しいなら、・・・(中略)・・・『地面を蹴る仕草』は雄一が合格したことによって雄一と会えなくなる寂しさを表わしているのだと考えるのが自然です」
・・・と長い引用をしてしまいましたが、これにも少し疑問があります。
敬子は前夜に妹の明子から雄一の合格を知らされ(だからこそ次の日に雄一に電話した)、その時点で雄一との2年間の別れの確定を悟ったはずで、なにも雄一との電話で知ったのではありません。
従ってそこで取り立てて「あぁ寂しい」というのは、「自然」ではないと思います。
ついでに、ビデオを見直したところ、雄一は「とにかく、ボクの方から電話します。じゃ、また」と言って電話を切ったのです。「あとで」とは言ってません。

2013/08/01(木)22:02

 

にわかコマキスト

昔からのコマキストさん
「沢野以上の・・」のくだりは、ギャグのつもりで書いたので、そのまま読み流して(よければ笑っていただいて)下さればよかったのですが、わざわざ長~い引用をされ「真面目に」ツッコミを入れられるものですから、「真面目に」応じてしまいました。
ギャグについて説明を入れなければならないほどつまらないことはありませんので、この件はここまででご容赦下さい。

「地面を蹴る仕草」について、およそ(地面に限らず)ものを蹴る、あるいは蹴るかのような仕草をする人の胸中を察すれば、「チキショウ!」か、せいぜい「チェッ」ぐらいだと思っていましたので、私はあのように取りました(それ以外の感情を表わしたケースを、私は寡聞にして存じません)、ということを述べさせていただいたのであって、「それだけが唯一の解釈」などとは言ってないと思いますが。
それどころか、「人の取り方は様々と感じた」という旨を冒頭に述べております。
繰り返しになりますが、「私はこのように感じていたのですが、あなたは別の取り方をされたのですね」ということを申し上げたまで(のつもり)です。
ただ1点、「雄一は『あとで電話します』といって電話を切っています。この電話で『同僚と飲むのはやめにして、今日あなたとお会いします』というメッセージを伝えたはずですが、敬子が『地面を蹴る仕草』の場面はこの電話より前であったという証拠はありません」とおっしゃっていますが、少し強引かと。
なぜなら、敬子は(たぶん)会社を抜け出し、公衆電話から雄一の会社に電話したのですが、電話が終わり公衆電話のあった建物から早足で出てきて、「蹴るような仕草」をするのであって、雄一への電話から「仕草」までの間に雄一からの「やはり今日会いたい」というメッセージを受けるのは不可能だと思うからです(まだ会社へ戻っていない、携帯もない時代)
※ 「この電話」=「あとでの電話」=「今日会いたいのメッセージ」のことですね、これ前提です)

2013/08/01(木)20:36