見逃し配信スタート! 韓国ドラマインスタスタート!

番組詳細に戻る

名作劇場 木下恵介生誕100年 木下アワー3人家族

番組へのメッセージ

526件中 10件づつ(30ページ目)を表示

 

とことん探究

しばらくぶりです!
盆休でちょっとご無沙汰している間に、このコーナーも随分とマニアの方がご参加頂き、貴重な発見が増えて嬉しく思っております。

盆休前に提起させて頂きました。「Shadowでの遅刻」の件、
定刻内であった可能性が大ですかね?
私も7割方そのように思いました。ストーリーに味が出る遅刻をしてほしかったものですから、残り3割の貴重な手掛かりを探し出して、強引にこじ付けに持って行こうとしましたが、皆さん大変冷静でいらっしゃいました。
両コマキストさんは日々白熱した議論を展開されておりますが、両名の着眼点の素晴しさにはいつも感心させられており、大いに参考にさせて頂いております。

さて、「中華街」さんの提起しておられた、「スカーフの逆巻き」の件、
老酒飲んで不機嫌で帰ってくる場面ですよね?
私には注意力に欠けるのか、よく解りませんでした。
見直すと確かに、ドア外では右首前交差部から先が左肩に乗っていたものが、入って来たら右胸前辺りに垂れ下がっています。
おそらくスリッパを履く動作か何かで右前にかがみ込んでますので、ずれ落ちて垂れ下がったのでは?・・・と、単なる左肩から落ちただけかな?と、取りましたが・・・
入りかけ時に、一度右胸に落ちそうになった先の部分を左肩方向に持ち上げる動作があっています。肝心の巻き方向はどうなんでしょう?
女性のスカーフの巻き方には、疎いものですから・・ここは、女性陣のご意見も伺いたいものですね。

「グラス残り」の件
確かに撮影ミスと思われます。
気になることが・・・ボーイがお代わりのグラスをテーブルの上にガシャッ!(音からしてコースターの上ではない)
雄一が、「おいおい、ちょっと?」といような顔で、すかさずコースターの上に置き直すんですね!(コースターもよく見えませんが、これも音からして)
実際には、グラス下げているのだから、コースターだけ残っていたはずなのに、なぜ外してテーブル直置きなんでしょうか?

タケルさんご提起の、
「車中抱擁時」の件、
何と言っても、このドラマの「クライマックスシーン」です。
これもいろんな感じ取り方があると思います。言葉でジーンと来る人も確かに多いと思います。
私にはあの演出は最高でした。
あの「目」と「口元の震え」「長い沈黙」、
これからの寂しさや、出会って今まで遠慮して沈黙せざるを得なかった言葉が、お互いの頭の中をぐるんぐるんと駆け巡り始めています。
敬子の必死の我慢が、これでもかと伝わって来ます。
しかし、ついに泣きそうな顔になり、それを見た雄一がまたまたたまらなくなり、一気噴出してのあの抱擁です。
「無言」に勝るものはないように感じました。

それから、ベストシーンのディスクへの印刷の件ですが、今のプリンター1万円位の廉価品でもディスク直接印刷機能が備わっている機種が多いようです。
あとは、写真の準備だけです。
jpegでの取り込みが一般的です。プリンター側の説明書通りに進めて行けば、割と簡単に出来るようになってます。

2013/08/20(火)21:22

 

にわかコマキスト

皆さんよぉ~くご覧になっているのですね。
満員電車のハズがガラガラ。着いた新橋駅のホームも人影ない(撮影裏話で、あれは電車を1本貸切りで撮影したんですってね。当然、空いた時間帯の昼間に行われたのでしょう)、スカーフの向き、下げられたはずのロックグラス・・・みんなそのとおりでした。
でも、まぁ許してあげましょうよ。当時はドラマ制作費も限られ、VTRで撮ってたのならともかく、取り直しのフィルム代もままならないところがあったでしょう。何よりも、ミスに気がついても取り直す間もなく。次の回の撮影が来るという感じではなかったのでしょうか。

タケルさん
③について、沢野の押しが強くて抗しきれないのでしょう(敬子も言ってたじゃありませんか、「誰か好きな人がいれば、もっと強くなれると思うのですが・・」と)
敬子のような美人に男友達が少なすぎるというのは、そのとおりなんでしょうが、敬子にもし男友達がいっぱい居るとしたら(従って、男性のあしらい方も上手)、このドラマが成立しないように思いますが、いかがでしょう。

⑦について、今は男女が「付き合ってます」と言えば、まずHはしてるという時代で、それに対し45年前は、抱擁と遠慮がちに手を握るというつましさでした。稲葉家母娘の会話で「(結婚前の娘に)何かあったらどうするの!」「なんかって、何よ!」「なんかと言ったらなんかですよ!」というのがありましたが、これが当時の、世間一般の結婚観でした。(タケルさんも思い出されるでしょう?)
ですから、今仮にこのドラマがリメイクされ、時代設定を当時のまま、脚本もそのままということで作っても、今の若い人には感覚的に分からないでしょうね。

私が最近このドラマを見だしたとき、風景、生活感、言葉遣いなど、昭和の中でも高度成長期の空気感溢れる画面に、知らず知らずに表情がニヤけてしまい、心が和むのを感じて「なんだ、この癒され感は!」と独りごちてしまいました。

2013/08/15(木)16:31

 

にわかコマキスト

とことん探究さん
6時30分という時間は、多分会社が退けて、出来るだけ早く会えるように、ということで設定された時間なんでしょう。
とことん探究さんもおっしゃっているように、私もその時間が常態化していたのだろうと思います。
そして、スナックでは、雄一の方が早く着き待ってましたから、雄一の方が退社時間が早いのか、あるいは雄一の会社に近い店だったのでしょう。
敬子が店に入ってすぐ、店内の様子を窺おうと、まず奥を見る・・・店は狭いし、客は雄一しか居なかったので、(上げた視線の先にちょうど雄一の席があったということもあり)見回すこともなく雄一の姿は即座に視認でき、そのまま雄一に向かって進んできた、というところではないでしょうか。
敬子の性格から、スナックにたどり着くまで道々時間は確認してきているので「遅刻はしてない」と思いつつも、先に来て待っていた雄一に一応「ご免なさい・・」と、形の上では謝っておきます。これが本当に遅れたのだとしたら、「僕が早過ぎたんですよ」と言われても、さらに謝りの言葉を続けたのではないでしょうか。
きっと「いつもの時間で」と約束したでしょうから、「6時15分」ということはないと思います。(敬子の退社時間では無理だと思います・・ここは私の勝手な解釈)
・・・というわけで、「見回す」必要はないし、「ごめんなさい、おくれて」という必要もなかったということになりましたが、これも私の想像力のなさからくるものです。

2013/08/15(木)09:15

 

中華街

視れば視るほど 荒も見える。

いろいろありますが、2箇所ほど書きます。

*所長と中華食べて自宅の玄関で 敬子のスカーフが左向きなのに 玄関上がると右向きに。

*スナックシャドーで ボーイが雄一に「おかわりしますか?」と引き上げたはずのグラスが そのまま。


小巻さんの クセ? それとも名演技?

こまかく 速く 左右に眼を動かして視る仕草が なんとも男心を・・・

2013/08/14(水)23:20

 

vvv

瀬間千恵さんの歌声のシーンが好きです。
1回目は敬子の写真をみて驚き「逢ってたまるか、こんなのに」と放り出したけれど、夜中に水を飲み、チラっと写真をみて「やっぱり、逢ってみよう」と決める場面。
2回目は春浅い、日比谷公園で鳩に餌をやりながらのデートシーン
透き通るような高音が切なく胸に沁みます。 

2013/08/14(水)22:30

 

タケル

 「旅路の果て」様 ありがとうございます。「伊那節」ですか、初めて知りました。「伊那節」を歌うお父さんは味のある歌い方で好きです、プロの歌手ようだ。レコード出しているのかな?
 「とことん探究」様 マンション前での敬子の少し首を傾げた微笑のシーンをディスクの表紙にしているとは!私も表紙として取り出したいが、技術がないのが悲しい。あのような微笑されたらカイロ留学なんて捨ててもいいと思ってしまうのは、私だけだな。
 「3人家族」の問題点(このドラマは良い作品だが問題点も多いのがわかる(1話~8話までは未視聴))を取り上げてみよう。
 ①撮影時の背景の通行人等は仕込ではなく一般人のようで雄一・敬子・健・明子の背景で振り返って撮影を見ている人が画面に映り込んでいることが多い。
 ②主要メンバー(配役)以外の人(1~2回程度の出演)のセリフが台本の棒読み(へた過ぎ)。特に感動的シーンと思える社員食堂での退職のシーンは、実際の会社の食堂で撮影したのかお父さんと敬子のお母さん以外は、その食堂にいた社員を使ったのでしょうか、送別の言葉(課長であるお父さんへの感謝の言葉)が棒読みで悲しかった。全員素人でしょう?重要なシーン(お父さんが会社で良好な人間関係うかがわせる)と思えるだけに残念です。
 ③脚本の問題点。沢野の女が交際を止めさせようとして敬子の会社に押しかけて来ますが、そんな女(後日別れたとは云え)のいる男とダンスに行ったり(敬子のダンスが上手すぎるのにも不満有り)ドライブに行ったりするでしょうか?また、美人の敬子に雄一と沢野の二人だけの男友達とは考えづらい、もう少しの男友達がいてもいいはずだ。
 ④脚本の問題点。敬子と雄一のドライブの終わりでの抱擁シーン、何も言わずに抱擁するが敬子の思いを込めたセリフが欲しかった、例えば「私をしっかり抱きしめて、離さないで」これは絶対に必要でしょう。
 ⑤この作品は1968年制作で、私は当時18歳で大手企業の新入社員、その頃の給料は大手の企業でも安かったのを現在残っている給料明細書で確認しましたが、その後の5年~8年後には給料が倍増・3倍増となっていた時代の中で、「3人家族」の稲葉家のマンションは立派で高額だと感じさせますが、お母さんが一生懸命にロシアレストランのマネージャーとして働いた結果だとお母さんは言っていますが、給料はどれくらいだったのだろうと邪推してしまいます。
 ⑥稲葉家のお父さんの家を捨てた理由が「男としての将来が見えてしまい夢を失った状態から脱するために、妻と10歳と6歳の娘を捨てた」と敬子に話してるが、そんな希薄な理由で家族を捨てられるものだろうか、もっと別の重大な理由があったはずだ。大きな疑問だ。
 ⑦現代のTVドラマや芸能人の言動は、男との肉体関係が多いことをTVでひけらかす女芸能人、TVの画面で女との噂が絶えず隠そうともしない歌舞伎役者や俳優たちには、悲しい気分でいっぱいだ。そんなTV局に「3人家族」のようなTVドラマを求めるのは無理でしょうね。
 
 ※ 私の意見に対して、大いなる反論を沢山投稿してください。賛成の方もお願いします。

2013/08/14(水)20:37

 

にわかコマキスト

「小さな問題」(を象徴するシーン)なんですよ、あそこは。

雄一の海外留学で、最低2年間二人は会えなくなってしまうという、二人に大きく重くのしかかる問題は、このドラマ当初から雄一の留学試験で伏線が張られ、二人が会うようになってからでも、まさに昔からのコマキストさんが掲げる数々のシーンなどで、ことある毎に触れられています。
触れ方も、ストレートにだったり、ナレーションで語らせたりと多様です。
他のシーンでそんなに「二人にとっての大きな問題」について(それについての敬子の動揺や苦悩も)、数々描いて見せているにもかかわらず、なぜあそこなんでしょう?
私にとっての疑問は、「何故、ことさらあのシーンで『大問題を象徴させ』なければならないのか」(それは不自然でしょう)と云うことに尽きると言っても過言ではありません。
前にも申し上げたましたが、敬子にとっての大問題は、既に明子からの知らせで(敬子の中では)確定していたでしょう、前夜に。そのときに「なぜ、私へ直接知らせてくれなかったのだろう」という疑問も湧いたでしょう。
「『なぜ知らせてくれなかった?』と『なぜ会えないのか?』という問題は、雄一が『先約』を取り消して、敬子とShadowで会った段階で解決したはずです」とおっしゃってますが、それはちょっと違うんじゃなですか。
なぜならば、「仕草」はスナックでの出会いの(何時間も)前で、その時点では「解決」できていないでしょう。
むかしからのコマキストさんは、盛んに敬子は雄一のツレない態度のワケを理解しているから、敬子が反発するかのような態度を取るはずがない、というような趣旨のことをおっしゃってますが、まさに「そこがオカシイ」と私には思えるのです。

(前にも述べたように私は、電話では敬子が雄一の言動について理解した、とは考えていません)
やはり、あそこはその「小さな問題」を表現するシーンでしょう。

ここで、ちょっと製作(演出)サイドに立って考えてみましょう。

ものを蹴る、あるいは蹴るような行動は、一般的には怒りや失望を表していると受け止められます(・・と私は思います)。
敬子が物思いにふける様を描くのに(敬子の胸中を表すのに)そんな演出をするでしょうか?
もっと他の、例えば何か(または遠く)をじっと見つめる(見ているようで見ていない)顔を撮りつつ、矢島正明のナレーションをかぶせるとか、そのような演技をさせるのではないでしょうか。
そもそも、あの時点(電話と、健・明子の会話の間)に、敬子が寂しそうに物思いにふけるシーンを入れる必要性があるのでしょうか?
前後のシーンの脈絡から考えても首をかしげざるを得ません。

あのシーンは電話での会話を受けてのものであり、雄一のツレない態度に対する敬子の胸中を表したもので、それ以上でも以下でもないと思います。

2013/08/14(水)20:30

 

昔からのコマキスト

画面を精査して不自然なところがあったとしても、脚本・演出の意図とはかぎらないでしょう。ドラマは「現実」ではないのだから、不必要なリアリズムは省略するのは当然です。たとえば、とことん探求さんは


敬子はドアを空けて、しかも初めて来る店の入口でキョロキョロもせず、真っ直ぐに雄一のもとへ進み、開口一番「ごめんなさい!遅れて」・・とだけ告げているのです。


と書いておられますが、「入口でキョロキョロ」することがドラマの進行に必要なことであれば、そのように演出するでしょうが、不必要であれば、そうしたリアリズムは省略するのが当然です。あるいは、単に撮影のミスということもあるようです。2チャンネルにここの場面に関して


ドアを開けて入って来た時に小巻のスカーフが左向きなのに
2秒後に右向きに変わっていたり、無我が水割りのお代わりします。ボーイがグラスを引き上げたのに 小巻と対面しているテーブルにはグラスがそのまま。
別の場面については、
・・・それと、細かいことを言えば 朝の車内が満員なのに遠目で撮っている車両はガラガラ


という指摘があります。これらはあきらかに撮影のミスでこれらを基にして脚本・演出の意図を議論しても、有意義な結論は得られないでしょう!

2013/08/14(水)16:56

 

昔からのコマキスト

「仕草」は期待を裏切られ、ガッカリしていることを表している、と思います(にわかコマキストさんのコメント)。
 私にいわせると、こんな小さな問題ではなく、もっと大きな問題を象徴するために「仕草」は山田太一の脚本に取り入れられたというのが私の主張です。「なぜ知らせてくれなかった?」と「なぜ会えないのか?」という問題は、雄一が「先約」を取り消して、敬子とShadowで会った段階で解決したはずです。にもかかわらず、敬子はやけ酒を飲むようにして水割りを飲み、「あなたを好きにならなくてよかった、好きになっていたら2年間も会わないなんて我慢できない」「会ったほうがいいのか、会わないほうがいいのか分からなくなりました」「どっちにしても2ケ月足らずで2年間お会いできなくなる、2ケ月足らずで!」と言っています。あるいは、このあとの、下田ドライブ(23話)で、雄一は、「あなたの夢は何ですか?これからしたいことです」と言ったあとで、まずいことを言った、「自分たちの避けていた話題ではないか」と気づく。あるいは、24話の遊園地のデートで「目を閉じてといえば、雄一と敬子もある意味では目を閉じていた」「二人はまもなく来る別れと別れたあとの離れ離れの生活につとめてふれないというのが二人の暗黙の了解であった」を考えてください。くどいですが、二人の恋愛の最大の障害は雄一の留学試験の合格によって、二人が2年間別れなくてはならない、ということなんです。山田太一の脚本は、雄一の留学が決まったあとであらわれるこの大問題を象徴するために敬子に、問題の動作―霞が関ビルの外での行動「地面を蹴る」ようにして物思いにふける動作―をとらせたんだと思いますね!敬子のあの仕草は意味深なんです、にわかコマキストさんが考えておられる以上に意味深なんです!

2013/08/14(水)08:52

 

とことん探究

タケルさんのおっしゃる敬子の少し首を傾ける表情、最高に愛おしいです。
この番組録画ブルーレイ・ディスクの表紙に、使わせて頂いております。
私のベスト3シーンは
1.雄一が乗り遅れた電車の扉越し、見つめ合いのシーン。
2.「会ってたまるか!こんな女」・・と、強がる雄一の投げた写真に、黄色いマフラー姿の敬子が写っているシーン。
3.雄一が風の中、タバコに火を点けるのを敬子がコートで覆う、すぐに離れる雄一を悲しそうな目をして見つめるシーン。

もう、胸が詰まって説明なんて出来ません。

2013/08/14(水)00:28