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名作劇場 木下恵介生誕100年 木下アワー3人家族

番組へのメッセージ

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とことん探究

「Shadow」でのシーンを何度も見ました。
前回「Shadow」で与えられている情報を以下のように6点列記し,両論併記しました。
1.雄一はグラスをほぼ9割程度飲み干している。
3.「ちょっと遅いな!」「何かあったのかな?」、と不安げな表情で入り口のドアに目をやる。(もし定刻前であれば、チラっと入口ドア付近に目をやっても、眉間にシワを寄せてのああいう目はしないはずで、やはり敬子は遅れているのか?)
2.マッチの軸を2度細かく折っている。(かなり手持ち無沙汰のよう。20~30分は経過している?)
4.敬子が来店したのは6時28分か29分でほぼ6時半。(約束は6時半かも?以前、雄一は初デート時に「6時半に」とさらりと告げていてこの時間が半ば習慣化、もし遅刻だとしても6時30分ピッタリというのも偶然すぎる。)
5.「ごめんなさい、遅れて・・」、とだけ言っている。(約束通りに来たとしても、先に来ている相手への礼儀かも知れない)
6.「僕が早過ぎたんですよ」と雄一。(敬子の遅刻に、優しく配慮した)
・・と、前回までは自分でも7:3で定刻前到着かな?
しかし、遅刻の演出のほうが奥深味が出る。と書きました。

この中の5番の場面をもう一度、ビデオでよくご覧になって見て下さい。

もしここで、敬子が定刻前に来たとします。少し不自然だとはお思いになりませんでしたか?
携帯のない時代、一般電話での約束待ち合わせです。今みたいにリアルタイムに相手の情報は入ってきません。
もし定刻前到着では、待ち合せ場所に同時到着の鉢合わせでない限りは自分が先かも知れない、後かも知れないのです。
熟年の方、若い頃を思い出して下さい。
当時の「アベックの逢いびき」では、定刻前到着では入店してみるまでは、どちらが先か後かは判明しなかった訳です。あえて言いますが定刻前に到着した場合には!
それなのに、敬子はドアを空けて、しかも初めて来る店の入口でキョロキョロもせず、真っ直ぐに雄一のもとへ進み、開口一番「ごめんなさい!遅れて」・・とだけ告げているのです。
すでにもう、ここに!この店の中に!
「雄一が到着して待ちわびて居る。」という前提のようにです。
私にはこの一連の動作に、敬子がすでに店外からの、時間に遅れたときの準備があっているかのように思えてなりません。
時間に遅れているからこそ、この言葉を一番に出す準備をして入って来ていると思えるのです。

もう一つ大事なポイントが、
先にも述べましたが、例え定刻前到着の場合でも、必ずどちらかが先、どちらかが後になるわけです。
「定刻内でも謝る」、という律儀さなら、どの位待たせてしまったかが非常に気になるところだと思うのです。
謝る前にまず、相手のグラスの飲物の残り、タバコの吸殻等々・・待たせた人のテーブルの痕跡をじっと見て、どの位待たせたかを察して、
「ごめんなさい、どの位待ちました?」とか、「随分お待たせしたみたいで・・」とか、それ相応の謝り方につなげると思うのです。
それなのに、見廻す素振りなしで、開口一番で、「ごめんなさい!遅れて」なのです。
以上の様子から、6時15分の約束に敬子15分の遅刻、雄一は6時到着の30分の待ち、と見ましたが、如何でしょうか?
ぜひ、客観的なご解説お願いします。

とにかく、このドラマは意味深場面が実に多いです。
雄一がまだ着いていないかも知れないという、入口での探す素振りや、テーブルを見回し「待ちました?」等が一つでもあれば、迷わないのです。

「待てよ、もしやこれは演出家のイタズラなのか?」・・・ですから、私達ハマってしまったのです。

2013/08/14(水)00:23

 

昔からのコマキスト

タケルさんへ
「あなたにとって最高のシーンはどこですか。」⇒「私のすきなシーン」(7/31)および「訂正と疑問](8/01)で書きましたので、ご覧ください。私は少々ひねくり者なので、こんな場面を面白く感じています。

とことん探求さんへ
「Shadowで与えられている情報は以下の6点です」⇒もうひとつ重要な(?)情報は、「すいているんですね」「食事の前にこんなのもいいかと思って」とあるので、このバー(スナック?)が敬子にとってははじめてであり、雄一がこのバーで落ち合うことを提案したことがわかる。⇒したがって、雄一としては早めに行き、敬子を待つとしても不思議ではないし、敬子にはこのバーがはじめての店だったので、いろいろ道を間違えたりして、到着までに時間を余計に要し、6:30PMの約束の時間までぎりぎりまでかかってしまったことが十分考えられる。
いずれにしろ、とことん探求者さんは敬子が遅れたわけではない可能性が高いと知りながら、そうでなかったら面白いだろうと空想を楽しんでおられる「確信犯」なのだから、これ以上突っ込んでみても意味がないでしょう。
意味深な場面といえば、前のコメントで書いた「このバーでの敬子は、やけ酒を飲むようにして水割りを飲み、雄一に「そんなに急に飲んじゃ!」と注意される」と書いた場面です。私の解釈では、それに続く「あなたを好きにならなくてよかった、好きになっていたら2年間も会わないなんて我慢できない」「(誰でもいいから)結婚しちゃおうかと考えているんです」「どっちにしても2ケ月足らずで2年間お会いできなくなる、2ケ月足らずで!」という言葉からわかるように、この部分は、雄一の留学試験の合格によって、雄一との2年間の別れが確実になったことが敬子を絶望に陥れているとは言わぬまでも、彼女の心を重くしていることが示唆されているのだと思っています。

2013/08/13(火)23:21

 

旅路の果て

 タケル様

 第24回で耕作(三島雅夫さん)が酔って、「桑の中から 小唄がもれる」と唄うのは「伊那節」です。
 詳細については、マヤの暦さん作成の「木下恵介アワーの世界」の「3人家族の世界」のサイト、「メロディー、その時代に」に記載されています。
 参考になれば幸いです。

2013/08/13(火)20:19

 

にわかコマキスト

タケルさん
マンション前で別れがたい二人の会話
「意志が弱くて困るよ」
「お互いさま」と言いながら、ごく自然に腕を絡める・・・・というのもいいですが、私の好きなシーンは、最終回で二人が昼食後、会社に戻る道を急ぐところ、ですね。
以下の点で好きです。

①ちょっぴりワガママを言うところは、小巻さんがとてもかわいらしく演技をしている
  (全然「わがまま」じゃありませんよ)
②「さ、腕を組もう」
 「(周囲を気にしながら)いいの?会社の人に見られるわよ?(会社の人が通るわよ?)」
 「構うもんか、見たい奴は・・・」
 「ウソみたい・・・・」
 「ボクは君に遇って変わったんだ」
 「ごめんね」・・・この会話もいい
③まったく、こんな可愛くて美しい女性を連れていれば、周囲にこっちから見せびらかしてやりたくなるというものです
 (昔からのコマキストさんの受け売りです)
④春たけなわのシーンのハズなのに、「喋るとき息が白いやんけ!」とツッコミどころがあるところ
  (これも、中華街さんが第21回のシーンのことを言ってた時の受け売りです)
⑤シアワセ感が画面に溢れていて、こっちにまでそのおこぼれが来るような

・・・ブサイクな私と雄一を置き換えて、自然と顔がニヤつきながら見てます。

またひとつ、どうでもいい話題。
上記のシーンで敬子が着た衣装は、以前に敬子が同僚を連れて、雄一に出くわすことを期待しながら日比谷公園を歩いたときのものと同じですよね?
このように敬子が一度着た衣装が、また別のシーンで出てくるという、使い回しをしてることに気がつきました(誰でもすぐ気がつく)。敬子が着るどの衣装も、必ず複数回登場してくるのではないでしょうか。
多くのアパレルメーカーに協賛させている最近のTVドラマでは、あまりないことではないでしょうか。
当時の経済情勢とか、社会的な背景があってのことでしょうが、この方がリアリティがあっていいかも知れません。

さらに、無我さんの家で食事を摂るときの演技は、いただけませんね。
箸でやたら茶碗の中をつっつくのと、ご飯でもおかずでも、口に入れるのは箸の先にほんのちょっとつまむだけ。
しかも表情がちっともおいしそうでない。

2013/08/13(火)19:56

 

タケル

 6月頃メッセージを送りましたものですが、懐かしく開いてみたら(放送終了のため検索が難しかった)こんなに盛り上がっているなんて(霞が関地団駄キックとか)驚きです。現在、「二人の世界を」見ていますが、自分が20歳の頃の放送で会社員として2年目で会社の寮に住んでいたためTVは集会室に1台だけあり、見ることはできませんでした。
 現在「二人の世界」を見て堪能していますが「3人家族」のほうが共感できる部分が多く好きです。14歳でジャニーズの「あおい輝彦」さんの歌は素晴らしいです。歌といえば「24話」の最後のほうで「お父さん」が歌う歌は何?、民謡なんですか?知ってる人がいたら教えてください。
 私は「3人家族」を「9話~最終回」までしか視聴できませんでしたが、その中の名場面として「23話」の敬子のマンション前での別れを惜しみながら、雄一の靴音に耳を傾け、靴音が止まる、お互いに振り向く、敬子の顔にカメラが徐々に近ずく、敬子は少し首を傾げる(この時の美しいさ・かわいいさ)シーンは最高で何度も見返しています。あなたにとって最高のシーンはどこですか。
 見逃した部分の再放送はBS11では無理かもしれないと思うと大変残念であり、多くの人が同じ気持ちだと思います。検索してみたらケーブルTV(有料)のチャンネル銀河(652Ch)で9/7~(土・日以外)朝8:00~9:00まで放送されますが、なにせ有料ですから(私は契約済み)。
 これからもこのような良い番組(私たちにとって良い番組かな)が多く放送されることを祈って、このサイトを盛り上げて沢山の書き込みしましょう。 

2013/08/13(火)01:49

 

とことん探究

昔からのコマキストさん、問題点ご指摘有難うございます。
それから、にわかコマキストさん、新情報と、其の節は敬子の切ない「垣間見」?空想場面にお付き合い頂きまして有難うございます。
なるほど、Purple Shadowsの「小さなスナック」は、ドラマと同年3月リリース、9月には松竹から映画も発表されているみたいですね!
「Shadow]が「Purple Shadows」からとったもの?制作裏話として、ぜひそうあってほしいです。
そういえば、「2人の世界」は「小さなスナック」に夢を託す話でした。

昔からのコマキストさんがご指摘の遅刻の場面はおっしゃる通り、それは考えました。
敬子は定刻通りに来ていたのであって、実は遅刻はしていなかったのではないのか?・・とは十分に取れます。
おそらく7:3位の割で遅刻は無かったとさえ思えます。
しかし、敬子にも人間臭い一面が少し覗くというか?遅刻させたほうの演出が私は好きです。
物語に深みを感じ、何かワクワクさせます。
もし、遅れて来たとしたら、雄一はどの位待たされたのか?
なぜ、敬子は遅れて来たのか?
意図的なのか?
いや、遅刻はしていなかったのではないのか?
ここで先に申しました、各視聴者が脳裏に描く空想のシーンが、それぞれに繰り広げられて行きます。
(少なくとも私には、嫌というほど広がってしまいます!)
さながら推理小説並みの演出が「Shadow」の遅刻シーンではなされていると思うのです。
さて、「Shadow」で与えられている情報は以下の6点です。
1.雄一はグラスをほぼ9割程度飲み干している。
3.「ちょっと遅いな!」「何かあったのかな?」、と不安げな表情で入り口のドアに目をやる。(もし定刻前であれば、チラっと入口ドア付近に目をやっても、眉間にシワを寄せてのああいう目はしないはずで、やはり敬子は遅れているのか?)
2.マッチの軸を2度細かく折っている。(かなり手持ち無沙汰のよう。20~30分は経過している?)
4.敬子が来店したのは6時28分か29分でほぼ6時半。(約束は6時半かも?以前、雄一は初デート時に「6時半に」とさらりと告げていてこの時間が半ば習慣化、もし遅刻だとしても6時30分ピッタリというのも偶然すぎる。)
5.「ごめんなさい、遅れて・・」、とだけ言っている。(約束通りに来たとしても、先に来ている相手への礼儀かも知れない)
6.「僕が早過ぎたんですよ」と雄一。(敬子の遅刻に、優しく配慮した)

私は意図的遅刻と、あえてとりました。
それは女性心理から来る小さなお芝居であり、そして可愛い強がり、抵抗にも似たものだと思います。
第5話にも敬子のそんな性格を匂わす場面が登場しています。
せっかくの初会話時、雄一につれなくされて次の朝、雄一を追っかけてると思われるのが嫌で、「いつもと別の車両に乗ってしまおう。」というくだりです。
しかし通常はこの大事な局面に、このような女の小さな恋愛駆け引きなどするものか?と考えます。
とにかく、このドラマは意味深場面が実に多いです。
「待てよ、もしやこれは・・・?」・・・と、そうさせる演出が凄いのです。
ですから、私達ハマってしまったのです。
「両コマキストさん」に限らず「3人家族」のファンの皆様、意味深な場面等あったら、ぜひお教え下さい。

2013/08/12(月)23:02

 

にわかコマキスト

(1より続き)
Shadowでの敬子の言動との関連についても触れてらっしゃいますが、雄一が見せた言動が、敬子のことを思い遣ったものだったと彼女が理解していれば、返ってあのような言辞は吐かないと思います。「あなたのことを好きにならないで良かった」などと強がってみせることはないのではありませんか。(ましてや、この日以降、二人は気持ちを切り替え、「これからは友達として会うことにしよう」と自らに言い聞かせ、2年の別れを迎えることにしたのではないですか)
雄一は(敬子が)理解してくれていないと思ったからこそ、「仕事のために結婚しないなんて滑稽に見えるでしょうね」と説明に入らざるを得なかったのではなかったかと、今、思い至りました。
「すぐ知らせていただけると思ってましたのに・・」
(中略)
「考えてみると、あまり良い知らせではないような気がして・・・」
「良い知らせに決まってるじゃありませんか、おめでとうございます」
「ありがとう」・・・・・この会話のやり取りのどこでお互い理解し合えたということが読み取れるのでしょうか。(電話での敬子の胸中は、「理屈で割り切れる」状態ではなかったと申し上げたいのです)

それと「遅刻」について、私も昔からのコマキストさんと全く同じような感想を持ちましたが、とことん探究さんも「空想」だし「流して下さい」とおっしゃっているのですから、スルーしておけばよかったのではないですか。

2013/08/12(月)20:29

 

にわかコマキスト

「仕草」をどう解釈するかは、雄一と敬子の電話でのやり取りを敬子がどのように受け止めたかにかかってくるような気がします。(「仕草」は電話でのやり取りを反映したものに他ならないと思うからです)
昔からのコマキストさんは、そのときの敬子は雄一の言動の一つ一つを冷静に受け止め、「ロジカルに考え」を巡らし理解した、とお取りのようです。ですから、ビルから出てきた時点では憤慨したり、がっかりしたりする理由が敬子にはなく、従って「仕草」は「物思いにふける」ことを表している。
これに対し、私は逆で、まさに昔からのコマキストさんの①と②が「仕草」の原因だと思ってます。それらについて敬子が「認知」はできたのでしょうが、「理解」するまでは至っていないと思っています。
そもそも、電話したのは「おめでとう」と「帰りにお目にかかれます?」を言うためであって(少しは「何故すぐに知らせてくれないのか」と詰るためも)、「確認」のためではないでしょう。
その時点では、敬子は雄一のことを理解できていなかった。従って「仕草」は期待を裏切られ、ガッカリしていることを表している、と思います。(2へ続く)

2013/08/12(月)20:21

 

にわかコマキスト

とことん探究さんの作った台本素晴らしいですね。

文章が、このドラマで語られるナレーションの語調とぴったりマッチしていて(文を短めに切るところ、「小さな演出」、「少し嫌であった」がキモではないですか)、
「ちょっと遅れて行こう・・」という、矢島正明のナレーションが聞こえてくるようです。

私には、雄一の「やはりあなたと会いたい」という電話のシーンを何故入れなかったのか、どうしても解せません。
「友達との先約」に敬子ががっかりさせられたあと、健と明子のやり取りのシーンをはさんで、夜いきなり二人が会うシーン。これで視聴者には「あ、やっぱり会いたいと連絡したんだ」とわかりはしますが、唐突すぎるというか、省略しすぎといったらいいのか・・・じゃないでしょうか。

どうでもいいことなのですが、Shadowは「バー」ではなく、お酒を飲む場所として当時流行っていた「スナック」だったのではないでしょうか。(このドラマのあとの「二人の世界」でも、スナックが舞台でした)
ちょうどこの「三人家族」放映当時(製作が始まっていたであろう時期)、グループサウンズ(ってご存じですか?)「パープル・シャドウズ」の「小さなスナック」が日本中で大ヒットしました。
店名のShadowは、そのPurple Shadowsからだったのでは?と思っています(考えすぎ?)

2013/08/11(日)16:37

 

昔からのコマキスト

敬子の行動をロジカルに考えるとは、まさに敬子の身になって理解することです。敬子も多少とも合理的に行動しているなら、敬子は雄一の行動を雄一の身になって考えているはずで、雄一に電話することで、
①雄一がなぜ自分に留学試験の合格を知らせなかったか
②雄一がなぜ今夜会えないのか
を理解したはずです。したがって、敬子の身になって考えると、霞が関ビルの外での「地面を蹴るような仕草」は①、②のいずれの結果でもないと考えられるのです。それでも、敬子も人間だから、理屈では割り切れない感情(わだかまり等)があるのではないかと主張されるかもしれませんが、私はそれを否定するつもりはありません。私が言いたいのは、それだけではなく、敬子にとってそれよりも大きな悲しみ―雄一との電話で確認された、もうすぐ来る2年間の雄一との別離―が敬子の心に重くのしかかって、物思いにふける「地面を蹴るような」行動になったのではないかと言っているのです。

2013/08/10(土)07:16