主人公のチャ・ボングンは卓越した才能を秘める熱血サッカー選手。しかし、突然チームの解散が決まり、プロの道を諦めて働くことを決心する。一方そんなボングンの才能を見抜いたスポーツエージェントのカン・ヘビンは、ボングンをスカウトしようとするのだが、その矢先に自分が事務所を解雇されてしまう。さらに車が故障してしまい、ドシャ降りの中で立ち往生。そんな時、偶然通りかかった屋台を引くボングンと運命的に出会う...。
レストランでアルバイトを始めたボングンは偶然デート中のヘビンとチャン・スンウに再会してしまう。スンウに因縁があるボングンは思わず殴りかかってしまい、ひき逃げの前科があることをヘビンに知られてしまう。それでもヘビンはボングンのスカウトを続けるのだが、ボングンはヘビンを「スンウの仲間」と見なして入団テストを拒否してしまう。そんな時、ボングンの愛する妹ビョルが説得を重ね、ボングンは再びサッカーへの情熱を取り戻し、FCソウルの入団テストに向かう・・・。
FCソウルの入団テストに合格したボングンだったが、自分が高校時代のライバルであるイ・ドンホのオマケで入団したと知りショックを受ける。さらに、目の敵にしているチャン・スンウがFCソウルの顧問弁護士ということを知り、愕然とする。一方ヘビンはFCソウルのオーナーの娘であることを隠したまま、イ監督と酒を飲み、ボングンの起用を懇願する。何とかチャンスを勝ち取ったヘビンだったが、その後酔いつぶれてしまい、電話で呼び出したボングンに担がれ、彼の家に泊まってしまう・・・。
FCソウルのイ監督は、ボングンがかつての天才チームメイトの息子であることに気づいていた。ヘビンの説得もあり、監督はボングンを控え選手として登録する。すると、エースのイ・ドンホが試合中に負傷し、思わぬ形でボングンにチャンスが訪れる。鮮やかにシュートを決めるボングンだったが、ゴールは惜しくもオフサイドとなる苦いデビュー戦となってしまう。その翌日、ボングンは顧問弁護士チャン・スンウに恨みを持つ男に誘拐されるヘビンを目撃し、スクーターで追跡するのだが・・・。
ボングンはヘビンを助けるために川に転落し、意識不明の重体となって病院へ運ばれてしまう。ボングンの助かる見込みは無いと連絡を受けたスンウは、因縁の過去を振り返り、笑みを浮かべる。しかしボングンは奇跡的に一命を取り留める。ヘビンの献身的な看護もあり、その後ボングンは意識を取り戻すのだが、長時間にわたる呼吸停止の後遺症によって記憶喪失になっていた・・・。そして、何も思い出せないボングンの前にスンウが現れる・・・。
記憶喪失のボングンは、手違いで同じ病院の「自称バットマン」と一緒に精神専門医療センターに運ばれてしまう。その様子を見ていたスンウは密かに医療センターを訪れ、ボングンの保護者を名乗って彼を監禁してしまう。事情が分からないボングンは必死で正気を訴えるが、センターの職員は誰一人信じようとしない。途方にくれる中、ボングンは甥に財産を奪われ医療センター送りにされたエジャと出会い、すぐ打ち解ける。そしてボングンは面会に現れたスンウを見て、ついに記憶を取り戻すのだが・・・。
記憶が戻ったボングンは、医療センターからの脱出を試みるのだが、ことごとく失敗してしまう。一方、スンウはボングンの捜索を続けるヘビンに不安を感じ、彼を別の施設へ移す手続きを始める。その頃ヘビンは、ボングンが病院で親しくしていた「自称バットマン」の事を思い出し、彼が入院している医療センターを突き止める。しかし、センターはボングンの家族ではないヘビンに彼の所在を教えようとはしなかった。そんな中、大雨の影響で老朽化していた病院が倒壊を始め・・・。
無事に帰宅したボングンのもとにヘビンが駆けつける。しかしその場にいたボングンの幼馴染のヨニが事件の発端であるヘビンに激怒し、契約破棄を突きつける。その場を去るボングンだったが、その後、サッカーに全力を尽くすと決め、ヘビンとの二人三脚を決心する。チームに復帰したボングンは、無断でチームを離脱した罰として訓練や試合から外されてしまうのだが、1人で黙々と自主トレーニングを続ける。そんなボングンに対し、スンウはボングンの逮捕歴をチームに密告する・・・。
逮捕歴の噂が流れたボングンはチーム内でさらに孤立するのだが、それでも一人黙々と練習を続けていた。一方ヘビンはボングンの試合感覚を維持する為、ユース代表との練習試合に出場させるよう監督と交渉する。そんな中、チームメイトの嫌がらせは加速し、ついにボングンは彼らの前に立ちはだかる。しかしボングンはキレることなく冷静に、「嫌がらせはやめてサッカーで正々堂々と勝負しろ」と言う。その様子を見ていた監督はボングンを選手登録し、練習試合の日を迎える・・・。
練習試合でゴールを決め、ヘビンや監督の期待に応えたボングンは妹ビョルの誕生パーティーの為に久しぶりの外泊許可を得る。そしてビョルへの誕生プレゼントにと目をつけていたノートパソコンを手に入れる為、急遽ショッピングセンターで行われる「のど自慢大会」にヘビンと出場してしまう。なんとかノートパソコンを手に入れたボングンはヘビンと別れ、ビョルの誕生パーティーに駆けつけるのだが、そこでヘビンも誕生日だと聞かされる。それを聞いたボングンはすぐにヘビンの家へ向かうのだが・・・。
念願の一軍登録を果たしたボングンは髪を短く切り新たな覚悟を見せた。そんな姿を見た居候中のエジャは、ボングンをデパートに連れて行き、スーツや靴を贈る。さらにレストランのチケットを与え、以前医療センターで出会った女性(ヘビン)を夕食に誘うよう促す。ボングンは慣れないスーツと高級レストランに苦戦しながらも、なんとかヘビンとのデートを果たす。しかしその夜、幼馴染のヨニから愛の告白を受けてしまう。複雑な想いが交錯する中、ボングンは試合に向かう・・・。
ボングンは大事な試合でゴールを決めチームを勝利に導いたが、その最中にライバルであるイ・ドンホのひざに致命的な怪我を負わせてしまう。数日後、ボングンは試合を観ていた大手エージェントからJリーグへの移籍を条件に多額の契約を申し込まれる。しかしそれはスンウがボングンをヘビンから引き離すための罠だった。ボングンはヘビンの事を考える一方で、ビョルの医療費や、ドンホの選手生命を奪ってしまった責任から、移籍の話を断りきれない・・・。
ヘビンに特別な感情を抱き、思わずキスをしてしまうボングンだったが、ヘビンからは「選手としか見ていない」と言われてしまう。その一方で、愛を告白されたヨニへは、「好きだけど異性として愛しているわけではない」と伝え、気まずくなる。プレーオフまで残り3試合、さまざまな感情が沸き起こる中、ボングンは以前断った移籍の件で挑発してきたスンウを思わず殴ってしまう。その光景をFCソウルのオーナーが見てしまい・・・。
スンウを殴る場面をオーナーに目撃されてしまったボングンは、チームを追放されてしまう。へビンは追放を取り下げてもらうべく、オーナーである父親に掛け合うが、その条件は「エージェントを辞める事」だった。ボングンに命を救われた恩があるヘビンはこの条件をのみ、真実を隠したままボングンに契約解除を申し出る。ボングンは釈然としないままチーム復帰を果たすが、その後、勝ち誇ったスンウからヘビンがオーナーの娘で、チーム復帰の条件はエージェントを辞めることだったと知らされる・・・。
ボングンはオーナーに直談判し、チームをプレーオフへ導いたらヘビンにエージェントを続けさせるという賭けをする。その一方でビョルの病気が再発し、ボングンは多額の手術費用が必要になってしまう。その情報を聞きつけたスンウはボングンに金を渡し、ひき逃げ事件の真相を闇に葬ろうとするが、ボングンはこれを拒絶する。その後、ボングンはエジャから多額の財産を相続するのだが、その件を知ったスンウは、ボングンが老婆から財産を奪ったとマスコミに話し、再び社会的抹殺を計る・・・。
ヨニからスンウの本性を知らされたヘビンは、全ての始まりであるひき逃げ事件の真相をボングンに尋ねる。最初は「関係ない」と口を閉ざすボングンだったが、ヘビンの強い想いに動かされ、二人は信頼関係を取り戻す。そして、プレーオフを賭けた最後の試合直前、ボングンは控え室で監督やチームメイトと勝利を誓う。テレビ中継を見守る家族。手術室に向かうビョルからの激励の電話。「...必ずゴールする!」
ボングンの運命を賭けた最後の戦いが始まる...!
イジらないで、長瀞さんを再放送してほしいです。是非、よろしくお願いいたします。