番組紹介
食材豊かな秋。
紅葉の時期だからこそ楽しめる京都の味わいがあります。番組では、紅葉の風景とともに、季節の料理や食材を味わいながら、それらにまつわる浪漫あふれる物語を紹介。京都の老舗ならではの珠玉の旬の一皿をはじめ、中継の舞台に関連した精進料理、希少な食材を使って作り出すスイーツなど、紅葉の季節にふさわしいグルメをご紹介。
今年の中継の舞台は、「お東さん」で親しまれている東本願寺の通常非公開の宮御殿。
ゲストにお迎えするのは、俳優の常盤貴子さんと、和楽器とロックを融合させた新感覚ロックエンタテイメントバンド「和楽器バンド」で津軽三味線を担当する蜷川べにさん。解説には、国際日本文化研究センター井上章一所長をお迎えし、KBS京都・BS11の共同制作でお送りします。
秋を彩る様々な食物語、蜷川べにが奏でる三味線と紅葉が織りなす、彩り豊かな魅力を愉しむ風雅な2時間を
たっぷりお楽しみください。
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メイン舞台 東本願寺・宮御殿(通常非公開)
京都の玄関口、京都駅に近くにある浄土真宗・真宗大谷派の本山で、広大な敷地に建てられた世界最大級の木造建築物である御影堂や阿弥陀堂、山門など大規模な建築物で知られています。今年は浄土真宗の宗祖・親鸞の誕生から850年、浄土真宗が開かれて800年にあたる年で、春には50年に1度の慶讃法要が営まれました。宮御殿は、通常非公開で旧大宮御所から移築された書院造の建物。宮御殿の前には、紅葉が植えられた庭園があり、借景に御影堂をのぞむことができます。今秋、宮御殿を含む建物14棟などが重要文化財に指定されました。
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中継先 その1 光明院
東福寺塔頭。庭の苔がとても美しいことから「虹の苔寺」の別名をもつ寺院。歴史は古く明徳2年(1391)、金山明昶(きんざんみんしょう)によって創建。「波心庭」とよばれる庭園は、白砂の枯れ池と苔を巧みに調和させ、雲紋状に刈り込まれたサツキやツツジを背景に、洲浜状の枯れ池に三尊石(釈迦三尊、阿弥陀三尊、薬師三尊を表している)を配した枯山水庭園です。
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中継先 その2 勝林寺
天文19年(1550)に創建された東福寺の塔頭。財福、戦勝の神とされる毘沙門天王像を本尊とし、東福寺の鬼門(北方)を守ります。本堂は江戸時代に近衛家の大玄関を移築したものと伝わり、その前にモミジが美しい庭が広がっています。
秋を彩る食物語
東本願寺の法要でいただく精進料理「お斎(とき)」
東本願寺の飛地境内地、渉成園に残る「あるもの」をイメージして作った料理とは?
旬の食材を使って有名パティシエがオリジナルスイーツを創作!
美麗!老舗料亭の珠玉の旬の一皿
語り継がれる浪漫あふれる物語と紅葉風景...隨心院、祇王寺 ほか
など、京都ならではの秋を彩る食物語をお届けします。
出演者・スタッフ
【ゲスト】
常盤貴子さん コメント
そうか、もうこの季節だったんだ」と訪れるたびに思い出させてくれる京都の街。
慌ただしさの中でも、ふと顔を上げ「ちょっと眺めて一息ついてみようかな」と思えるような、そんな紅葉生中継となりますように。
【司会】
遠藤奈美(KBS京都アナウンサー)
【解説】
井上章一(国際日本文化研究センター所長)
あらためて京の食文化の奥深さを知ることができました。
紅葉とリコリス(彼岸花)の赤に染まる中で、蜷川べにさんの弾く津軽三味線が、流麗で情熱的なのが印象的でした。
常磐貴子さんもお淑やかな美しさで惚れ惚れします。「京都画報」初めて知りました。これから、視聴させていただきますね!