番組紹介
グラミー賞受賞で更に世界的に知られるようになった小澤征爾。
レジェンド的指揮者である彼が、自身の音楽への夢と情熱を繋ぎたいとスイス国際音楽アカデミーを開校。
24人しか受講できない狭き門であるこの音楽学校を取材した。
闘病生活をしながらも、音楽に情熱を注ぎ続ける小澤の姿と、自身の音楽のルーツや、師への想いを語った独占インタビューも収録している。
2015年7月2日、パリにある現代アートの発信地ルイ・ヴィトン・ファウンデーション(フォンダシオンルイヴィトン)で若い音楽家たちによるコンサートが開催された。
演奏するのは、小澤征爾により10年前から開校されるようになった、スイス国際音楽アカデミーの生徒たち。
生徒たちが演奏するのはグリーグ・ホルベルグ組曲。小澤の指揮のもと、真剣な眼差しで演奏する生徒もいれば、笑顔を浮かべながら楽しそうに演奏する生徒もいる。指揮者を観客から見守る中には小澤征悦の姿もある。
コンサートの2週間前。毎夏、スイスのブロネーで2週間に及ぶ音楽講習が行われ世界中から生徒たちが集うが、狭き門で選ばれし24人、6組のカルテット(四重奏)の音楽家しか受講できない。
生徒たちは2週間、小澤の元で学び音楽への情熱を分かち合った。
番組では、アカデミーに集った生徒や講師たちの小澤への想いをインタビューを交えながら紹介している。
追悼放送をお願いいたします。