ヨーロッパミステリーの中でも、フォイルとモース、シドニーチェンバースが大好きです。
女性にモテモテの人間くさい牧師さんは、味があって個性的。アマンダとどうなるのかもとても気になります。3.4と続いてくれる事が決まって本当に楽しみです。

せめぎ合う自己の欲望と理性の間で、感情の波を揺れ動きながら、人間が真っ当な人間として有ろうと努める生き様は、既に使い古されたパターンであるのに、今現在の加速度的情報社会において、それは全く新しいストーリーとなっている。このドラマの魅力足る所以はそこにあると思う。

英国の1910年～1920年代はダウントンアビー、1930年代名探偵ポアロ、1940年代刑事フォイル、1960年代刑事モースと見てきましたが、1950年代が抜けていた。この番組は、そこをうまく埋める名作です。英国旅行の際にも、地元の人たちと「見ましたか？感想どうですか？」と話題になります。ずっと見てゆきたい番組です。

インターネットや携帯電話という情報ツールのない時代、限られたローテク情報と自分自身が見た聞いた体験に基づいた五感を頼りに、事件の謎解きに人間臭く迫っていくストーリーがたまらなく小気味よい。シーズン2も益々拍車がかかって、非常に楽しみです。これからも秀逸な海外ドラマ提供をお願いします。