番組紹介
1976年、パリでフランスワインとカリフォルニア・ナパワインのブラインドテスト(銘柄を隠しての試飲会)のイベントが行われた。結果は大方の予想を裏切って、当時無名だったナパワインが優勝。フランスはプライドを大いに傷つけられ、審査結果を口外しないよう指示したといわれ、「パリスの審判」と呼ばれた。
米仏は10年ごとのイベントを約束したものの、10年後、30年後のブラインドテイストでもナパワインが圧勝。40年後の2016年にはこのイベントは行われなかった。
そこで日本在住のワイン愛好家が、40年目のブラインドテイストを東京で復元することを決めた。出品は40年前の「パリスの審判」で出されたまったく同じもの。もっとも、このイベントは米仏ワインの優劣をつけることよりも、ワイン史にとって重要なイベントを振り返りながら、ワイン全体の発展を祝うことを目的とした。
番組ではテイスティングイベントと、ビンテージワインを楽しむために集まった200人のパーティ、さらに40年前に優勝したナパワインのオーナーのインタビュー。また、ナパワインの歴史を現地映像をまじえて紹介し、専門家と専門店による日本で手軽に飲めるおすすめのナパワインをチョイスする。
見ている人をナパワイン通にする1時間。
ナビゲーター:小宮悦子
再放送 希望。