2026/06/30 18:00
アニメ
NEW 『LV999の村人』、世界の“常識”を疑え!猪股慧士×東山奈央×島崎信長×石見舞菜香が語る期待の裏切りと圧倒的スケールの物語「面白さがクレッシェンド」
『LV999の村人』キャスト声優たちが作品の見どころを語る(左から)島崎信長、猪股慧士、東山奈央、石見舞菜香 (C)ORICON NewS inc.
シリーズ累計発行部数380万部を突破した人気小説を原作とするテレビアニメ『LV999の村人』が7月1日からテレ東、BSフジで放送がスタートする。剣と魔法の世界【アースクリア】。この世界では、レベルと生まれながらの「役割」を人々は宿命づけられている。戦士、武闘家、僧侶、魔法使い、盗賊、商人、狩人、呪術師、王、賢者、勇者、そして最弱の「役割」村人。そんな村人でありながらレベル999に至り、定められた生き方にあらがう主人公が、魔王の娘と出会い、魔族と人間の共存を目指していく…。
オリコンニュースでは、主人公・鏡浩二役の猪股慧士、アリス役の東山奈央、レックス役の島崎信長(※崎はたつさき)、クルル役の石見舞菜香にインタビュー。役や作品の魅力、自身がレベル999になりたいことなどを聞いた。
■鏡は「一般的な人間寄り」猪股が苦心した力のさじ加減 東山が驚いた「水をゴクゴク飲む」ようなセリフ回し
――皆さんが演じられているキャラクターについてお聞きします。鏡は村人ながら誰よりも強い一方、人としては自然体で親しみやすい人物でもあります。鏡を演じる上で大切にした部分を教えてください。
【猪股】 ファンタジーの世界ですが、なるべく現実の人間としての雰囲気を出そうとイメージしました。独特なキャラクターたちが多い中、それとはちょっと違う、一般的な人間に近い存在であることを意識しました。
――演じる中で大変だったことは何かありますか。
【猪股】 力を入れるところのさじ加減が難しかったですね。あまりサラッとしすぎると、ちょっと嫌味な感じにも聞こえてしまうし、そういった意図がないようにすることを意識しました。
【東山】 猪股くん、すっごい上手なんですよ!鏡の方向性を決めていく際、コミカライズ版では主人公感が強くてカッコいいけど、アニメはミステリアスにも聞こえる方向のカッコよさにしたいということで、あまりオーバーな表現はつけないことになりました。主人公なのでセリフ量は多いのですが、もう水のようにゴクゴク飲めるセリフ回しで。ミスもしないし上手いなあ~って。
【猪股】 そんな風に思っていたんですね(笑)。僕はもう心臓バクバクでした。ここまでセリフが多いキャラクターはあまり経験がなかったので、1話のアフレコはかなり緊張しました。先輩方に助けていただいて、なんとか乗り切りました。
――東山さんが演じるアリスは、可愛らしくて無邪気ながらも、物語の核心に関わる重要な存在です。アリスのどのような部分に惹かれましたか?
【東山】 ひたすら可愛い。これに尽きるなと思っています。演じている身なので、意外な一面も言いたいところですが、一番に伝えたいのはめちゃくちゃ可愛くって、魔族の娘でありつつ天使級にいい子であることは、真っ先にお伝えしたいです。
――おっしゃるとおり、とてもチャーミングなキャラクターですよね。
【東山】 演じていても癒やされる存在で、アリス役だったからこそ現場のいろんなキャストの方にお話をしに行けた部分もあったなと思います。大御所の先輩方が演じられている役も多く、「おしゃべりしに行っても大丈夫かなと思ったのですが、アリスの虎の威を借りて、無邪気に『あの~』と話しかけちゃいました(笑)。アリスにいい影響をいっぱいもらったので、観てくださる皆さんにも癒しを届けられたらうれしいです。
――アリスを演じていて楽しかったり心地よかったりしたシーンはありますか?
【東山】 いろんな可愛いシーンがありますが、鏡さんと一緒にいるシーンはほっこりします。鏡さんはあまりアリスのことを恋愛目線では見てくれませんが、すごく可愛がってくれます。「アリスたん」とも呼んでくれるのですが、最初は台本の誤植かなと思いました(笑)
【猪股】 そんなことを言う人だったかなって(笑)。
【東山】 ただこの後、鏡さんは他の女性も“たん呼び”するんですけどね。猪股くんのことを責める気はないけど、どうしても(声を担当しているので)矛先が向かっちゃう(笑)。
【島崎】 はっきりした方がいいよ!
【猪股】 鏡はそういうつもりないと思うけどなあ。
【東山】 みなさん、ぜひ真偽のほどを見届けてください(笑)。
■島崎が語る世界の固定観念と役作りに込めたがむしゃら感 石見はクルルの柔軟性に共感
――レックスは勇者として絶対的な自信を持っているキャラクターですが、島崎さんはどう解釈して演じられたのでしょうか。
【島崎】 おそらく今の私が素直に演じると、今作で求められるバランスより、ちょっと強くなりすぎたり、どっしりしすぎたりしてしまうかなと思いました。取り組み方やマインドを自分が若かった時に合わせ、がむしゃら感を意識して臨みました。まあ今もそんなに変わっていないですけどね(笑)。今あるものより、引き算や足し算をしつつ、ど真ん中の主人公ではないので、ちょっと“ふりかけ”みたいな感じで演じました。
――具体的にはどのようなことを意識して役作りしたか教えてください。
【島崎】 作品の世界観は、我々の生きている世界の常識とずいぶん違いますよね。それは剣と魔法とかではなく、生まれた時から役割や役職が決まっていて、その前提でレールが敷かれている。村人だったら一生、村人のまま。勇者だとしても、いろいろなものを背負わなきゃいけない生き方を半強制的にさせられる。その価値観を英才教育として受けさせられているので、固定観念が強いわけです。我々は俯瞰して(作品を)見られるから、鏡が言っていることが正しいと思えるけど、レックス視点だと、鏡は異常者。ただレックスの価値観を(演技で)出しすぎるのは違うかなと。ギャグっぽくは出ていますけどね。レックスは成長もしていける青年だと思うので、(価値観を)重くなりすぎず、軽くなりすぎず、いい塩梅でやっていけたらなと思います。
――鏡との出会いによって価値観を揺さぶられますが、変化していく過程を演じる上で、特に意識していることはありますか?
【島崎】 レックスという人物を自分の中にしっかり作っておけば、鏡の言葉を受けた時にどう感じ、どう変化するのかは自然と出てくると思っています。だから現場で変化を作ろうとするより、事前の役作りの方が大切でした。レックスが自分の中にいれば、表現の仕方やフィルターも自然と定まるので、「レックスだったらこんなふうに返すかな」と、その場で感じた勢いや反応を大事にして演じていました。
――クルルは王女であり賢者という立場ですが、石見さんが感じるクルルの魅力や、人としての強さについて教えてください。
【石見】 第三王女でありながら、賢者として厳しい訓練も受け、魔族は悪という価値観のなかで育ってきたキャラクターではありますけど。発言も力強く、まっすぐに相手に言葉を投げかけられる人物です。それでいて相手の言葉もちゃんと耳に入ってきて凝り固まっていない。自分の常識があっても、相手が納得できるようなことを言ってきたら、ちゃんとそれに気づくことができる。そんな柔軟な一面も持ったキャラクターだなと思います。
■「2期はまだですか?」東山が早くも続編熱望 島崎も唸る“大大大大風呂敷”な伏線回収と世界の秘密
――この作品はいい意味で裏切られる部分があります。その魅力を一言で伝えるとしたら、どう表現されますか?
【猪股】 個人的には「常識って何だろう」になります。(劇中の)みんなが思っている常識と我々が思っている常識も違いますし、世界の常識も違う。(鏡のセリフにある)「まだ仕組みを知らない」もそこから来ているのだろうと思います。この物語では、そこが一番フックになっていると思っています。
【島崎】 世界の秘密かな。常識とか仕組みにも近いけど、だんだん世界の秘密が明らかになっていくというミステリー的な要素もあります。皆さん、伏線回収とか大好きでしょう?私も好きです(笑)。作品に関わる前から原作を読んでいましたが、世界の秘密が思った以上に最終的に大大大大風呂敷ぐらいまでいきます。今期では小風呂敷ぐらいかもしれないけど、いつか大大大大風呂敷までみんなで解き明かせたらうれしいです。
【東山】 皆さんが予想している内容とはちょっと違って、いい意味で期待を裏切れると思っています。これから観ていただくわけですけど、2期はまだですか?(笑)。アリスのオーディションの時、今期の文脈とちょっと違うシーンを演じたんです。そのシーンを早くやりたいです。もしかしたら先を見据えて考えてくださっているのかなと感じ、今回の盛り上がりによっては……と期待しています!
【石見】 アリスちゃんのセリフに人と魔族の共存というのがありますけど、魔族だから、人だからではなく、「個」だなというのは作品から感じます。
■声優界のレジェンドは「レベル9999」 4人が極めたいレベル999の能力はトーク力からせいろ蒸しまで
――現実世界でレベル999になったらうれしい能力は何ですか?
【猪股】 やっぱりお金を稼ぐ能力ですかね(笑)。
【東山】 そうなるには、その前段階の能力が必要だよね。例えばコミュニケーション能力とか。
【猪股】 コミュニケーション能力のレベル999は強いですよね。トーク力999、いいなあ。
【東山】 私もそれかもしれない。なりたい。この業界で素敵だなと思う方や、お芝居がうまいと思う方は、皆さんコミュニケーション能力が高くて、やりとりがスムーズだなと感じます。
【島崎】 急に真面目なことを言っちゃいますけど(笑)。単純に興味あるのが声の芝居で、好きで声優をやっているから、そこのレベル上げをしたい。ただレベル999にはなりたいけど、なりたくもない、かな。
――どういうことでしょう?
【島崎】 この業界、神か悪魔か、みたいな人ばかりだから、自分がレベル999になったらレベルキャップが解放されてレベル9999が見えると思います。それで自分が9999まで行ったら「レベル99999まであったんだ!」みたいな。事実、そこに業界のレジェンドたちがひしめいている。だから私は声の芝居のレベルをコツコツ上げていきたいです。
【猪股】 僕はそれをヒヨって言わなかったです(笑)。
【石見】 私は料理が苦手なんですけど、そんな中で、カット野菜を並べて蒸すだけのせいろ蒸しに出会いました。すごく手軽に調理できるので、「これなら私にもできるかな」と始めたんです。でも、毎日同じ味になってしまうことに気づいて、ちょっと飽きてきていて(笑)。なので、これからは新しい具材にも挑戦して、せいろ蒸しの可能性をもっと極めていきたいです。ちなみに、今のレベルは5くらいです(笑)。
【島崎】 レベル999までいくと、もしかしたら自分で野菜作りからしているかもね。
■視聴者と共に世界の仕組みを解き明かす旅がいよいよ開幕
――楽しみにしている方にメッセージをお願いします。
【石見】 コミカルだったり、ちょっとシリアスな面だったり、そんな部分がアニメーションになっています。奥が深くて進めば進むほど面白いものになっているので、最後まで観ていただいて、原作の方も読んでいただいて、作品全体を応援していただけたらうれしいです。
【島崎】 この作品は以前からWeb版の小説でずっと連載を追っていて、完結まで一度見届けました。かなり分量があるなか完結まで追えたのは、展開が気になったからです。話が進むごとに新しい事実だったり、新しいギミックだったり、「こことここがつながっていたのか」と明らかになっていくのが面白いし、風呂敷の広げ方も素晴らしくて。今作でその片鱗を味わっていただきたいし、ワクワク感を継続して感じてもらえる作品だと思います。役者、スタッフ一同、誠心誠意取り組んでおりますので、ぜひ見届けていただきたいです。
【東山】 見続けるほど面白さがクレッシェンドしていく内容になっていると実感していますので、皆さんもいろいろ話し合いながら考察しながら観ていただくと、より盛り上がるのではないでしょうか。オープニング、エンディングも素敵な曲が彩ってくださっているので、隅から隅まで味わってください!
【猪股】 一般的なファンタジーとは違い、今作では未完成ではありますけど主人公がほぼ成長しきっている状態でスタートします。その鏡が他のキャラクターたちにちょっと説いていくシーンがあったり、逆にアリスやレックスやクルルといった他のキャラクターから気づかされるシーンもあったりして、みんなで一緒に成長していく物語にもなっています。世界の仕組みやキャラクターたちの常識がどういったものか、どんどん気になっていく展開になっていますので、視聴者の皆さんと一緒に見届けつつ、あわよくば大風呂敷を広げるところまで最終的に行けたらなと思っております!
(取材・文:遠藤政樹 / 撮影:蔦野裕)
■放送情報
テレビ東京:7月1日より毎週水曜日24:00放送
BSフジ:7月2日より毎週木曜日24:30放送
※ABEMA、DMM TVでも配信
■鏡は「一般的な人間寄り」猪股が苦心した力のさじ加減 東山が驚いた「水をゴクゴク飲む」ようなセリフ回し
――皆さんが演じられているキャラクターについてお聞きします。鏡は村人ながら誰よりも強い一方、人としては自然体で親しみやすい人物でもあります。鏡を演じる上で大切にした部分を教えてください。
【猪股】 ファンタジーの世界ですが、なるべく現実の人間としての雰囲気を出そうとイメージしました。独特なキャラクターたちが多い中、それとはちょっと違う、一般的な人間に近い存在であることを意識しました。
――演じる中で大変だったことは何かありますか。
【猪股】 力を入れるところのさじ加減が難しかったですね。あまりサラッとしすぎると、ちょっと嫌味な感じにも聞こえてしまうし、そういった意図がないようにすることを意識しました。
【東山】 猪股くん、すっごい上手なんですよ!鏡の方向性を決めていく際、コミカライズ版では主人公感が強くてカッコいいけど、アニメはミステリアスにも聞こえる方向のカッコよさにしたいということで、あまりオーバーな表現はつけないことになりました。主人公なのでセリフ量は多いのですが、もう水のようにゴクゴク飲めるセリフ回しで。ミスもしないし上手いなあ~って。
【猪股】 そんな風に思っていたんですね(笑)。僕はもう心臓バクバクでした。ここまでセリフが多いキャラクターはあまり経験がなかったので、1話のアフレコはかなり緊張しました。先輩方に助けていただいて、なんとか乗り切りました。
――東山さんが演じるアリスは、可愛らしくて無邪気ながらも、物語の核心に関わる重要な存在です。アリスのどのような部分に惹かれましたか?
【東山】 ひたすら可愛い。これに尽きるなと思っています。演じている身なので、意外な一面も言いたいところですが、一番に伝えたいのはめちゃくちゃ可愛くって、魔族の娘でありつつ天使級にいい子であることは、真っ先にお伝えしたいです。
――おっしゃるとおり、とてもチャーミングなキャラクターですよね。
【東山】 演じていても癒やされる存在で、アリス役だったからこそ現場のいろんなキャストの方にお話をしに行けた部分もあったなと思います。大御所の先輩方が演じられている役も多く、「おしゃべりしに行っても大丈夫かなと思ったのですが、アリスの虎の威を借りて、無邪気に『あの~』と話しかけちゃいました(笑)。アリスにいい影響をいっぱいもらったので、観てくださる皆さんにも癒しを届けられたらうれしいです。
――アリスを演じていて楽しかったり心地よかったりしたシーンはありますか?
【東山】 いろんな可愛いシーンがありますが、鏡さんと一緒にいるシーンはほっこりします。鏡さんはあまりアリスのことを恋愛目線では見てくれませんが、すごく可愛がってくれます。「アリスたん」とも呼んでくれるのですが、最初は台本の誤植かなと思いました(笑)
【猪股】 そんなことを言う人だったかなって(笑)。
【東山】 ただこの後、鏡さんは他の女性も“たん呼び”するんですけどね。猪股くんのことを責める気はないけど、どうしても(声を担当しているので)矛先が向かっちゃう(笑)。
【島崎】 はっきりした方がいいよ!
【猪股】 鏡はそういうつもりないと思うけどなあ。
【東山】 みなさん、ぜひ真偽のほどを見届けてください(笑)。
■島崎が語る世界の固定観念と役作りに込めたがむしゃら感 石見はクルルの柔軟性に共感
――レックスは勇者として絶対的な自信を持っているキャラクターですが、島崎さんはどう解釈して演じられたのでしょうか。
【島崎】 おそらく今の私が素直に演じると、今作で求められるバランスより、ちょっと強くなりすぎたり、どっしりしすぎたりしてしまうかなと思いました。取り組み方やマインドを自分が若かった時に合わせ、がむしゃら感を意識して臨みました。まあ今もそんなに変わっていないですけどね(笑)。今あるものより、引き算や足し算をしつつ、ど真ん中の主人公ではないので、ちょっと“ふりかけ”みたいな感じで演じました。
――具体的にはどのようなことを意識して役作りしたか教えてください。
【島崎】 作品の世界観は、我々の生きている世界の常識とずいぶん違いますよね。それは剣と魔法とかではなく、生まれた時から役割や役職が決まっていて、その前提でレールが敷かれている。村人だったら一生、村人のまま。勇者だとしても、いろいろなものを背負わなきゃいけない生き方を半強制的にさせられる。その価値観を英才教育として受けさせられているので、固定観念が強いわけです。我々は俯瞰して(作品を)見られるから、鏡が言っていることが正しいと思えるけど、レックス視点だと、鏡は異常者。ただレックスの価値観を(演技で)出しすぎるのは違うかなと。ギャグっぽくは出ていますけどね。レックスは成長もしていける青年だと思うので、(価値観を)重くなりすぎず、軽くなりすぎず、いい塩梅でやっていけたらなと思います。
――鏡との出会いによって価値観を揺さぶられますが、変化していく過程を演じる上で、特に意識していることはありますか?
【島崎】 レックスという人物を自分の中にしっかり作っておけば、鏡の言葉を受けた時にどう感じ、どう変化するのかは自然と出てくると思っています。だから現場で変化を作ろうとするより、事前の役作りの方が大切でした。レックスが自分の中にいれば、表現の仕方やフィルターも自然と定まるので、「レックスだったらこんなふうに返すかな」と、その場で感じた勢いや反応を大事にして演じていました。
――クルルは王女であり賢者という立場ですが、石見さんが感じるクルルの魅力や、人としての強さについて教えてください。
【石見】 第三王女でありながら、賢者として厳しい訓練も受け、魔族は悪という価値観のなかで育ってきたキャラクターではありますけど。発言も力強く、まっすぐに相手に言葉を投げかけられる人物です。それでいて相手の言葉もちゃんと耳に入ってきて凝り固まっていない。自分の常識があっても、相手が納得できるようなことを言ってきたら、ちゃんとそれに気づくことができる。そんな柔軟な一面も持ったキャラクターだなと思います。
■「2期はまだですか?」東山が早くも続編熱望 島崎も唸る“大大大大風呂敷”な伏線回収と世界の秘密
――この作品はいい意味で裏切られる部分があります。その魅力を一言で伝えるとしたら、どう表現されますか?
【猪股】 個人的には「常識って何だろう」になります。(劇中の)みんなが思っている常識と我々が思っている常識も違いますし、世界の常識も違う。(鏡のセリフにある)「まだ仕組みを知らない」もそこから来ているのだろうと思います。この物語では、そこが一番フックになっていると思っています。
【島崎】 世界の秘密かな。常識とか仕組みにも近いけど、だんだん世界の秘密が明らかになっていくというミステリー的な要素もあります。皆さん、伏線回収とか大好きでしょう?私も好きです(笑)。作品に関わる前から原作を読んでいましたが、世界の秘密が思った以上に最終的に大大大大風呂敷ぐらいまでいきます。今期では小風呂敷ぐらいかもしれないけど、いつか大大大大風呂敷までみんなで解き明かせたらうれしいです。
【東山】 皆さんが予想している内容とはちょっと違って、いい意味で期待を裏切れると思っています。これから観ていただくわけですけど、2期はまだですか?(笑)。アリスのオーディションの時、今期の文脈とちょっと違うシーンを演じたんです。そのシーンを早くやりたいです。もしかしたら先を見据えて考えてくださっているのかなと感じ、今回の盛り上がりによっては……と期待しています!
【石見】 アリスちゃんのセリフに人と魔族の共存というのがありますけど、魔族だから、人だからではなく、「個」だなというのは作品から感じます。
■声優界のレジェンドは「レベル9999」 4人が極めたいレベル999の能力はトーク力からせいろ蒸しまで
――現実世界でレベル999になったらうれしい能力は何ですか?
【猪股】 やっぱりお金を稼ぐ能力ですかね(笑)。
【東山】 そうなるには、その前段階の能力が必要だよね。例えばコミュニケーション能力とか。
【猪股】 コミュニケーション能力のレベル999は強いですよね。トーク力999、いいなあ。
【東山】 私もそれかもしれない。なりたい。この業界で素敵だなと思う方や、お芝居がうまいと思う方は、皆さんコミュニケーション能力が高くて、やりとりがスムーズだなと感じます。
【島崎】 急に真面目なことを言っちゃいますけど(笑)。単純に興味あるのが声の芝居で、好きで声優をやっているから、そこのレベル上げをしたい。ただレベル999にはなりたいけど、なりたくもない、かな。
――どういうことでしょう?
【島崎】 この業界、神か悪魔か、みたいな人ばかりだから、自分がレベル999になったらレベルキャップが解放されてレベル9999が見えると思います。それで自分が9999まで行ったら「レベル99999まであったんだ!」みたいな。事実、そこに業界のレジェンドたちがひしめいている。だから私は声の芝居のレベルをコツコツ上げていきたいです。
【猪股】 僕はそれをヒヨって言わなかったです(笑)。
【石見】 私は料理が苦手なんですけど、そんな中で、カット野菜を並べて蒸すだけのせいろ蒸しに出会いました。すごく手軽に調理できるので、「これなら私にもできるかな」と始めたんです。でも、毎日同じ味になってしまうことに気づいて、ちょっと飽きてきていて(笑)。なので、これからは新しい具材にも挑戦して、せいろ蒸しの可能性をもっと極めていきたいです。ちなみに、今のレベルは5くらいです(笑)。
【島崎】 レベル999までいくと、もしかしたら自分で野菜作りからしているかもね。
■視聴者と共に世界の仕組みを解き明かす旅がいよいよ開幕
――楽しみにしている方にメッセージをお願いします。
【石見】 コミカルだったり、ちょっとシリアスな面だったり、そんな部分がアニメーションになっています。奥が深くて進めば進むほど面白いものになっているので、最後まで観ていただいて、原作の方も読んでいただいて、作品全体を応援していただけたらうれしいです。
【島崎】 この作品は以前からWeb版の小説でずっと連載を追っていて、完結まで一度見届けました。かなり分量があるなか完結まで追えたのは、展開が気になったからです。話が進むごとに新しい事実だったり、新しいギミックだったり、「こことここがつながっていたのか」と明らかになっていくのが面白いし、風呂敷の広げ方も素晴らしくて。今作でその片鱗を味わっていただきたいし、ワクワク感を継続して感じてもらえる作品だと思います。役者、スタッフ一同、誠心誠意取り組んでおりますので、ぜひ見届けていただきたいです。
【東山】 見続けるほど面白さがクレッシェンドしていく内容になっていると実感していますので、皆さんもいろいろ話し合いながら考察しながら観ていただくと、より盛り上がるのではないでしょうか。オープニング、エンディングも素敵な曲が彩ってくださっているので、隅から隅まで味わってください!
【猪股】 一般的なファンタジーとは違い、今作では未完成ではありますけど主人公がほぼ成長しきっている状態でスタートします。その鏡が他のキャラクターたちにちょっと説いていくシーンがあったり、逆にアリスやレックスやクルルといった他のキャラクターから気づかされるシーンもあったりして、みんなで一緒に成長していく物語にもなっています。世界の仕組みやキャラクターたちの常識がどういったものか、どんどん気になっていく展開になっていますので、視聴者の皆さんと一緒に見届けつつ、あわよくば大風呂敷を広げるところまで最終的に行けたらなと思っております!
(取材・文:遠藤政樹 / 撮影:蔦野裕)
■放送情報
テレビ東京:7月1日より毎週水曜日24:00放送
BSフジ:7月2日より毎週木曜日24:30放送
※ABEMA、DMM TVでも配信











