2026/10/18 10:49
アニメ
NEW 野木亜紀子、初のオリジナルアニメ『LONA』に込めた思い「実写でできないことをしよう」 制作の舞台裏明かす
マチ★アソビ「TVアニメ『LONA』スペシャルステージ」に脚本家の野木亜紀子(中央)が登場
脚本家の野木亜紀子氏が17日、徳島市で開催された「マチ★アソビ」のテレビアニメ『LONA』(読み:ロナ)スペシャルステージに登壇した。自身初のオリジナルアニメ脚本となる本作について、「もし私がアニメを作るなら、実写でできないことをしようというのが第一目標でした」と制作の出発点を語った。
2027年春に放送される『LONA』は、ドラマ『アンナチュラル』や『MIU404』、映画『ラストマイル』などを手がけ、現在放送中の最新作ドラマ『ポリティカルパン』も話題の野木氏が原案・脚本を担当するオリジナル作品。死者の脳を解析し、世界で起きる異変の謎に迫る研究者たちを描く「脳科学アドベンチャー」だ。
監督は、『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』の片桐崇。企画・アニメーション制作はWIT STUDIO(『進撃の巨人』『SPY×FAMILY』)が担う。
ステージには、物語の舞台になる脳神経光科学解析室(Laboratory of Optics and Neural Analysis)、通称「LONA」の研究員・青役の寿美菜子、見習い研究員・珊瑚役の永瀬アンナ、片桐監督、WIT STUDIO代表の和田丈嗣氏も登壇。野木氏は「アニメイベントに登壇するのも初めてで、町中がすごいですね!」と、会場の熱気に驚いていた。
企画のきっかけは、和田氏が野木氏に送ったメールだったという。野木氏は「ちょうど『進撃の巨人』Season3をめちゃくちゃアツく見ていた頃で」と当時を回想。「WIT STUDIOの社長からの連絡となれば、『進撃』がいかに面白かったかについてお伝えしなければと思い、リモートでお話させていただいたのが始まりでした」と明かした。
「LONA」がある科学施設「SPring-∞(スプリング・インフィニティ)」のモデルとなったのは、兵庫県の科学施設「SPring-8」。野木氏はコロナ禍以前に見学したといい、「巨大な装置で、光を使ってすごく小さなものを見るというところにロマンを感じて」と振り返った。片桐監督も、過去5年間にロケハンや取材で5回以上訪れているという。
野木氏は、VR空間を含む多様な世界観や、科学施設を主な舞台にする構想に触れ、「よりアニメで映える、アニメでしか作れない世界を作ろうということでスタートしました」と説明。片桐監督については「才能の塊」と評し、「映像を観るたびに『これ連続アニメでやっていいクオリティなの!?』と驚きます」と信頼を寄せた。
イベントでは、第1話冒頭の約3分にあたる本編映像も初公開された。舞台は、VR空間「マホラ」が生活や仕事に欠かせなくなった少し未来の世界。そこに「LDoS(ルドス)」と呼ばれる死者のアバターが現れ、触れられた人のアバターが破壊されると、現実の身体も昏睡状態に陥る異変が起きるというストーリーも発表となった。
政府から対処を依頼されるのは、播磨の研究所「SPring-∞」にある脳神経光科学解析室、通称「LONA」。青と珊瑚は、死者の脳に刻まれた記憶を解析し、謎に迫っていく。
野木氏は、専門用語を含む設定について「ちょっと難しいかな?」と感じる人もいるかもしれないとしながら、「VRの世界が描かれるのは作品の中でも一部。VRだけでなく、いろんな世界が描かれるんです。では、今この世界の現実はどうなっているでしょうか?今後の楽しみにしていただければと思います」と、今後の見どころを挙げ、会場を盛り上げた。
制作では、脚本から絵コンテに進む前に、各話の設定や映像のイメージをまとめる独自の資料を作成。片桐監督が「ネーム」と名付けた工程で、作品全体の表現や画の統一を図っているという。
キャストからも制作現場のエピソードが語られた。寿は、オーディション資料に添えられた野木氏と片桐監督からの手紙を振り返り、「『LONAのチームの一員になってくれませんか?』という言葉に、まず心が動かされました」とコメント。永瀬は、アフレコで山中一樹プロデューサーから「画は後から合わせるので、のびのび演技してください!」と声をかけられ、「こうやってみんなで作っていく作品なんだ、と感じました」と語った。
野木氏は、初めてのシリーズアニメでWIT STUDIOと組めた喜びを伝えつつ、「アニメって、実写以上に作り手の力量がすごく出るものだと思う」と指摘。実在するものを撮影できる実写に対し、アニメは一から描き出す必要があるとし、「やっぱり脚本の力だけではどうにもならない部分がある。アニメのセンスがものすごく重要だと、しみじみと実感します」と、制作を通じて感じたことも語っていた。
片桐監督は、制作期間中に結婚し、誕生した子どもが歩き始めたことを明かし、「本当に人生を作品と共に歩んでいる」と本作への思いを表現。和田氏は「10年ほど前は、オリジナルアニメを作ることにおびえていなかったんです。オリジナルアニメは受け入れられるものだと思っていたし、やれるものだと思っていた。でも気づいたらオリジナルアニメは難しいっていう風潮になっています。そんな状況の中でも、僕らはオリジナルアニメを作っていきたい」と述べ、来春の放送に向けて制作を続ける決意を伝えていた。
キャラクターデザイン原案は出水ぽすか、音楽は世武裕子が担当。イベントの模様は、WIT STUDIO公式YouTubeチャンネルとABEMAで10月25日まで配信されている。
監督は、『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』の片桐崇。企画・アニメーション制作はWIT STUDIO(『進撃の巨人』『SPY×FAMILY』)が担う。
ステージには、物語の舞台になる脳神経光科学解析室(Laboratory of Optics and Neural Analysis)、通称「LONA」の研究員・青役の寿美菜子、見習い研究員・珊瑚役の永瀬アンナ、片桐監督、WIT STUDIO代表の和田丈嗣氏も登壇。野木氏は「アニメイベントに登壇するのも初めてで、町中がすごいですね!」と、会場の熱気に驚いていた。
企画のきっかけは、和田氏が野木氏に送ったメールだったという。野木氏は「ちょうど『進撃の巨人』Season3をめちゃくちゃアツく見ていた頃で」と当時を回想。「WIT STUDIOの社長からの連絡となれば、『進撃』がいかに面白かったかについてお伝えしなければと思い、リモートでお話させていただいたのが始まりでした」と明かした。
「LONA」がある科学施設「SPring-∞(スプリング・インフィニティ)」のモデルとなったのは、兵庫県の科学施設「SPring-8」。野木氏はコロナ禍以前に見学したといい、「巨大な装置で、光を使ってすごく小さなものを見るというところにロマンを感じて」と振り返った。片桐監督も、過去5年間にロケハンや取材で5回以上訪れているという。
野木氏は、VR空間を含む多様な世界観や、科学施設を主な舞台にする構想に触れ、「よりアニメで映える、アニメでしか作れない世界を作ろうということでスタートしました」と説明。片桐監督については「才能の塊」と評し、「映像を観るたびに『これ連続アニメでやっていいクオリティなの!?』と驚きます」と信頼を寄せた。
イベントでは、第1話冒頭の約3分にあたる本編映像も初公開された。舞台は、VR空間「マホラ」が生活や仕事に欠かせなくなった少し未来の世界。そこに「LDoS(ルドス)」と呼ばれる死者のアバターが現れ、触れられた人のアバターが破壊されると、現実の身体も昏睡状態に陥る異変が起きるというストーリーも発表となった。
政府から対処を依頼されるのは、播磨の研究所「SPring-∞」にある脳神経光科学解析室、通称「LONA」。青と珊瑚は、死者の脳に刻まれた記憶を解析し、謎に迫っていく。
野木氏は、専門用語を含む設定について「ちょっと難しいかな?」と感じる人もいるかもしれないとしながら、「VRの世界が描かれるのは作品の中でも一部。VRだけでなく、いろんな世界が描かれるんです。では、今この世界の現実はどうなっているでしょうか?今後の楽しみにしていただければと思います」と、今後の見どころを挙げ、会場を盛り上げた。
制作では、脚本から絵コンテに進む前に、各話の設定や映像のイメージをまとめる独自の資料を作成。片桐監督が「ネーム」と名付けた工程で、作品全体の表現や画の統一を図っているという。
キャストからも制作現場のエピソードが語られた。寿は、オーディション資料に添えられた野木氏と片桐監督からの手紙を振り返り、「『LONAのチームの一員になってくれませんか?』という言葉に、まず心が動かされました」とコメント。永瀬は、アフレコで山中一樹プロデューサーから「画は後から合わせるので、のびのび演技してください!」と声をかけられ、「こうやってみんなで作っていく作品なんだ、と感じました」と語った。
野木氏は、初めてのシリーズアニメでWIT STUDIOと組めた喜びを伝えつつ、「アニメって、実写以上に作り手の力量がすごく出るものだと思う」と指摘。実在するものを撮影できる実写に対し、アニメは一から描き出す必要があるとし、「やっぱり脚本の力だけではどうにもならない部分がある。アニメのセンスがものすごく重要だと、しみじみと実感します」と、制作を通じて感じたことも語っていた。
片桐監督は、制作期間中に結婚し、誕生した子どもが歩き始めたことを明かし、「本当に人生を作品と共に歩んでいる」と本作への思いを表現。和田氏は「10年ほど前は、オリジナルアニメを作ることにおびえていなかったんです。オリジナルアニメは受け入れられるものだと思っていたし、やれるものだと思っていた。でも気づいたらオリジナルアニメは難しいっていう風潮になっています。そんな状況の中でも、僕らはオリジナルアニメを作っていきたい」と述べ、来春の放送に向けて制作を続ける決意を伝えていた。
キャラクターデザイン原案は出水ぽすか、音楽は世武裕子が担当。イベントの模様は、WIT STUDIO公式YouTubeチャンネルとABEMAで10月25日まで配信されている。











