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2026/04/24 18:00

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NEW 『田鎖ブラザーズ』井川遥×中条あやみが初共演 “運命”感じた出会いと信頼関係

金曜ドラマ『田鎖ブラザーズ』で共演する中条あやみ、井川遥(C)TBS

 俳優・岡田将生が主演を務め、染谷将太が共演するTBS金曜ドラマ『田鎖ブラザーズ』(毎週金曜 後10:00)。ミステリアスな女性・足利晴子を演じる井川遥と、岡田演じる真のバディ刑事・宮藤詩織を演じる中条あやみの対談が実現。本作が初共演となる二人に、縦軸と横軸が交差する物語構造の魅力をはじめ、それぞれの役作りやお互いの印象など、本作の見どころを語り合ってもらった。 ■縦軸と横軸が交差するクライムサスペンス

――台本を読んでどんな感想を持ちましたか?

井川:幼い頃に両親を亡くした兄弟が警察官としてどのように事件の真相を究明していくのかが物語の主軸にあります。また、所轄内で起こる新たな事件に対してそれぞれのアプローチで解決に導いていくミステリーの要素も凝縮されていて、ストーリーの構造そのものに面白さを感じました。登場人物それぞれが背負っている苦しみや悲しみがあり、そこに人間ドラマがあります。

晴子は二人の幼馴染みのような、近所のお姉ちゃんのように育った間柄ですが、現在の晴子は質屋の店主で少しミステリアスな存在です。異国情緒が漂う質屋はセットとは思えない程作り込まれていて、素晴らしいのでぜひ注目して見ていただきたいですね。台本で感じていた世界がより立体的になって助けられています。

――中条さんはいかがですか?

中条:私も質屋のセットに行かせてもらいましたが、本当に豪華で、何もなかった場所に一つ一つ選んで作り込まれているのが印象的でした。今回は青委警察署も含めてオールロケで、いわゆるスタジオセットがないんです。その分スタッフの皆さんは大変だったと思いますが、撮影現場に行くとすごくリアルで、空気感を肌で感じられる作品だなと思いました。

詩織は真面目でせっかち。仕事熱心で出世したい人です。抱えている問題があって、「信じられるのは数字だけ」と思っているような一面もあります。そこに、一見やる気がなさそうな真がやってきて、バディを組む。そのちぐはぐさが物語のフックになっています。真を通して晴子さんと出会うのですが、詩織にとって新しい風のような存在なんだろうなと思いながら演じています。

兄弟揃って警察組織の中にいるというのは少し珍しいですよね。二人の観察力に加え、青委署のみんなで事件を解決していくチームワークの面白さや、強行犯係が足で稼ぎながら泥臭く事件を追う過程が見どころだと思います。

――真と詩織のバディ感はいかがですか?

中条:それぞれが自分の人生を真っすぐ歩いているようなキャラクターの中で、詩織は仕事熱心。真とぶつかり合いながら、時間を重ねるごとにバディ関係が深まっていきます。
詩織が考えてきた“警察としての正義”も、真と出会うことで少しずつ変わっていく。価値観を揺さぶられるような瞬間が印象的です。

■井川遥と中条あやみ、それぞれの役の視点

――役作りで意識したことはありますか?

井川:元新聞記者であり、今は情報を扱う質屋の店主をしているという立場も含めて、少し外れたところにいる人物として手探りで作っています。一見さんでは踏み入れないような質屋の雰囲気や、利用するお客さんの様子も含めて、謎めいた感じがすでにあるのですが、晴子自身も独り身で群れない人なのでそのドライさも出していけたらと思います。
実際にシーンに入る際、監督が「あえて言いにくいこともカラッと言う晴子で」とおっしゃって、そこも意識しています。

――演じてみての難しさは?

井川:捜査に直接関わっているわけではなく情報を伝える立場なんです。撮影現場には立ち合わないことがほとんどなので、会ったことのない人物の背景や関係性を理解して話すのは、難しいなと感じることも。自分の中で相関図を整理して晴子ならではの推察がしっかり伝わるよう心掛けています。

中条:詩織としては、「質屋から情報をもらってくる真って何者?」と思いながらも、事件解決につながる情報がもらえる。出世したい詩織にとってはメリットもあるんです。
強行犯係は防犯カメラをチェックするなど地道な作業が多く、その積み重ねでヒントが生まれます。自分が出ていない場面のヒントも踏まえて芝居をしないといけないので、見落としがないか毎回ドキドキしています(笑)。

その一方で、居酒屋のシーンや青委署のみんなでわちゃわちゃしている時間はオフ感が出るように、監督からも「空気を変えてほしい」とリクエストを受けているので、そのギャップを意識しました。

――役柄として、真と稔の兄弟の関係性についてどのように感じていますか?

井川:真は破天荒な印象がありますが、苦しみや孤独、そして強い覚悟を感じて切なく感じます。一方の稔は寡黙で内に秘めたものがあり、真面目だけれどもコミュニケーションが苦手で。お互いを補うように寄り添って生きてきた兄弟が思い合う姿に深い絆を感じますね。

晴子は大人になってから再び交流するようになるのですが、二人に身寄りがなく、事件が未解決なままなので放っておけないんです。二人が真相にたどり着いた時、どうなるのかを案じながら見守っています。

中条:詩織から見ると、やる気がなさそうに見える真と、仕事はできるけれど人と目を合わせない稔。そのバランスが面白いです。「どうしてこんなに優秀なのに法医学者にならないんだろう」「なぜ兄弟で同じ警察官なのにこんなに違うんだろう」と疑問が膨らんでいく。その視点もポイントだと思います。

■共演前から感じていた“運命”

――今回、井川さんと中条さんは初共演。共演の話を聞いた時の思いと、実際に共演しての感想を教えてください。

中条:井川さんのことはずっと大ファンでした。お芝居も、まとっている空気感も唯一無二で、こんな素敵な大人になれたらと思っていて。別のお仕事でお会いした時は、いつか共演の機会があればと思っていたのですが、その後すぐお話をいただいて、勝手に運命だと思いました。

井川:縁を感じて私もうれしかったんです!

中条:はい!撮影現場ではお茶目な一面もあって、さらに好きになりました。

――どんなところにお茶目さを?

中条:私がうれしくて“喜びの舞”を踊ったら、ある日井川さんも一緒に踊ってくださって(笑)。セッションのようになって、すごくうれしかったです。

井川:あはは。あやみちゃんは太陽のように明るくて、本当にチャーミングでユーモアもある。どこに居てもみんなが和んで、一緒にいると私もテンションが上がってしまうんです(笑)。

二人で語らい合うシーンが早々にあったのですが、お互いの信頼感もあり、初日から自然に通じ合えたのでもう大丈夫!と。

■事件と人間関係の緩急が魅力

――最後に、視聴者の方へメッセージをお願いします。

井川:時効を迎えてしまった兄弟の行き場のない怒り。その憎しみの行方を刑事として追い続ける姿が描かれます。時間が止まってしまったかのように人生を送る二人の苦悩が切なく、関わるさまざまな人々にもドラマがあります。ぜひ物語全体を通して味わっていただきたらと思います。

中条:事件を軸にしながら、復讐や憎しみ、後悔といった感情が交差する物語です。法律や警察という枠組みの中に、田鎖兄弟という少し違う次元の存在がいて、許しと憎しみという対極の感情が生まれていく。
青委署のわちゃわちゃした空気と事件とのギャップも魅力ですし、キャストの皆さんのお芝居も本当に素敵。ぜひその両方を楽しんでいただけたらと思います。
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