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エンタメ総合

2026/06/30 04:00

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NEW SUPER EIGHT安田章大、フランス映画の名作を初の日本舞台化で主演 『髪結いの亭主』を50年代の茨城に設定アレンジ

安田章大主演PARCO PRODUCE 2026『髪結いの亭主』

 5人組グループ・SUPER EIGHTの安田章大が、9月28日から10月25日まで東京・新国立劇場 小劇場で上演されるPARCO PRODUCE 2026『髪結いの亭主』に主演することが決定した。11月には広島・JMSアステールプラザ 大ホール、大阪森ノ宮ピロティホールで上演される。  1990年に公開されたパトリス・ルコント監督の代表作で、セザール賞7部門にノミネートされたフランス映画の名作を日本で初の舞台化。脚本演出は石黒麻衣氏が担当する。

 少年時代から「髪結いの女性と結婚すること」に憧れ続けた主人公は、大人になって理容師の女性と出会い、夢だった結婚生活を実現する。平穏で満ち足りた日々のなかで、愛することの歓びと儚さを、ユーモアと官能性を交えながら詩情豊かに映し出す。共演には、中村映里子、丸山智己、占部房子、村木仁ら俳優陣が集結。繊細な人間模様を描く本作を、確かな演技力で支える。

 今作は、原作映画から大胆にアレンジし、物語を1950年代の茨城にある小さな理容室へと移して描かれる。戦後復興の活気に満ち、人々が慌ただしく行き交う時代を背景に、不自由のない環境で育ちながらも社会の抑圧や厭世観を抱える有閑階級の主人公が、理容師として自立し、自らの力で人生を切り拓く一人の女性と出会うことで自由を見出していく。

 戦後の茨城の小さな理容室を舞台に、石黒ならではの茨城弁を織り交ぜながら、静けさのなかに激情を秘めた男女の愛と官能の物語を鮮やかにつむぎ出す。これはささやかな退廃なのか、それともささやかな自由なのか。理容室という小さな楽園に憧憬を抱き、孤独と欲望の狭間で揺れ動く主人公を、安田がどのように繊細かつ鮮烈に体現するのか。

 裕福な家庭に育ちながら働かず、世間から距離を置いて生きる男は、身分違いとされた理容師の女と結婚する。しかし、その結婚を機に父は亡くなり、家族との関係も疎遠になっていく。慎ましく静かな女との日々は、理容室を訪れる客たちとのささやかな交流によって少しずつ揺らいでいき…。

■キャストコメント

▼安田章大

2023年、劇団普通『写真』のフライヤーに興味を持ち、観劇に行きました。とても好きな演劇スタイルでした。理由は明確でした。

「何気ない日常のやり取りの中に潜む人間の本質がいつも見え隠れしている。何が本音で、何が嘘なのか区別がつきにくい特徴が人という生き物にはある。適当に相槌を打つ時もあれば、傾聴して相槌を打つ時もある、なのに、その状態を見たり聴いたりしている第三者、あるいはその2人を取り巻く受け取り手は間違って理解することがある。人間はいかに愚かかつ、愛おしいか。その不完全な人間関係、会話、態話、が物心ついた頃には僕は軽妙に感じていたのでした。」

それらが劇団普通にはありました。
終演後お声をかけさせていただき、お話をさせていただきました。そして、現在につながっています。

名作『髪結いの亭主』が1950年代に茨城にて存在するとどうなるのか。
石黒さんを筆頭に、キャスト、スタッフ全員で揉み、内包された言葉にし難いものをお届けします。

中村さんとは、内側を向け合い、互いの心理に寄り添いたいです。
相手が在るから僕が在れる
僕が在るから相手が在れる

望ましい形です。
舞台『髪結いの亭主』を通じてご自身に内包されているあらゆる感覚に耳を傾けてみてくださいませ。


▼中村映里子

愛と官能の物語でありながら、どこかとても軽やかで奇妙な品と美しさに包まれた名作を、茨城弁で舞台化。さらなるユーモアを交え、石黒麻衣さんが新たなコンセプトを掲げ創造する『髪結いの亭主』に参加させていただけることを、とてもうれしく光栄に思います。
主演の安田章大さんとは初共演ですが、豊かな表現力の中に瑞々しい感性や人間力のしなやかさを感じております。"幸福で退屈な結婚生活"の時間や夫婦関係を、安田さんと共にどのように探求していけるのか、今からとても楽しみです。特異な愛の形態の中に、どんな感情や思考が湧き上がるのか…石黒さんの脚本と演出に込められた知性や感覚を、しっかりと自分の実感や感触にして、丁寧に演じられたらと思います。
私自身、舞台出演は12年ぶりとなります。すばらしいキャスト・スタッフの皆様の力をいただきながら、邁進(まいしん)してまいります。

■石黒麻衣コメント

“トリス・ルコント監督の『髪結いの亭主』を舞台にする。その戯曲を書き、演出を自分がする。しかも茨城弁で!”このことが決まった時、胸が高鳴るのを感じました。
何故ならこれは私にとって全く新たな挑戦だったからです。そして同時に、この作品が持つ静かで密やかな、しかしそこに内包された切実な感情に、普段私が作っている茨城弁の作品に通ずるものがあると感じ取ったからです。海外の映画に、日本の地方の家族を描く劇団普通の作品との共通点を見つけたことは新鮮な驚きでした。
そして、主演の安田章大さん。初めてお目に掛かった時、私の作品に対し丁寧で熱意溢れるご様子でお話されていたことが強く印象に残っています。深い洞察力と探究心、素晴らしい俳優であることは言うまでもなく、さらに、時折り見せる憂いのある表情がこの滲み出るような感情を体現してくれる存在になることを確信しました。新しいこと、これまで自身が積み上げて来たこと、そして安田さんの持つ魅力、それらが融合した、想像を超えるものが生まれる予感がしています。

■パトリス・ルコント                                       
30年以上前、この映画を制作しようと考えたとき、これは非常に私的で内面的な作品になるとわかっていました。心の奥底では、この物語に誰も興味を持ってくれないのではないかと不安でした。というのも、ごく単純で、かつ儚いラブストーリーだからです。
ところが、映画が公開されるとそれなりの成功を収めました。私は安堵し、うれしく思いました。
しかし、何よりも私を幸せにしてくれたのは、この映画が多くの国で配給され、国際的な成功を収めたことです。その中には日本も含まれていました。当時、私は新作映画の撮影中で、映画『髪結いの亭主』の日本公開に同行できませんでした。しかし、この映画が放つ輝く感情が、日本の皆様の心に触れることはわかっていました。心より愛してやまない日本の皆様に深く感謝申し上げます。
脚本の執筆中、私は舞台化することを一切考えていませんでした。ひとつの場、理容室という特別な場所、登場人物も少ないというお芝居にはうってつけの条件であるにもかかわらずです。フランスでは、何度か舞台化の試みが検討されましたが、どれも実現には至りませんでした。
今日、『髪結いの亭主』が日本で新たな命を吹き込まれることを知り、私はこの上ない喜びに満たされています。なぜなら、私が表現したかったことを最も深く理解し、共感してくださったのは日本の皆様でした。
私は、この舞台が成功を収めることを確信しております。そして映画の感動がもう一度もたらされ、分かち合われることになるでしょう。
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