2026/08/20 14:54
エンタメ総合
NEW 山本耕史、バスローブ姿で会見に 日米合作『フル・モンティ』で「すべてをさらけ出します」
日米合作ブロードウェイミュージカル『フル・モンティ』会見に登場した山本耕史(左から3番目)
日米合作ブロードウェイミュージカル『フル・モンティ』が19日から東京国際フォーラムホールCで開幕した。初日を前にした18日、同劇場で初日前会見が行われ、俳優の山本耕史、お笑い芸人のゆりやんレトリィバァ、演出家のトレイ・エレット氏が登場した。
1997年のイギリスの同名映画『フル・モンティ』をもとに、舞台をニューヨーク州の田舎町バッファローにうつして舞台化されたブロードウェイミュージカル。2000年10月にブロードウェイ初演を迎え、翌2001年のトニー賞には作品賞を含む9部門にノミネート。日本では2002年に東京、大阪、福岡で来日公演を開催し、2014年には日本語版上演(演出:福田雄一、主演:山田孝之)が行われた。
そして、2026年夏、初の日米合同キャストで『フル・モンティ』が上演される。主演のジェリー役は、日米合作『RENT』(2024年)にも出演し、好評を博した山本。現在、ロサンゼルスを拠点に、芸人・俳優・映画監督としてグローバルに活躍するゆりやんレトリィバァが、本作でミュージカル初挑戦を果たす。会見に山本はバスローブ姿で登場した。
トレイ・エレット氏は『RENT』(2024年)で演出を務めているが、本作については「2年前に初めて『RENT』でご一緒させていただいたときに、この山本耕史という人物ともう1度何かでご一緒したいと思いました。こちらの作品は、自分自身が非常に好きということもありますし、耕史さんにやっていただく役の父親像や夫像…すべてが彼にぴったりだなと。歌も踊りもすべて必要な役どころですし、そう考えたときにもう彼しかいないと思いました」と語る。
それに対して、山本は「全編英語上演ですごくチャレンジングですけど、トレイは同じ役(『RENT』のマーク役)をやった経験もあって、安心できる演出家なので、ここはもうトレイさんに委ねてみようと思って。お話をいただいたときはうれしかったです」と笑顔。ただ、実際に全編英語の上演は「ある程度分かっている『RENT』でやるのとはまた違って、全く知らない作品、言ったことのないセリフを英語で言うので、『RENT』の10倍ぐらい大変でした。台本を開くたびに大量のセリフが目に入って、何回か挫けました」とも。歌うように覚えたり、意味を照らし合わせながら精読したりとあらゆることを試しつつ、「運動をしながらセリフを一人で全部通す稽古を毎日やっていました。トレイさんがセリフを吹き込んでくれたので、その音源を聞きながら、トレイさんの言ったままを話す感じです」。
今回、ミュージカル初挑戦となるゆりやん。山本については「初めてご一緒させていただくんですけど、勝手にすごくパッションがある方だなと思っていて。お稽古場で怒られたらどうしようとドキドキしていたんですけど、全くそんなことなく、本当に優しくて。私はミュージカル自体が初めてで、しかもそれを英語でやることに対して、いろいろ不安があったんですが、耕史さんはいろいろ教えてくださって、心強くて」と頼りにしていたことを明かし、「私は山本耕史さんとご一緒させていただけて本当に感謝してます!一生ついていきます!」。そんなゆりやんに対して山本も「ものすごく控えめでかわいらしい方。日米合作と言いつつ、“日”が限りなく少ない中で、日本語で話し合える唯一の仲間というか。助かっています」と印象を語った。
観客へのメッセージを求めると、山本は「この作品をご存じの方もいらっしゃると思いますし、もちろん知らない方もいると思いますけど、見れば見るほど僕もどんどん好きになっていって。最初はセリフを言うのも難しい作品だな、どうしようかなと思っていたんですけど、いつの間にかこの作品の内容に釘付けになっていって…最後はここに自分が立つことがもしかなったら、こんなに幸せな瞬間はないだろうなというラストを迎えます。『フルモンティー』というタイトルですから、すべてをさらけ出します。爽快であり、人間のこの愛情もいっぱい溢れていて、それでいてとてもドラマチックすぎないというか。誰にでも起こり得ることがそれぞれにあって、でもみんなが集結して1つのビッグナイトを過ごす。ミュージカル向きであり、皆さんも見たらすごく爽快な気持ちになるんじゃないかなと思うので、ぜひ皆さん遊びに来てください」と話した。
本作の物語は、舞台は、ニューヨーク州の郊外にある街・バッファロー。今は閉鎖された製鉄所で働いていたジェリーは失業中で、職安に通う日々を過ごしている。一人息子ネイサンの教育費も払えず、離婚した元妻パムに親権を奪われそうになっていた。職安には親友のデイブや元上司のハロルドなど、かつての仲間たちも同じように仕事を探しに通っている。
そんなある日、ジェリーとデイブは女性たちが男性ストリップショーに熱狂している光景を目にする。その中にはデイブの妻ジョージーの姿もあった。男性ストリッパーの肉体美などについて興奮気味に話している様子に衝撃を受けたジェリーは「自分たちもストリップで一儲けできるのでは」と思い立つ。
メンバーに集まったのは体型にコンプレックスを抱えるデイブ、内気なマルコム、社交ダンス経験のある元上司ハロルド、年配のホース、そして自信満々のイーサンなど事情も性格もバラバラな男たち。慣れないダンスに悪戦苦闘しながらも、彼らは少しずつ心を通わせていく。やがて彼らは“すべてをさらけ出す”という大胆なアイデアに挑もうとするが、さまざまな壁が立ちはだかる。はたして、6人の男たちは自分自身の殻を破り、人生を変える一歩を踏み出すことができるのか?!というストーリー。
山本はほぼ出ずっぱりで、かなりのセリフ量。だが、やはり俳優としての実力と努力があって、英語に関しては遜色ないし、体格も引けを取らず、「日米合作」をきちんとリード。山本の演じるジェリーは失業していて、息子の親権を奪われそうで…とハードな境遇の役どころで、他の男たちもそれぞれに困難を抱えているわけだが、全編を通じて暗くなりすぎず、最終的には彼らを応援したくなるのは、作品そのものの力はもちろん、山本をはじめとする俳優陣の人間味あふれる芝居があるからだろう。なお、ゆりやんは初めてのミュージカル出演となるが、その堂々とした態度とハッピーな存在感で好演。全体的に決して曲数が多いわけではないが、「MICHAEL JORDAN’S BALL(マイケル・ジョーダンのボール)」や「BREEZE OFF THE RIVER(川面のそよ風)」など、見せどころや聞かせどころは十分。なんと言っても、ラストの「LET IT GO(ありのまま)」は実に爽快で、清々しいクライマックスとなっている。
上演時間は2時間40分(休憩あり)。東京公演は9月7日まで。大阪公演は新歌舞伎座にて9月10日から9月14日まで。
そして、2026年夏、初の日米合同キャストで『フル・モンティ』が上演される。主演のジェリー役は、日米合作『RENT』(2024年)にも出演し、好評を博した山本。現在、ロサンゼルスを拠点に、芸人・俳優・映画監督としてグローバルに活躍するゆりやんレトリィバァが、本作でミュージカル初挑戦を果たす。会見に山本はバスローブ姿で登場した。
トレイ・エレット氏は『RENT』(2024年)で演出を務めているが、本作については「2年前に初めて『RENT』でご一緒させていただいたときに、この山本耕史という人物ともう1度何かでご一緒したいと思いました。こちらの作品は、自分自身が非常に好きということもありますし、耕史さんにやっていただく役の父親像や夫像…すべてが彼にぴったりだなと。歌も踊りもすべて必要な役どころですし、そう考えたときにもう彼しかいないと思いました」と語る。
それに対して、山本は「全編英語上演ですごくチャレンジングですけど、トレイは同じ役(『RENT』のマーク役)をやった経験もあって、安心できる演出家なので、ここはもうトレイさんに委ねてみようと思って。お話をいただいたときはうれしかったです」と笑顔。ただ、実際に全編英語の上演は「ある程度分かっている『RENT』でやるのとはまた違って、全く知らない作品、言ったことのないセリフを英語で言うので、『RENT』の10倍ぐらい大変でした。台本を開くたびに大量のセリフが目に入って、何回か挫けました」とも。歌うように覚えたり、意味を照らし合わせながら精読したりとあらゆることを試しつつ、「運動をしながらセリフを一人で全部通す稽古を毎日やっていました。トレイさんがセリフを吹き込んでくれたので、その音源を聞きながら、トレイさんの言ったままを話す感じです」。
今回、ミュージカル初挑戦となるゆりやん。山本については「初めてご一緒させていただくんですけど、勝手にすごくパッションがある方だなと思っていて。お稽古場で怒られたらどうしようとドキドキしていたんですけど、全くそんなことなく、本当に優しくて。私はミュージカル自体が初めてで、しかもそれを英語でやることに対して、いろいろ不安があったんですが、耕史さんはいろいろ教えてくださって、心強くて」と頼りにしていたことを明かし、「私は山本耕史さんとご一緒させていただけて本当に感謝してます!一生ついていきます!」。そんなゆりやんに対して山本も「ものすごく控えめでかわいらしい方。日米合作と言いつつ、“日”が限りなく少ない中で、日本語で話し合える唯一の仲間というか。助かっています」と印象を語った。
観客へのメッセージを求めると、山本は「この作品をご存じの方もいらっしゃると思いますし、もちろん知らない方もいると思いますけど、見れば見るほど僕もどんどん好きになっていって。最初はセリフを言うのも難しい作品だな、どうしようかなと思っていたんですけど、いつの間にかこの作品の内容に釘付けになっていって…最後はここに自分が立つことがもしかなったら、こんなに幸せな瞬間はないだろうなというラストを迎えます。『フルモンティー』というタイトルですから、すべてをさらけ出します。爽快であり、人間のこの愛情もいっぱい溢れていて、それでいてとてもドラマチックすぎないというか。誰にでも起こり得ることがそれぞれにあって、でもみんなが集結して1つのビッグナイトを過ごす。ミュージカル向きであり、皆さんも見たらすごく爽快な気持ちになるんじゃないかなと思うので、ぜひ皆さん遊びに来てください」と話した。
本作の物語は、舞台は、ニューヨーク州の郊外にある街・バッファロー。今は閉鎖された製鉄所で働いていたジェリーは失業中で、職安に通う日々を過ごしている。一人息子ネイサンの教育費も払えず、離婚した元妻パムに親権を奪われそうになっていた。職安には親友のデイブや元上司のハロルドなど、かつての仲間たちも同じように仕事を探しに通っている。
そんなある日、ジェリーとデイブは女性たちが男性ストリップショーに熱狂している光景を目にする。その中にはデイブの妻ジョージーの姿もあった。男性ストリッパーの肉体美などについて興奮気味に話している様子に衝撃を受けたジェリーは「自分たちもストリップで一儲けできるのでは」と思い立つ。
メンバーに集まったのは体型にコンプレックスを抱えるデイブ、内気なマルコム、社交ダンス経験のある元上司ハロルド、年配のホース、そして自信満々のイーサンなど事情も性格もバラバラな男たち。慣れないダンスに悪戦苦闘しながらも、彼らは少しずつ心を通わせていく。やがて彼らは“すべてをさらけ出す”という大胆なアイデアに挑もうとするが、さまざまな壁が立ちはだかる。はたして、6人の男たちは自分自身の殻を破り、人生を変える一歩を踏み出すことができるのか?!というストーリー。
山本はほぼ出ずっぱりで、かなりのセリフ量。だが、やはり俳優としての実力と努力があって、英語に関しては遜色ないし、体格も引けを取らず、「日米合作」をきちんとリード。山本の演じるジェリーは失業していて、息子の親権を奪われそうで…とハードな境遇の役どころで、他の男たちもそれぞれに困難を抱えているわけだが、全編を通じて暗くなりすぎず、最終的には彼らを応援したくなるのは、作品そのものの力はもちろん、山本をはじめとする俳優陣の人間味あふれる芝居があるからだろう。なお、ゆりやんは初めてのミュージカル出演となるが、その堂々とした態度とハッピーな存在感で好演。全体的に決して曲数が多いわけではないが、「MICHAEL JORDAN’S BALL(マイケル・ジョーダンのボール)」や「BREEZE OFF THE RIVER(川面のそよ風)」など、見せどころや聞かせどころは十分。なんと言っても、ラストの「LET IT GO(ありのまま)」は実に爽快で、清々しいクライマックスとなっている。
上演時間は2時間40分(休憩あり)。東京公演は9月7日まで。大阪公演は新歌舞伎座にて9月10日から9月14日まで。











