×

一覧に戻る

オリコンニュース

エンタメ総合

2026/09/03 07:30

エンタメ総合

NEW “誠お兄さん”福尾誠、なぜ順大「特任助教」に? 子ども&保護者と接して見えた“課題”「大学での学術的な研究に取り組むことで課題解決の一助に」【独占インタビュー】

福尾誠

 “誠お兄さん”こと福尾誠が1日、母校・順天堂大学スポーツ健康科学部の特任助教に就任したことを発表した。NHK『おかあさんといっしょ』で第12代 体操のお兄さん卒業後は、タレントとして活動の幅を広げる一方、ステージでの公演やイベント・各種メディアを通じて、体を動かすことの楽しさを表現している福尾は、今回、どういった経緯で「特任助教」に就任したのか?同役職の仕事内容や今後の目標、さらに自身のキャリアについても話を聞いた【独占インタビュー】。 ■「必ず成果を社会に還元していきたい」

――この度は、順天堂大学スポーツ健康科学部特任助教へのご就任おめでとうございます。今の率直な心境をお聞かせください。

【福尾誠】母校である順天堂大学にこのような形で戻ることができ、大きな喜びと同時に、非常に身が引き締まる思いです。順天堂大学は、体操選手として競技に取り組み、指導者や研究者としての基礎を学んだ僕の活動の土台となっています。これまでに培ってきたスポーツ健康科学の知見や、現場で多くの子どもたちと接してきた経験を、研究・教育という形で社会や次世代に還元できる機会をいただき、感謝と大きなやりがいを感じています。

――どのような経緯で「特任助教」のオファーをいただいたのでしょうか?

【福尾誠】日ごろ、全国の子どもたちや保護者の方々と接する中で、体を動かすことへの課題や発達段階における疑問など、現場ならではの声にたくさん触れてきました。その課題解決のために、大学での学術的な研究に取り組むことで、より多くの子どもたちや保護者の方々の課題解決の一助になるのではないか、という思いが強くなっていきました。そこで、母校の先生方に今後のキャリアや関心についてご相談を重ねておりました。

――現場で子どもたち、その親御さんたちとふれあうなかで出てきた声に、ご自身が自ら大学で学んで解決を目指していきたいということですね。

【福尾誠】はい。その中で、これまでの順天堂大学での勤務実績や現場での活動の実践力を評価していただき、発育発達学領域における研究活動をはじめ、僕だからこそできる新しいアプローチで社会貢献活動、子どもたちを対象としたイベントなどを通じた研究成果の社会還元への期待をしていただき、特任助教という役職をいただきました。ここからまた新たなスタートとして、必ず成果を社会に還元していきたいと決意した瞬間でもありました。

■多様な状況にある子どもたちのQOL向上や健やかな成長を支える架け橋となりたい

――すばらしいお考えですね。就任を発表された文書のなかに「これまでの専門分野であるスポーツ健康科学に加え、発育発達学の分野においても子どもたちの未来につながる研究に取り組むとともに、地域連携活動や小児科病棟との取り組みなどにも力を注いでいく所存です」と決意を新たにされていました。「特任助教」として今後、具体的にどのような活動を行われる予定ですか?

【福尾誠】「特任助教」として行う仕事は、大きく分けて研究、実践(地域・医療連携)、教育の3つです。研究面では、発育発達学およびスポーツ教育・健康増進に関する研究と情報発信を行います。実践面では、子ども向け運動プログラムおよび地域貢献イベントの企画・運営に加え順天堂の附属病院と連携し、小児科病棟に関わる子どもたちが安全に楽しめる運動・表現プログラムの開発に取り組む予定です。また教育面では、本学生徒(学部生・大学院生)と連携した社会貢献活動を推進していきます。

――この3つの「仕事」を行っていく背景には、どのような思いがあるのでしょうか?

【福尾誠】どんな環境にいる子どもたちにも体を動かすことの楽しさや喜びを届けたいという強い思いがあります。生活環境の制限によって、体を動かす機会が限られている子どもたちにも、スポーツ健康科学の知見があれば安全で効果的な運動や遊びを提供できると考え、多様な状況にある子どもたちのQOL(クオリティ・オブ・ライフ=人生の質・生活の質)向上や健やかな成長を支える架け橋となりたいと考えています。

――上記に関連して、「発育発達学の分野においても子どもたちの未来につながる研究」に興味を持たれた、研究しようと思われた理由を教えてください。

【福尾誠】僕は子どもたちの個性を彩るために、「coseiro株式会社」を設立しました。会社を設立した背景には、子どもたちが五感をフルに使って夢中になるリアルな体験が決定的に不足しているからです。

――デジタル機器が発達する一方、公園の遊具など遊ぶ場も減っているように感じます。

【福尾誠】スマートフォンの普及やコロナ禍などを経て、デジタルが当たり前になったこれからの社会において、子どもたちの生活習慣や遊ぶ環境は劇的に変わりました。情報の波の中で、いつの間にか周りと自分を比べてしまい、自分らしさをそっと閉じてしまう子どもたちも少なくありません。しかし、現場で子どもたちと一緒に体を動かしていると、楽しさやうれしさで表情や心身の動きの表現が劇的に変化する瞬間を何度も目の当たりにしてきました。

――“誠お兄さん”自ら、さまざまな現場で子どもたちに寄り添えたからこそ、気づけたわけですね。

【福尾誠】それと同時に、体を動かすことがなぜ子どもたちの成長に良いのかを感覚だけでなく、科学的なデータや学術的根拠を持って解明・証明することの重要性を痛感しました。発育発達のメカニズムを正しく理解し発信することが、次世代を担う子どもたちの健やかな成長や教育環境の向上に直接つながり、持続可能な社会を創る本質的な基盤となると確信したためです。

■「決して容易なことではない」タレント活動との並業…「最新の研究知見を分かりやすく、楽しく実践できる形で世の中に発信できる」

――今後、この立場でどのようなことを伝えていきたいですか?

【福尾誠】メディアやステージでの表現活動と、大学での教育・研究活動は一見異なる活動に見えますが、子どもたちと保護者の方々の健康を支えるという根底にある思いは全く同じです。
学術論文や専門書に書かれている研究成果は、時に難しく届きにくいことがあります。しかし、僕自身が直接子どもたちや保護者の方々に届ける活動を続けることで、最新の研究知見を分かりやすく、楽しく実践できる形で世の中に発信できると考えています。

――今後、芸能活動を続けながら、「特任助教」としての多忙な日々が待っているかと思いますが、一方でこれらは福尾さんしかできない活動かと思います。

【福尾誠】両方の活動を突き詰めることは決して容易なことではありませんが、研究と表現の相乗効果を生み出せるのは僕ならではの強みだと信じています。体を動かすことへの楽しさや、健康への効果の発見を、たくさんの方々へ届けていきたいです。

――最後に今後についての意気込みをお願いします。

【福尾誠】いつも一緒に遊んでくれる子どもたち、そして、これまで温かく見守り応援していただいている皆さまのおかげで、こうして新たな一歩を踏み出すことができました。心から感謝しています。
大学での研究や教育という新たな挑戦を通じて、子どもたちが笑顔で健やかに育っていける未来を実現できるよう、真摯に、そして実直に研究と向き合っていく所存です。皆さまと一緒にすてきな未来を作っていけたらうれしいです!

■プロフィール
福尾誠(ふくお・まこと)/1992年1月11日生まれ、東京都出身。順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科博士課程を修了し、博士号(スポーツ健康科学)を取得。「体操のお兄さん」を4年間務め、現在は自身が代表を務める「coseiro株式会社」にて、こどもの“こせいを彩る体験プログラム”を監修・考案。全国でイベントや講演活動を行っている。
BS11 番組一覧   BS11プラス  BS11 じゅういっちゃん じゅういっちゃんハンカチ BS11 公式SNS BS11 YouTube公式チャンネル BS11 プレゼント情報  京都の特等席
BS11 2027年新卒採用「価値ある時間ヲ創造するシゴト」 BS11 じゅういっちゃん BS11公式SNS一覧 BS11 YouTube公式チャンネル BS11マガジン登録・解除 BS11 番組ガイド ダウンロード