2026/09/21 07:00
エンタメ総合
NEW Travis Japan松田元太、自身が演じる“半端じゃないクズ男”の魅力とは?「いろんな表情を持っている」【インタビュー】
松田元太主演オシドラサタデー『はだかんぼうたち』場面カット (C)テレビ朝日
7人組グループ・Travis Japanの松田元太が主演するテレビ朝日系オシドラサタデー『はだかんぼうたち』(毎週土曜 後11:00)が10月3日からスタートする。“欲望に手足が生えたように”女性たちの間で揺れ動く主人公・鯖崎涼を演じる松田が合同取材に参加。自身が出演し大きく話題を呼んだ同枠『東京タワー』(2024年4月期)スタッフが再結集した今作への思いや、役作りについて語った。
直木賞作家・江國香織氏の長編小説を実写化。松田演じる主人公の鯖崎はオーダーメイドの靴メーカーに勤務する靴職人兼販売員。屈託のない明るさと人懐っこい性格で、10歳年上の歯科医・筒井桃との都合の良い“恋人もどきの関係”を楽しみながらも、桃の親友で3児の母・堀田響子にも興味を示し、欲望のままに2人の間を揺れ動いていくことに…。
■台本を読んで酔うほど“欲望剥き出し人間”の主人公を「丁寧に演じなければ」
――話題となった『東京タワー』スタッフ陣が再集結となりました。
前回『東京タワー』でお世話になった監督さんを始め、同じチームであることですごくやりやすく、良い環境を整えてくださったことにはもちろん感謝です。『東京タワー』のときもたくさんコミュニケーションを取りながらできて、今回もその時と同じインティマシーコーディネーターさんに入っていただくので、安心しながらも、一緒にちゃんと話し合いながら、丁寧に1個1個作っていけそうだな、と、楽しみです。
――台本を読み、主人公・鯖崎についてどのような印象を抱きましたか。
台本を読んだときは酔いました(笑)セリフにもあるように、欲望に手足が生えたような鯖崎涼という役を演じるんだなと思いながら、このご時世、こういった作品を地上波で放送しても大丈夫なのかという不安もあるくらい危険な世界観で、でも、やっぱり作品自体がすごく面白いですし、映像化したときに、世間で言われてるような、「クズ男」を、どこまでその視聴者のみなさんに、どれだけ「気持ち悪っ!」と思ってもらえるか、「クズ男」を演じることがすごく楽しみになっています。
――やっぱり演じられる松田さんにとっても「クズ男」という印象が強いのですね。
もちろん、半端じゃないクズだなという。でも、鯖崎は悪いと思っていない。理解はできない行動なのですが、手を差し伸べたくなっちゃったり…。登場人物にどんどん好意を抱いていく姿は、本当に欲望むき出し人間。周りから見たらもちろんクズだけど、鯖崎としてはそうではないというのを、ちゃんと根っこに持ちながら演じたい。台本を読むタイミング、自分の精神状態によって、鯖崎への理解の仕方が変わって、また違うふうに見えることがある。そこがすごく面白いし大事に丁寧に演じなければ、と思います。
――理解できないながらも演じるときに“核”となるのはどのような部分ですか。
女性に対してのリスペクトはもちろんあるし、鯖崎なりの、人に対して“大事にしたいな”という愛情表現がある。わかりそうでわからない。すごく絶妙な、しかも見る人によっても変わるようなものを持っている。そこを明確に演じたほうがいいのか、逆に自分もそのラインをずっと探りながら、視聴者の方にも探ってもらおうかなとか、いろんなパターンもすごく考えています。でも台本を読むとまた酔っちゃうんです(笑)
――『東京タワー』のときと同じ江國香織さんの原作ですが、作品ならではの共通する部分などはありますか。
白黒つけないというかグレーでい続けるとか…やっぱり全体的に美しいなって思います。ドラマすぎない、リアリティもあって、ハラハラドキドキ、ドロドロ…だけど美しい。そういった不思議な世界観は、『東京タワー』でも感じていました。今回も『はだかんぼうたち』でも、もっとすごいものを感じることができそうだなというふうには思っています。
――『東京タワー』で演じた耕二と、今作で演じる鯖崎に似ている部分も感じますか。
また違うかな。似ている感じもあるのですが、また違う人物。鯖崎も耕二も周りの人や環境によって変わる。誰しもそんな感覚はあると思うけど、そこがすごくわかりやすいのが鯖崎かな。本当に目に見えて、欲望に手足が生えた生物。もはや人間とかではないのかなって思う瞬間があるくらい。でも人間味もめちゃくちゃあるし…自分でもわからないくらい良い意味で不思議なキャラクターですね。
――なぜここまで女性たちが鯖崎に惹かれるのか。“欲望に手足が生えたような生物”である鯖崎の魅力はどこにあると思いますか。
その人間味がもちろん、職人さんとしてお仕事は一生懸命、真摯に向き合っている顔もあれば、ちょっとニコッとみたいなする顔もあったりして…いろんなギャップ、いろんな表情を持っているところですかね。鯖崎のなかでは“この人にはこういう顔をする”と決まってるのかもしれないけど、楽しくて笑っちゃったみたいな自然さも、ストレートに「どうしたの?」と聞くまっすぐさも、周りから見たらどこか可愛いなと思われるような性質を持っているのかな。表情や感情がコロコロ変わる人だからこそ、自分も鯖崎に魅力を感じたし、そういうふうに思ってもらえるように丁寧に演じられたらいいなと思います。
――読んでいるうちに酔ってしまうということもあったそうですが、松田さんが主演された舞台『俺節』も拝見して、すごく没入型の俳優さんだと感じました。どちらかというと構造や機械的に冷静に演じるのではなく、役にのめり込んでしまうタイプなのでしょうか。
どうなんですかね。自分でもわかっていないです。普通にお芝居が好きというのもあるので、その役を楽しみながら、自分にないものとかあるものを合わせて、いろんな足し算・引き算をしています。自分自身、周りの人や環境によって結構ガラッと変わる性格なので、自分と照らし合わせたり、合わせなかったり…(笑)。(演技の)世界になったらもうやっぱり入り込むしか自分は方法を知らないので、誰よりもその世界を楽しんでいこうと思っています。
――いろいろやってみた結果、そうなったのか、一生懸命作品や役のことを考えていたら自然とそうなってしまったという感じですか。
考えてはいるんですけど、ある意味、打算的に考えすぎず、今回も、その場で生まれるものと計画的にするところ。部分部分でちゃんと分けながら、自分の中でもちゃんと調整しながら演じたいなと思いますし、今までもこれからもあると思います。
――今回はクズでありながらも、ハートがすごくしんどくなるようなシーンもあると思いますが、そういうときは自分も役と同じように苦しくなりますか。
なりますね。かなりくらいます。確かにくらっています。でも、カットがかかればケロッとしているので、その瞬間、その人物を生きることが好きです。今回の作品も、もうくらいまくると思います。
――何か今作に向けて、体作りや外見的な準備はなにかされていますか。
ジムに行って、食事管理をしています。普段からジムに行ってはいたんですけど、より鍛えるパーツを考えてトレーニングするようにしています。
――また、今回演じるのは靴職人ということで、その点でなにか意識したいことはありますか。
先日、先生のお店や作業されてる場所にお邪魔させていただきました。何もわからない状態で行ったので、職人さんの手、目、空間とか知らない世界がそこにあって、もちろん興奮もしましたし、自分で、どういうふうに演じられるかなというのも考えながら教わりました。また、先生が、劇中で鯖崎が履く靴をオーダーメイドで靴を作ってくださり、足の形にぴったりで、すごく履きやすかったし、一生物だな、と。頂いたときのうれしさをちゃんと作品を通して、届けられたらいいなというふうに思いました。その靴職人さんがいるおかげで、本当に靴を履けてるんだと、改めて、より感謝も感じました。
――鯖崎は「一度きりの人生」という考えのもと行動していると思いますが、松田さんは仕事をする上で根底にどのような信念を持っていますか。
そこは一緒ですね。“一度きりの人生”。嵐さんの「ワイルド アット ハート」のサビの歌詞のように“1回、1度の人生だな”と、僕も、根っこで思っちゃっています。常に、なにに対しても後悔がないように行動しています。
――それくらい全部に全力を注いでいるということなのですね。
そうですね。抑えるとかが好きじゃないので…良いのか悪いのかわかんないですけど(笑)ただ100パーセントの中でも、細かく調節できるスキルは徐々に身につけていきたいなと思います。
――今作を視聴者にどのように受け取ってほしいですか。
鯖崎は「クズ男」というわかりやすい言葉で例えられますが、ふわっとしていても、それも正解なんじゃない?みたいな。自分で決めるのも大事だけど、誰かが決めたことに流されてもいい。それに対してダメと思うんだったら、それでもいい。そういう曖昧なものが美しいな、と感じてもらえる作品になったらいいなとは思っています。
■台本を読んで酔うほど“欲望剥き出し人間”の主人公を「丁寧に演じなければ」
――話題となった『東京タワー』スタッフ陣が再集結となりました。
前回『東京タワー』でお世話になった監督さんを始め、同じチームであることですごくやりやすく、良い環境を整えてくださったことにはもちろん感謝です。『東京タワー』のときもたくさんコミュニケーションを取りながらできて、今回もその時と同じインティマシーコーディネーターさんに入っていただくので、安心しながらも、一緒にちゃんと話し合いながら、丁寧に1個1個作っていけそうだな、と、楽しみです。
――台本を読み、主人公・鯖崎についてどのような印象を抱きましたか。
台本を読んだときは酔いました(笑)セリフにもあるように、欲望に手足が生えたような鯖崎涼という役を演じるんだなと思いながら、このご時世、こういった作品を地上波で放送しても大丈夫なのかという不安もあるくらい危険な世界観で、でも、やっぱり作品自体がすごく面白いですし、映像化したときに、世間で言われてるような、「クズ男」を、どこまでその視聴者のみなさんに、どれだけ「気持ち悪っ!」と思ってもらえるか、「クズ男」を演じることがすごく楽しみになっています。
――やっぱり演じられる松田さんにとっても「クズ男」という印象が強いのですね。
もちろん、半端じゃないクズだなという。でも、鯖崎は悪いと思っていない。理解はできない行動なのですが、手を差し伸べたくなっちゃったり…。登場人物にどんどん好意を抱いていく姿は、本当に欲望むき出し人間。周りから見たらもちろんクズだけど、鯖崎としてはそうではないというのを、ちゃんと根っこに持ちながら演じたい。台本を読むタイミング、自分の精神状態によって、鯖崎への理解の仕方が変わって、また違うふうに見えることがある。そこがすごく面白いし大事に丁寧に演じなければ、と思います。
――理解できないながらも演じるときに“核”となるのはどのような部分ですか。
女性に対してのリスペクトはもちろんあるし、鯖崎なりの、人に対して“大事にしたいな”という愛情表現がある。わかりそうでわからない。すごく絶妙な、しかも見る人によっても変わるようなものを持っている。そこを明確に演じたほうがいいのか、逆に自分もそのラインをずっと探りながら、視聴者の方にも探ってもらおうかなとか、いろんなパターンもすごく考えています。でも台本を読むとまた酔っちゃうんです(笑)
――『東京タワー』のときと同じ江國香織さんの原作ですが、作品ならではの共通する部分などはありますか。
白黒つけないというかグレーでい続けるとか…やっぱり全体的に美しいなって思います。ドラマすぎない、リアリティもあって、ハラハラドキドキ、ドロドロ…だけど美しい。そういった不思議な世界観は、『東京タワー』でも感じていました。今回も『はだかんぼうたち』でも、もっとすごいものを感じることができそうだなというふうには思っています。
――『東京タワー』で演じた耕二と、今作で演じる鯖崎に似ている部分も感じますか。
また違うかな。似ている感じもあるのですが、また違う人物。鯖崎も耕二も周りの人や環境によって変わる。誰しもそんな感覚はあると思うけど、そこがすごくわかりやすいのが鯖崎かな。本当に目に見えて、欲望に手足が生えた生物。もはや人間とかではないのかなって思う瞬間があるくらい。でも人間味もめちゃくちゃあるし…自分でもわからないくらい良い意味で不思議なキャラクターですね。
――なぜここまで女性たちが鯖崎に惹かれるのか。“欲望に手足が生えたような生物”である鯖崎の魅力はどこにあると思いますか。
その人間味がもちろん、職人さんとしてお仕事は一生懸命、真摯に向き合っている顔もあれば、ちょっとニコッとみたいなする顔もあったりして…いろんなギャップ、いろんな表情を持っているところですかね。鯖崎のなかでは“この人にはこういう顔をする”と決まってるのかもしれないけど、楽しくて笑っちゃったみたいな自然さも、ストレートに「どうしたの?」と聞くまっすぐさも、周りから見たらどこか可愛いなと思われるような性質を持っているのかな。表情や感情がコロコロ変わる人だからこそ、自分も鯖崎に魅力を感じたし、そういうふうに思ってもらえるように丁寧に演じられたらいいなと思います。
――読んでいるうちに酔ってしまうということもあったそうですが、松田さんが主演された舞台『俺節』も拝見して、すごく没入型の俳優さんだと感じました。どちらかというと構造や機械的に冷静に演じるのではなく、役にのめり込んでしまうタイプなのでしょうか。
どうなんですかね。自分でもわかっていないです。普通にお芝居が好きというのもあるので、その役を楽しみながら、自分にないものとかあるものを合わせて、いろんな足し算・引き算をしています。自分自身、周りの人や環境によって結構ガラッと変わる性格なので、自分と照らし合わせたり、合わせなかったり…(笑)。(演技の)世界になったらもうやっぱり入り込むしか自分は方法を知らないので、誰よりもその世界を楽しんでいこうと思っています。
――いろいろやってみた結果、そうなったのか、一生懸命作品や役のことを考えていたら自然とそうなってしまったという感じですか。
考えてはいるんですけど、ある意味、打算的に考えすぎず、今回も、その場で生まれるものと計画的にするところ。部分部分でちゃんと分けながら、自分の中でもちゃんと調整しながら演じたいなと思いますし、今までもこれからもあると思います。
――今回はクズでありながらも、ハートがすごくしんどくなるようなシーンもあると思いますが、そういうときは自分も役と同じように苦しくなりますか。
なりますね。かなりくらいます。確かにくらっています。でも、カットがかかればケロッとしているので、その瞬間、その人物を生きることが好きです。今回の作品も、もうくらいまくると思います。
――何か今作に向けて、体作りや外見的な準備はなにかされていますか。
ジムに行って、食事管理をしています。普段からジムに行ってはいたんですけど、より鍛えるパーツを考えてトレーニングするようにしています。
――また、今回演じるのは靴職人ということで、その点でなにか意識したいことはありますか。
先日、先生のお店や作業されてる場所にお邪魔させていただきました。何もわからない状態で行ったので、職人さんの手、目、空間とか知らない世界がそこにあって、もちろん興奮もしましたし、自分で、どういうふうに演じられるかなというのも考えながら教わりました。また、先生が、劇中で鯖崎が履く靴をオーダーメイドで靴を作ってくださり、足の形にぴったりで、すごく履きやすかったし、一生物だな、と。頂いたときのうれしさをちゃんと作品を通して、届けられたらいいなというふうに思いました。その靴職人さんがいるおかげで、本当に靴を履けてるんだと、改めて、より感謝も感じました。
――鯖崎は「一度きりの人生」という考えのもと行動していると思いますが、松田さんは仕事をする上で根底にどのような信念を持っていますか。
そこは一緒ですね。“一度きりの人生”。嵐さんの「ワイルド アット ハート」のサビの歌詞のように“1回、1度の人生だな”と、僕も、根っこで思っちゃっています。常に、なにに対しても後悔がないように行動しています。
――それくらい全部に全力を注いでいるということなのですね。
そうですね。抑えるとかが好きじゃないので…良いのか悪いのかわかんないですけど(笑)ただ100パーセントの中でも、細かく調節できるスキルは徐々に身につけていきたいなと思います。
――今作を視聴者にどのように受け取ってほしいですか。
鯖崎は「クズ男」というわかりやすい言葉で例えられますが、ふわっとしていても、それも正解なんじゃない?みたいな。自分で決めるのも大事だけど、誰かが決めたことに流されてもいい。それに対してダメと思うんだったら、それでもいい。そういう曖昧なものが美しいな、と感じてもらえる作品になったらいいなとは思っています。











