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音楽

2026/11/01 18:00

音楽

NEW aoen・京助、ENHYPEN・NI-KIの存在が転機 目指すは「唯一無二」の存在【ソロインタビュー企画第7弾】

aoen・京助(KYOSUKE)(撮影:AYAKO KOJIMA)(C)ORICON NewS inc.

 HYBE JAPANの傘下レーベル・JCONICが手掛ける新世代J-POPボーイズグループ・aoen(読み:アオエン)が、初の47都道府県ツアー『aoen LIVE TOUR 2026~青のはじまり47+1~』を開催中。それに合わせ、オリコンニュースではメンバーへのソロインタビュー企画を展開している。  最終回となる第7弾には、京助(KYOSUKE)が登場。ツアーを通じて感じた成長をはじめ、5歳から続けるダンス、全国大会優勝後に経験した挫折、アーティストを志したきっかけ、オーディションでのセンター交代について聞いた。さらに、映像や音楽制作への意欲、個性豊かなメンバーへの思い、目指す「唯一無二」の未来について語ってもらった。

■47都道府県ツアーで感じた成長

――47都道府県ツアーも終盤に入りました。ここまでを振り返ってみて、いかがですか。

最初にライブハウスなどでツアーをやると決まったときは、初めての経験だったので、いろいろな面で不安があり、みんなで少し心配していました。でも、やってみたら、やっぱり「楽しい」という気持ちが一番にありました。公演を重ねながら、改善点をメンバーやチームの皆さんと話し合い、少しずつ良くなっていくことを自分自身でも実感できたので、成長できたんじゃないかなと思います。

――具体的に、どのようなところが成長したと感じますか。

ダンスパフォーマンスはもちろんですが、特に歌がすごく成長したと思います。あとは、チームの絆というか、チーム力も徐々に高まったと思います。体調不良でメンバーが出演できないことがあったときは、ボーカル面やパフォーマンス面でメンバー全員でカバーして、aoringに楽しんでいただけるよう全力を注ぎました。そうした経験もあって、チーム力がより強くなったんじゃないかなと思っています。

――大変だったことはありますか。

想像していたよりも大変だったのは、3日連続で公演があるときです。体力的にもすごく大変でしたし、喉のコンディションも3日間ずっと良い状態に保たなければいけないのですが、どこかで少し調子が悪くなってしまうこともあったので、そこは大変でした。

――ツアー序盤と今を比べて、グループのパフォーマンスはどのようなところが成長したと感じますか。

公演ごとにステージのサイズが違うのですが、その一つひとつに対応していく力がすごく成長したと思います。

――ツアーファイナルは、グループにとって過去最大規模となる東京ガーデンシアターです。どのような景色が見られたらと思いますか。

会場がaoring(ファンネーム)でいっぱいになっている景色です。会場に足を運んでくださった全員に喜んでいただけるように、これまでやってきたことの集大成として、ファイナル公演ではaoenの個性を生かしつつ、良いステージを見せられたらと思います。

――ファイナルを終えたとき、どのようなグループになっていたいですか。

もちろん仲の良いグループでいたいですし、パフォーマンス面でも成長していたいです。ボーカルもダンスも、そしてチーム力も成長していたらと思います。

――先日リリースイベントに参加した際、MCがとても上手になったと感じました。ツアーを重ねる中で工夫していることはありますか。

メンバーともたくさん話し合ったのですが、1人に偏ってずっと話すことをなくして、トークパートで全員がバランスよく話せるよう工夫しました。

■5歳で始めたダンスと挫折

――続いて、京助さん自身について伺います。ダンスを始めたのはいつごろですか。

5歳のころです。地元の友達が誘ってくれたことをきっかけに、ダンススタジオに入りました。

――数多くの受賞歴がありますが、その経験の中で、今のご自身につながっている印象的な出来事はありますか。

中学2年生のときに全国大会で優勝したことです。それから、ほかのダンサーさんが自分たちを見る目が良い意味で変わったと感じました。周囲からの視線や評価が変化したことで、パフォーマンス面でも成長したと思えることがたくさんあったので、その経験が今につながっていると思います。自分の在り方も、そこでしっかり定まったという感じです。

――「周囲からの視線や評価が変化した」というのは、期待感などでしょうか。

期待感もありました。いろいろなコンテストに行ったときに、「優勝したチームだ」という目で見られていることをすごく感じました。うれしい反面、プレッシャーもたくさんあったと思います。

――ダンスを続ける中で、結果が出なかったり、つらい思いをしたりしたことはありますか。

あります。やはり結果が付いてこない時や、自分の実力が100%発揮できない時は悔しいなと感じます。

僕は小学3年生から中学3年生までの6年間、メンバーの変動はありましたが、同じダンスチームで活動していました。最初はコンテストで優勝することが目標で、そこから決勝大会で入賞する、決勝大会で優勝するというように目標がどんどん大きくなり、それを達成できていました。

 中学2年生で日本一になったのですが、中学3年生からは受験生になり、受験と両立しながらコンテストに出ていました。そのころから一気に結果が出なくなってしまい、全然入賞できず、その年は優勝もできませんでした。明確な原因は分からないのですが、結果がついてこなくて苦しい思いをした1年でした。

 また、中学2年生のときに全国大会で優勝したことで、翌年の決勝大会に出られるシード権のようなものをもらっていたんです。でも、その決勝大会の前日に、練習中に足を骨折してしまいました。次の日が決勝大会だったので、とても悔しかったですし、「何をしているんだ、自分」という気持ちにもなりました。

 当日は、テーピングでぐるぐる巻きにしてもらい、決勝大会では踊ることができました。結果はついてこなかったのですが、踊ることができたので良かったです。

■ENHYPEN・NI-KIに衝撃 アーティストを目指したきっかけ

――ダンサーとしてのお話を伺いましたが、アーティストを目指したきっかけは何だったのでしょうか。

さまざまなことが重なって今に至っています。まず、HYBEの先輩であるENHYPENのNI-KIさんにすごくハマりました。僕はNI-KIさんと同い年なのですが、同い年でこんな見せ方やオーラを持つ人がいるんだと思って、そこからK-POPやアーティストに興味が湧きました。

 また、幼なじみのお母さんから、僕がダンスをしていたころからずっと「アーティストになった方がいいよ」と言われていたんです。その方はBTS先輩のファンで、HYBEのアーティストをいろいろ教えてくれました。「こういうチームがいるんだ」と知る中で、ENHYPEN先輩を初めて見たときに、「このチームはすごい!」と思いました。そうしたことがいろいろ重なり、アーティストをやってみたいという気持ちが湧きました。

――ダンサーとして踊ることと、アーティストとして踊ることに、ご自身の中で違いはありますか。

アーティストとして歌って踊ることは、ダンサーとして踊る時と全然違うと思います。ダンスをしているときの僕は自分のスタイルで踊るので、aoenの京助とはまた違う自分を表現できます。aoenでは、aoenでしか見せられない自分の個性や表現ができます。違う見せ方ができるので、自分自身でも面白いと思っています。

――所属事務所に入ったきっかけは何ですか。

2022年の終わりごろ、僕が高校2年生のときです。SNSにいろいろなダンス動画を上げていたのですが、そのときに、たまたまHYBEのアーティストさんのダンスを踊ったカバー動画をリールに投稿しました。それをHYBE JAPANの方が見て、声をかけてくださったという感じです。

■オーディションで経験したセンター交代

――事務所に入って練習を重ね、aoenになるためのオーディションを受けたと思います。オーディション中に印象に残っている出来事はありますか。

最初は優樹(YUJU)くんがセンターを任せられていたのですが、途中で僕に変わったことが、すごく印象に残っています。

――センターを任されると知ったとき、最初はどのような思いでしたか。

僕は、良い意味でも悪い意味でも周りのことを考え過ぎてしまうんです。だから、優樹くんの座を取ってしまったような、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。ただ、「センターを取って申し訳ない」と思うこと自体が、かえって申し訳ないことでもあるなとも思っていました。自分にできるのかなという心配もあり、「この気持ちをどうしよう」と、自分の中でずっとモヤモヤしていました。

――そのモヤモヤは、どのように乗り越えましたか。

センターを任されたからには、歌とダンスを頑張るしかないと思って、たくさん練習しました。それまでは、人に教えたり、アドバイスをしたりすることが得意ではありませんでした。でも、センターに任命されてからは、そこも頑張りました。

――センターを経験したことで、身についたものはありますか。

自信がつきました。センターを任されている間は、自分のことで必死になりながらも、周りを見て、分からないことがあるメンバーに教えるなど、自分にできることを精いっぱいやりました。この期間で成長できた部分がたくさんあったと思います。

――実際にセンターでパフォーマンスをしたときはいかがでしたか。

ファイナル公演では、セットを組んでいただいたり照明も華やかにしていただいたりして、今まで以上に豪華なステージでパフォーマンスさせてもらいました。そこで改めて、ステージで歌って踊る楽しさを実感し、感動したことを覚えています。

――当時の練習生の中で、センターが交代したことについて、声をかけてくれた人はいましたか。

ほとんどみんなが「頑張って」と言ってくれました。優樹くんは、ハグをしてくれました。僕が「頑張るわ」と伝えたら、優樹くんも応援してくれました。

■aoenとしてデビューして感じた7人の絆

――aoenとしてデビューしてからの日々を、今、どのような気持ちで過ごしていますか。

これまでできなかった経験をたくさんできています。もちろん大変なときもありますが、楽しみながらいろいろなことを経験できているので、すごく充実していると思います。

――今の7人で活動していて、「このメンバーで良かった」と心の底から思った瞬間はありますか。

高め合えるメンバーがそろっていると思います。普段はみんなでふざけたり、兄弟のように、ちょっとした言い合いをしたりしています。もちろん、本気のけんかではないです(笑)。でも、いざとなったとき、誰かが悔しい思いをしたり、失敗したりしたときには、みんなで支え合い、励まし合うことができます。チームのためなら、みんなが最善を尽くし、相手のために頑張っている姿が見られます。そういう面で、何事に対しても高め合えるメンバーがそろっていると思います。

――皆さん、「高め合えるメンバー」とおっしゃっていました。

本当ですか? 示し合わせてはいないんですけど(笑)。でも、確かに当てはまっています。たまにはネガティブになるメンバーも、もちろんいるのですが、いざとなったときには、みんなで高め合えていると感じます。

――今は多くのボーイズグループが活動していますが、その中でも「ここだけは負けない」と思うaoenの魅力はありますか。

これ、みんな「ビジュアル」と言っていますよね?(笑)

――ビジュアルと答えたメンバーもいました。

ビジュアルもそうですし、これほど違う個性を持った7人組は、なかなかいないのかなと思います。パフォーマンス面にも性格面にも、それぞれの個性があります。7人全員が、ほかのメンバーとはかぶらない個性を一人ひとり持っていることは、すごく魅力的だと思います。

■絵と映像編集を生かして挑戦したいこと

――少しダンスの話から離れますが、小さいころから絵も得意だったと伺いました。

そうです。ずっとアニメを見ながら描いていました。人の絵を見て、それを描くこともひたすらやっていました。小さいころは、とにかくダンスと絵が大好きでした。小さいころの将来の夢は、漫画家だったんです。絵を描くことがすごく好きでした。

――映像編集もされていると思います。今後、そうした面でグループに貢献したいという思いはありますか。

まだ本格的にやっているわけではないのですが、ダンスをしていたころに、海外に大好きなダンスチームがいたんです。そのチームのパフォーマンスビデオを見て、「めっちゃかっこいい」と思って、そこから映像を撮って編集することが日課になりました。いつかaoenのパフォーマンスビデオや、おしゃれな動画を作って、SNSでたくさん広めたいと思っています。

――将来的に、グループの映像やステージ演出に携わってみたいという思いもありますか。

すごくあります。僕は曲を編集することも好きなので、いつか自分が編集した音源でみんなが踊ったり、自分で作った振り付けに挑戦したりしてみたいです。パフォーマンス中にステージ後方で流す映像なども作ってみたいです。やってみたいことがたくさんあります。

――今、何の制約もなく「好きなことをしていい」と言われたら、どのようなコンテンツを作りたいですか。

今も作っている途中のものがたくさんあります。音源編集でいうと、ツアー後半戦のダンスパートでは、僕が音源を編集したものもあります。ほかにもいろいろ計画しています。

 何でも好きなようにやっていいと言われたら、プチミュージックビデオを作りたいです。aoenの曲を作って、歌詞も考えて、その曲の映像を撮り、ダンスも考え、それを編集して、ミュージックビデオを作りたいです。

――曲を作りたいと話しているメンバーもいたので、実現したら面白そうですね。

いつか実現させたいですね。

■目指すのは「唯一無二」の存在

――今後、aoenをどのようなグループにしていきたいですか。目標や夢、野望を教えてください。

唯一無二のボーイズグループになりたいです。グループだけでなく、自分自身も唯一無二の存在になりたいと、昔からずっと思っています。人と同じことをするのが、すごく嫌なんです。ダンスや歌でも、自分にしか出せない色や雰囲気、自分の考えを取り入れた表現を皆さんに届けたいと、ずっと思っています。メンバーはそれぞれ違う、良い個性を持っているので、その個性も生かしながら、唯一無二の存在になれたらと思います。

――「個性」という言葉が出ましたが、メンバーそれぞれの個性を教えてください。

優樹(YUJU)くんは、すごく甘い歌声を持っていて、その歌声には人を沼らせる力があると思います。そして、しっかりした長男です。aoenの中で一番年上で、リーダーもしているので、とても頼りがいがあります。甘い歌声で人を魅了する力を持っていて、アーティストにふさわしい存在だと思います。

琉楓(RUKA)くんは、やっぱり優しいです。第一印象では、少し近寄りがたいと思ったんです。でも、一番優しくて、メンバー思いです。その一方で、ダンスはゴリゴリに踊れて、すごくヒップホッパーです。そういったところが個性だと思います。

雅久(GAKU)は「あの性格は雅久しかいない」と思うくらいです。最初に決めたことは意地でもやり遂げ、自分の意志を絶対に曲げない強さを常に持っています。aoenのことについても、いつも一生懸命、深く考えて、その意見をいろいろな人に伝え、まとめてくれる人です。それに、あれほど面白い人は世の中にいないと僕は思います(笑)。ダンスも歌もすごく上手ですし、良い意味で変わり者だと思います。

輝(HIKARU)は、一見おとなしく見えて、実はすごくはっちゃけます。それから、歌声がとてもきれいです。輝にしか出せない、おしとやかな音色があると思います。それが個性だと思います。

颯太(SOTA)はミステリアスな雰囲気があります。ビジュアルも芸術的ですが、実はすごくはっちゃけます。性格的にはギャルですし、ギャップがあることが個性だと思います。

礼央(REO)は一番年下ですが、精神年齢がすごく高いです。ふざけるときはありますが、いつも冷静に周りを見て、分析しています。「こういう気持ちでこうなっていると思うから、そういうときはこう考えて、こうした方がいいよ」というようなアドバイスをしてくれます。一番周りを見られていて、人の気持ちを分かってくれるというか、マンネ(末っ子)なのにすごく頼りがいのある存在です。ダンスも歌もすごく上手なので、そこにも礼央にしか出せない個性があると思います。

――すてきなメンバー紹介をありがとうございます。ツアーファイナルの先に、「ここで公演したい」「これに出たい」といった、グループとしての夢はありますか。

グループとしてずっと言っているのは、日本では『NHK紅白歌合戦』に出場してみたいということです。個人的な目標では、アメリカに行きたいです。いずれ世界には絶対に行きたいです。

――最後に、ファンの皆さんへメッセージをお願いします。

まずは、aoringのみんな、いつも応援してくれてありがとうございます。今、47都道府県ツアーを頑張っている最中ですが、本当にaoringの言葉や応援のおかげで、どんどん前進できていると思います。これからもそばにいてくれたらうれしいです。

 今後も、皆さんが楽しめるコンテンツや、もちろん音楽もしっかり世の中に届けていきたいと思いますので、これからも愛してください、と伝えたいです。

【編集後記】

 緊張した面持ちで取材場所に現れた京助は、「僕は話すことが得意ではないので、、、頑張ります」と控えめに申し出た。そんな言葉とは裏腹に、取材が始まると、一つひとつの質問に丁寧な言葉で、誠実に答えてくれた。

 ほかのメンバーも「aoenは高め合えるメンバー」と語っていたことを伝えると、すっと背筋を伸ばし、目を輝かせた京助。そのうれしそうな表情が印象的だった。また、京助が語った6人の人物像は、これまでのインタビューでメンバー自身が明かした自己像や、互いについて語った言葉とも驚くほど重なっていた。表面的な仲の良さだけではなく、互いの本質を見つめ、心から理解し合っているのだと感じた。

 多くのボーイズグループを取材してきた記者の目に、aoenは静かに燃える“青い炎”のように映る。内側には強い闘志を宿しながらも、7人の空気は穏やかで落ち着いている。それぞれが単独で競うように長所をとがらせるのではなく、互いを認め、押し上げながら、7人で一緒に高みを目指していく。京助が思い描く「唯一無二」の未来は、すでにその歩みの中に見え始めている。
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