王翦将軍が封建されたいって言って大王に拒否されてから
鼻水垂らして隠居しますでもうろくしましたアピール。
楚に60万で侵攻するときにアレコレおねだりしてたのは
大王の猜疑心が強いんで褒美にしか興味ない小物ってアピールして
昌文君みたいになりませんよーってことみたいですね。

王翦が部下に諭すシーンがないから変に見えましたが、アレコレ読んでるとお約束のようで。このドラマでは猜疑心のことはスルーしてたりするので変な感じに。
まぁ項燕側におねだりで離反するかもって油断のネタって演出もできたかも。

ともあれ天下統一で終わってしまいました。
ラブ史劇のファンタジーが多いですが、こういう無骨な歴史モノの放送も続けてほしいですね。

構想から14年も費やしての労作、大作だったんですね、見応えある作品でした。ドラマと映画の違いって何なのか、ドラマの方がお手軽製作と認識していた浅薄な自分自身に問うています。
始皇帝の先見性と残虐性、多民族を統一していく困難さをじっくりと表して、現代に通じる事も諸々感じられる名作だと思いました。
中国版キングダムと併せて観て、滅ぼされる側の論理も考えつつ、没頭した78話でした。
明日から寂しいです。

　毎回、「ラストエンペラー」と「レッドクリフ」と「ゴッドファーザー」と「VIVANT」を同時に観ているかのような、見ごたえある重厚なドラマでした。歴史絵巻でありながら、最新の映像技術も取り入れられ、中国ＴＶ界の底力を見た思いです。

　兵馬俑がみんな違う顔をしているのに似て、このドラマの登場人物たちも、それぞれ様々な表情を見せてくれました。史実の人物たちが、実際にそうだったのではないか、と思うくらい役者さんたちはみな入魂の演技でした。
　
　第1話、嬴政が長い長い階段を上っていくシーンに始まり、そして最終話でも同じシーンで締めくくる。真の天下統一や平和が未だ成らず、果てしない階段を始皇帝は今も登り続けているのではないかと感じずにはいられません。

　とっつきにくい中語史が、こんなにも面白いものだとは。もっと深く学びたいと思いました。素晴らしいドラマをありがとうございました！

ホスト系ろうあいの死後は視聴意欲が低下しましたが、なんとか完走しました。中国史の基礎を知ることができて良かったです。それにしても、多くの人命を犠牲にして成し遂げた秦の統一もわずか15年しか続かなかったとは！やるせなさも感じます。始めて中国を一つにした、ということに大きな意味があるのでしょうが

とても面白く、アニメキングダムと比較してみるのもまた違った面が見えて良かったです。長編なので大変ですが見る価値十分ありです。

１０月２日最終回となってしまいました。前半やその前の回の多くを見ていません。是非再放送をお願いします。

とても素晴らしいドラマでした。中国ドラマは初めてですが、演技力と背景に感動してみました。
この様な充実感あるドラマを見たいのです。宜しくお願いします。楽しみにしております。

物語もいよいよ佳境。タイトル通りの天下統一が迫っています。
その瞬間を早く見たいと思う反面、まだまだ先であってほしいとも思ってます。
毎回、毎回、映画のようなスケールとストーリー展開。細部にまで細かく行き届いた美術、衣装、武器、装飾品。ドローンでしか映しようがない広大な中国の平原。ロケ地に不足なし。また大量に動員されるエキストラにも不自由なし。いいものを作ろうという製作者たちの意地と誇りが伺えます。そしてそれに応える役者たちの熱演。王族たちは高貴で品性を漂わせ、将軍たちはちゃんと武将顔をしています。
また、各登場人物たちの身分と名前をきちんと字幕で表示して下さっているので、混乱することなく、よく理解できます。字幕翻訳者の方の歴史への造詣の深さに感心しております。素晴らしいドラマを放送して下さって感謝しています。
残りの話数、1回1回を大事に見ていきたいと思います。

秦王暗殺

樊於期が出てきて暗殺に首を差し出すと思いきや・・・
まぁずっと見てると太子丹を見逃したり、趙への鉄供与で匈奴を利用する案をだしたりと燕にアレコレしてやったのはあっても特に世話してもらった感じはないですよね。

お約束パターンでは視聴者も飽きるんでこういうのも面白い。
ただ最初から出演しててここまで振っておいてアレとはｗ

第74話　「秦王暗殺」とても見ごたえがありました。
燕太子らに見送られ、秦王を暗殺すべく、決死の覚悟で咸陽に向かう荊
軻。筑を弾いて見送る高漸離。この場面は水墨画の趣でした。

風　粛々として　易水寒し
壮士　ひとたび去りて　また還らず
虎穴を求め　入るは蛟宮
天を仰ぎ嘆く声は　白虹となる

そして嬴政と対峙し、匕首で切りかかる荊軻。
荊軻の白の服、秦王の黒い服の対比。
かわす秦王。髷が切れて、髪が乱れる。
どうすることもできない臣下たち。
自分の剣に手が届かないもどかしさ。
だが荊軻を追い詰め、彼に問う「なぜ、私を殺そうとした？」
秦王は判っていたのだ。その背後にあるかつての幼馴染の憎悪を。

　　“大王は永遠なり　　天下の統一を”
の声と共に、怒りとも哀しみともつかない表情で、髪振り乱し、叫びながら宮廷を去る秦王。チャン・ルーイーさんの演技力と目力に圧倒されました。