番組紹介
最愛の夫に余命半年ガンの宣告!告知すべきか否か…
妻と脚本家の狭間で揺れた実体験を描く自叙伝ドラマ
それは余りにも突然だった。
岩崎(大杉漣)が59歳、私(岸本加世子)(=橋田壽賀子※以後、私)が63歳の秋だった。
岩崎は55歳で定年を迎えたと同時に、ある病気で大手術をする。その後リハビリに1年以上もかかり、夢だった畠作りをしながら好きな仕事をやりたいと、やっと自分の会社を起こして東京と熱海での暮らしを始めた頃でもあった。
胸の痛みを訴える彼に、病院での検査を勧めた私だが、畠仕事を難なくこなす岩崎の姿からは大病の気配など微塵も無い。
検査から帰った岩崎の口からは「左の肺に影があるらしいので、検査入院しろと言われた」と言う。健康診断から3ヶ月後の出来事で、もし癌だとしても手術で克服できると思っていた。
病院への付き添いも、「大河ドラマを引き受けた君は、一日も無駄にしてはいけない」と、岩崎から明るく断られていた。
珍しく東京に原稿を届けに行った私が、大河ドラマの制作助手、竹田君(小泉孝太郎)に岩崎の入院を伝えると、一緒に病院へお見舞いに行くという。
病院で明るく2人を出迎えた岩崎とは裏腹に、担当の大原医師(神田正輝)は本人に検査結果を報告する前に、私に残酷な検査結果を伝える。
岩崎は手術できない癌に犯されていて、持ってあと半年・・・夫婦の運命を決めるには余りにも短い宣告だった。
根本的な治療は出来ないと知った私は、岩崎には告知せず、隠し通すことを選択した。
大河ドラマの倉田プロデューサー(中村梅雀)と、友人で仲人の石井ふく子プロデューサー(薬師丸ひろ子)とも今後の対応を相談した。
ふく子からは岩崎の兄妹への報告を勧めれたが、それすらも断り、落ち込むことも、泣くことも、仕事を降板して付き添うことも許されない、今までとまったく変わりない日常を演じることを決めた私。
しかし夫の病状の変化が、私の心を次第に追い込んでいく・・・どうしようもない状況に次第に心が悲鳴を上げていく。
そのときを迎えるまで、橋田壽賀子が体験した実話を自らがドラマ化。
信念を貫き、最後まで夫を支え通した“私”を描き、多くの夫婦がいずれ迎える別れの一つを記した、自叙伝的作品!
今の橋田壽賀子が誕生した背景には、この感動の秘話があった。
出演者・スタッフ
出演者
- 岸本加世子
- 大杉漣
- 小泉孝太郎
- 薬師丸ひろ子
- 角替和枝
- 芹澤名人
- 柴田次郎
- 赤屋板明
- 大木イチロー
- 吉沢梨絵
- 中村梅雀
- 神田正輝
- 泉ピン子
スタッフ
- 脚本:橋田壽賀子
気にしてました…なぜゅぇこのドラマ感想少ないの‥‥‥‥橋田壽賀子役がピン子さんならば良かったんでわ 家政婦役は違うょ・ね・