番組紹介
鉦や太鼓の音色が、3年ぶりに桑名のまちに鳴り響く。
地元の人が「日本一やかましい祭り」と呼ぶ、三重県桑名市の「石取祭」。
神様に五穀豊穣の願いを届ける為、3日3晩、鉦や太鼓を叩き続け、けたたましい音を響かせながら、絢爛豪華な祭車が街を練り歩く「天下の奇祭」。
その起源は江戸時代初期に神社に石を奉納する儀式から始まったと言われ、何世代もの「桑名っ子」が1年で最も心が躍る夏の一大行事です。
しかしコロナ禍により、2年も過ごした「静かな夏」。
幼い頃から鉦と太鼓の音を聴いて育ってきた「桑名っ子」たち。
今夏、待ちに待った祭車の曳き回しが復活!
鉦と太鼓の爆音が桑名の夜を埋め尽くす―
「国指定重要無形民俗文化財」指定、ユネスコ無形文化遺産に登録された石取祭の渡祭の一部を生中継!
出演者・スタッフ
・小川雅生(桑名石取祭保存会 研究員)
祭車が通る桑名の道では、7月になると電線にキラキラとモールが付きます。祭車がひっかからないための目印です。これがつくと「あ、夏が来た」と感じ、練習の音が響き始めるとワクワクしてきます。今年は3年ぶりの練習開始の一番太鼓の「ドン!」の響きに思わず涙してしまいました。今日は家の近くの踏み切りをわたる祭車を見送って来ました。この後はSTAY HOME、テレビで楽しみたいと思います。