番組紹介
日本の美について多くの名文を残した随筆家・白洲正子を祖母に、また洋邦の文化を縦横に論じた不世出の評論家・小林秀雄を祖父に持つ、アートプロデューサー白洲信哉。そんなサラブレッド文化人・白洲信哉が日本のさまざまな土地を訪れ、寺社、仏像、祭、食、器(うつわ)...など、日本各地にある"古き良きもの"を見つめなおす紀行番組。
白洲が今回旅先として選んだのは≪鎌倉≫。祖父・小林秀雄が暮らした地であり、自身も小学3年生から大学生まで過ごした、いわば≪ルーツの地≫。小林秀雄が眠る東慶寺、また食にうるさい小林が生前ひいきにしていた天ぷら屋、川端康成や大仏次郎ら付き合いのあった鎌倉文士たちと過ごした店など、偉大な評論家だった祖父の足跡をたどりながら、久々に訪れた初夏の鎌倉を大人の目で再確認する。
さらに、長谷寺の十一面観音像を拝観したり、神輿が海に入る6月の鎌倉の祭り≪乱材祭≫に圧倒されたり...、いまに生きる鎌倉文化を体感する。
そして、最後は「山の上の家」と呼ばれる旧小林秀雄邸で、食と酒、骨董を愛する仲間たちと今に伝えるべき鎌倉ならではの美点について和やかに歓談する。
出演者・スタッフ
出演:白洲信哉(アートプロデューサー)ゲスト:茂木健一郎(作家)、田森佳秀(脳科学者)、櫻井恵(美術誌「目の眼」発行人)
ナレーション:若村麻由美
後から放送された事を知りました。とても興味があります。是非是非、再放送お願い致します。