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2026/07/08 12:10

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名作漫画が20年越しのアニメ化 声優・七海ひろきが『天は赤い河のほとり』に「関われるなら幸せ」と語る理由

テレビアニメ『天は赤い河のほとり』出演への感慨を語った七海ひろき (C)ORICON NewS inc.

 声優・俳優・アーティストの七海ひろきが、7月7日深夜より日本テレビ“AnichU”枠ほかにて放送中のテレビアニメ『天は赤い河のほとり』(毎週火曜 深1:29 ※第1話は深1:39~)でナレーションと氷室役を担当し、オープニングテーマの歌唱・作詞も手がけている。学生時代から原作を愛読してきた筋金入りのファンが、ついに念願の作品参加を果たした。好きなキャラクター、3週間かけた作詞の裏側、宝塚時代の思い出まで、作品への深い愛を語り尽くした。  『天は赤い河のほとり』は、1995年~2002年に『少女コミック(現Sho-Comi)』(小学館)で連載された歴史ファンタジー漫画で、数千年の時を超え、突如古代オリエント世界に召喚された少女・夕梨(ユーリ)が自らの手で運命を切り開く、本格大河ロマン。コミックスの累計発行部数は2000万部を突破しており、第46回小学館漫画賞少女部門を受賞したほか、2018年には宝塚歌劇団で舞台化もされ、世界で愛される少女漫画の金字塔となっている。

 物語は現代の日本で暮らす普通の女の子・夕梨(ユーリ)がある日突然、紀元前14世紀のヒッタイト帝国に召喚されてしまう。戸惑うユーリが出会ったのは、帝国の皇位継承最有力候補と目される皇子・カイル。側室として彼にかくまわれることになったユーリは、やがて民衆の心をつかみ、戦いの女神・イシュタルとして名を馳せるようになる。現代日本への帰還のタイムリミットが迫る中、皇妃の陰謀や周辺国との対立に巻き込まれ、そしていつしか想いを寄せるようになっていたカイルへの恋心に揺れる、ユーリの選ぶ道を描いている。

■「こんな幸せなことはない」 念願のアニメ参加

――まず、キャストとオープニングテーマへの参加が決まったときの心境を教えてください。

七海:この作品がアニメ化されると聞いたとき、すごくうれしかったですね。これまでドラマCDはあったけど、アニメ化はしていなかったんだと改めて気づいて。名作がアニメになるのを自分自身も見てみたいと思っていたので、関われるならこんな幸せなことはないと思っていました。主題歌を歌わせていただけると決まったときは、本当にうれしかったです。

役の方は、オーディションになかったキャラクターのセリフも自分で原作から抜粋してテープに録音して、「よかったら聞いてください」という感じで一緒に送らせていただいたんです。その後、ナレーションと氷室の2役をやらせていただけることになって、こんなに関われるのが今でもとてもうれしいです。

■少女漫画とは思えない壮大さ 学生時代から夢中に

――原作の印象、そして好きになったきっかけを教えてください。

七海:少女漫画とは思えないほどの歴史のロマンというか、壮大な人間ドラマが描かれているんです。権謀術数や国同士の争いの中での恋愛模様もあって、本当に飽きさせない展開が素晴らしいと思っていました。

出会いは学生時代で、連載中に途中から読み始めたんですが、最初の方がわからないと思って1巻から読み直したんです。それからもう夢中になりました。

キャラクターも本当に魅力的で、主人公のユーリを中心にみんなが動いていくのですが、最初は敵対していたキャラクターもどんどんユーリの魅力に落ちていく。こんないい子で、頭も良くて、ちょっと運動神経も良くて、そりゃみんな好きになるよねって(笑)。今回改めて読み直して、もともと好きだったキャラクターをもっと好きになりました。


■「一人の少女だったユーリの隣に」 氷室役への思い

――今回演じられる氷室というキャラクターの魅力は?

七海:氷室は原作の序盤と終盤に登場するキャラクターで、作品全体を外側から見ているような存在とも言えます。いただいたセリフの中で、まだただの一人の少女だったユーリが、ちょっとボーイフレンドとして一緒にいたいなと思うような人物像でいられたらと思いながら演じました。

■「ダメだダメだ、作詞だ」 3週間の格闘

――オープニングテーマの作詞もされたとのこと。どのように制作されたのですか?

七海:原作がすでに完結しているので、まず最初から最後までもう一度読み直そうと思ったところから始まりました。ただ、あまりにおもしろくて、作詞しなきゃいけないのにまた話に夢中になってしまって…「ダメだダメだ、作詞だ」と何回か繰り返しました(笑)。

ところどころ歌詞にしたいエピソードがあったので、そのシーンやストーリーの展開を自分の言葉で表現していく感じで書いていきました。1番はユーリがこの世界に来て翻弄(ほんろう)されながらも「ここで生きていくぞ」という決意、2番はカイルと出会ってこの世界に残ろうとするあたりを意識して書きました。

期間は3週間ほどかけました。曲の言葉数を数えるところから始まって、入れたい言葉を書き出して、どう流れを作るか考えながら。サビは特に時間をかけました。耳に残るサビにしたいと思っていたので。1番と2番で同じフレーズながら少し趣が変わるようにも意識しました。


■異国情緒あふれる曲調 「この作品に合う」と確信

――曲を最初に聴いた時の感想は?

七海:何曲かある中から選ばせていただいたんですが、異国情緒あふれる感じの曲調がすごく素敵だなと思って選びました。ヒッタイトの世界観にも合うと思いましたし、昨今のアニメ主題歌とはちょっと違う、少し昔ながらの雰囲気も出せたらいいなとも思いました。この作品自体が連載開始から30年以上経つ作品なので、そういう意味でも合っているんじゃないかなと。

■宝塚歌劇団・宙組公演も観劇 楽屋でキャラ談義も

――宝塚時代に宙組でも上演されていましたが、ご覧になりましたか?

七海:私は元々宙組にいたんですが、組替えで星組に行ったので、残念ながら出演することはできず、うらやましく思っていました。でも、観る側として楽しめたのはよかったです。宝塚の豪華な世界観、綺麗な衣装、素敵なセットで作品を観られたのはとても良い体験でした。楽屋にも行って、宙組の皆さんと「原作のここがいいよね」「どのキャラが好き」なんて話をしたのを覚えています。

■「ずっと一途に思い続けている」 推しキャラ・ルサファの魅力

――個人的に特に好きなキャラクターを教えてください。

七海:ルサファです。この作品には一途なキャラクターが多いんですが、ルサファは特に誠実で。(ネタバレになってしまうので詳しくはお話できないのですが)すごく素敵だなと思っています。かっこいいんですよね。


■「心がえぐられるかもしれないけど」 性別・年齢問わず楽しめる作品

――最後に、初めて作品に触れる方へ見どころを教えてください。

七海:この作品はユーリの成長物語であり、ユーリがどういう人生を送っていくかを描いたアニメだと思っています。ぜひ主人公の気持ちになって、いろんな事件やいろんな人に出会いながら翻弄されつつも強く生きていくユーリに感情移入して見てほしいですね。自分がもしヒッタイトの世界に行ったら、と想像しながら見ると、より楽しめると思います。

少女漫画ではありますが、歴史が好きな方も、政治的な駆け引きが好きな方も、性別や年齢を問わず幅広く楽しめる作品です。アニメをきっかけにぜひ原作にも触れてもらって、ルサファがどうなっていくかも含めて……心がえぐられるかもしれないけど、その体験をぜひ皆さんにしてほしいなと思います。

■テレビアニメ『天は赤い河のほとり』番組概要
7月7日深夜1:39(翌週以降は毎週火曜 深1:29)より日本テレビ“AnichU”枠、7月8日深夜0時よりBS日テレ(毎週水曜 深0:00)で放送

・オープニングテーマ「暁の空」
七海ひろき2nd SINGLE「AKATSUKI」(キングレコード)収録
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