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2026/06/29 22:09

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NEW 『我々は宇宙人』アヌシー国際アニメーション映画祭で公式上映 29歳・門脇康平監督「夢みたいです」

「アヌシー国際アニメーション映画祭2026 」長編コンペティション部門に選出された『我々は宇宙人』公式上映後の門脇康平監督

 フランスで開催された「アヌシー国際アニメーション映画祭2026」(現地時間6月21日~27日)で、長編アニメーション映画『我々は宇宙人』が現地時間26日に公式上映された。舞台あいさつを行った門脇康平監督のコメントが届いた。  1960年創設の同映画祭は、世界最高峰のアニメーション映画祭として知られる。今年は100以上の国と地域から数千本の作品が集まる中、日本から過去最多となる25作品が選出。その中でも本作は長編コンペティション部門「2026 Feature Films: Official」に選ばれた唯一の日本作品として、現地でも大きな注目を集めた。

 本作の企画・脚本・監督を務めた門脇監督は現在29歳。東京藝術大学で絵画を学び、舞台映像やCM、ミュージックビデオなど幅広い分野で活躍してきた。5月の「第79回カンヌ国際映画祭」監督週間への正式出品に続き、アヌシー国際アニメーション映画祭の長編コンペティション部門にも選出され、“新たな才能の登場”として一躍注目を集めている。

 公式上映の会場となった「Bonlieu - Grande Salle」には、世界各国から映画関係者やアニメファンが来場。開場前から長い列ができる盛況ぶりで、925席は満席となった。

 上映前に登壇した門脇監督は、「3ヶ月前まではまだ制作期間中で、今日ここにいることが夢みたいです」と感慨深げに語り、「これから観ていただく作品は、多くのスタッフの努力とこれまでの構想にかけた思いがぎゅっと詰まった作品です。ぜひ1秒1秒かみしめていただけたらうれしいです」と、作品に携わったキャスト・スタッフへの感謝を口にした。

 さらに、上映前には観客とともに英題の「We Are Aliens」と、コールアンドレスポンスをしながら記念撮影も実施。上映中は、会場全体が物語の行方を見守るような空気に包まれ、エンドロールが流れ終わると大きな拍手が湧き起こった。

 物語の舞台は平成の日本の田舎町。内気で“普通”であることに悩む少年・翼と、クラスの人気者で“特別”な存在の暁太郎との出会いから始まる友情は、やがて少しずつ歪み始める。暁太郎はクラスの中で浮いた存在となり、翼はその変化に気づきながらも何もできないまま、取り返しのつかない事件が起きる。

 同映画祭のアーティスティックディレクター、マルセル・ジャン氏は本作について、「『我々は宇宙人(We Are Aliens)』は、この作品を観る人たちの記憶と視点を揺さぶる物語です」と評価。「雨の中で切り裂かれる傘、川に流される折り紙、姿を変えていくペンや歯ブラシ――それらのイメージは強烈な余韻とともに心に焼き付けられます。子ども時代の残酷さと、その傷が人生に落とす長い影を、詩的でありながら痛烈な力強さで描いた傑作です」と絶賛した。

 『我々は宇宙人』は、9月25日より全国公開される。
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