番組紹介
晩年になっても衰えることなく、進化し続ける画力と圧倒的な色彩感覚を誇った天才絵師・葛飾北斎。
彼の作品には、鎖国時代に西洋美術の技法を巧みに取り入れた痕跡が…。いったいなぜ?
番組前半では、北斎の筆の跡を科学的に検証し、北斎に纏わる謎を紐解いていきます。
番組後半では、北斎の娘・お栄に焦点を当てていきます。画号は「応為」。
父に匹敵する才能を持つと言われていますが、その作品はわずか数点しか発見されていません。
二人が残した作品、そして数多くのミステリーを追う中で見えてきたのは、父と娘の絆の物語。
オランダ・ライデンに所蔵される作品をはじめ、貴重な北斎作品を徹底取材し、国内外の専門家と共に、
その名を隠し生き続けた天才女流絵師・お栄の失われた実像に迫ります。
◇前編
北斎が影響を与えたモネやゴッホなど印象派画家との関係を解き明かし、2016年オランダで新発見された
北斎の画を始めとする北斎の貴重な作品を
徹底取材。北斎と西洋絵画との関連など、北斎に纏わる謎を紐解いていきます。
パートⅠのミステリー
・天才浮世絵師が、西洋の芸術を変えた!
・北斎は西洋の技法を身に付けていた!?
・本当に北斎?新発見の画に4Kカメラが迫る!
・最新科学が解き明かす「北斎ブルー」の真実
◇後編
実の娘であり、フェルメールやレンブラントと並び称される「光の画家」と言われる天才女流絵師「お栄(応為)」にスポットを当て、信州小布施北斎館の安村館長、そして小説「北斎と応為」の著者であるキャサリン・ゴヴィエ氏と共に北斎作品と知られるあの名画の新解釈を披露。そこから見えてくる「父と娘の絆」にも迫ります。
パートⅡのミステリー
・もう一人の北斎!?謎多き娘・応為
・名前をひた隠しにした応為
・北斎没年後の謎
・応為、最後の足跡
◇国内外の著名美術館を徹底取材。広範囲にわたるロケを決行!
オランダ・ライデン国立民族学博物館、フランス・ジヴェルニ-のモネの邸宅、あべのハルカス、小布施北斎館、国立西洋美術館、
太田記念美術館、長崎歴史文化博物館ほか
制作年:1829年‐1832年
制作年:1818年‐1860年頃 所蔵:太田記念美術館
本番組はTOKYO MX、ひかりTVとの共同制作番組として放送します。
※※北斎ミステリー書籍化!※※
この度、日本BS放送(以下、BS11)は、2017年12月9日(土)に放送したBS11開局10周年特別番組「北斎ミステリー~幕末美術秘話 もう一人の北斎を追え~ 」が日本民間放送連盟賞の番組部門 〔テレビエンターテインメント番組〕の最優秀賞に選ばれました。
BS11が日本民間放送連盟賞を受賞するのは初となります。
番組は取材力で勝負した内容で展開し、
「知的な刺激がある」・「ストイックな内容」・「新たな発見がある」と評価されました。
日本民間放送連盟賞は、質の高い番組がより多く制作・放送されることを促すとともに、CM制作や技術開発の質的向上と、放送による社会貢献活動等のより一層の発展を図ることを目的に、日本民間放送連盟(民放連)が1953(昭和28)年に創設した賞です。
(一般社団法人 日本民間放送連盟HPより引用)
出演者・スタッフ
内田恭子
(ナビゲーター)
安村敏信
(信州小布施北斎館館長)
キャサリン・ゴヴィエ
(「北斎と応為」著者/カナダの作家)
語り:松田 洋治
◇キャサリン・ゴヴィエ氏profile
元ペン・カナダ会長。Canada’s Marian Engel Award For Woman Writer(1997)、Toronto Book Award(1992)を受賞。
2003年、代表作Creationがニューヨークタイムズ紙ノータブル・ブックの一冊に選ばれた。
圧倒的な色彩感覚と画材を持ちながら、北斎の影のように生きた娘「お栄」に興味を持ち調査を始める。
彼女が書いた小説
「北斎と応為」(彩流社)
は、世界・国内の美術界に、改めて「応為」の存在を認識させるきっかけにもなった。
DVD好評販売中!
「北斎ミステリー ~幕末美術秘話 もう一人の北斎を追え~」DVD販売中!!
天才絵師、葛飾北斎が残した多くの謎・・・
そのなぞの先に見えたものとは?
もう一人の北斎の存在に迫る『本格知的ミステリー』
ナビゲーター:内田恭子
監修・解説:安村敏信(信州小布施北斎館館長)
ナレーター:松田洋治
出演:キャサリン・ゴヴィエ(小説『北斎と応為』著者)
内容:97分完全版+特典映像(番組スポット)DVD
発売日:2018年5月2日(水)発売
価格:3,800円(税別)
発売元:「北斎ミステリー」製作委員会:BS11/TOKYO MX/ひかりTV
販売元:ハピネット http://www.happinet-p.com/jp3/releases/hpbr-238
◇Amazon「ディスク・オンデマンド(DOD)」でも好評販売中!◇
⇒詳しくは、こちら
是非再放送又は配信でも
視聴希望します。
国宝級作品です。