やめろ！乱暴するのはやめてくれ！！金山の胸に鮮血が切る！怒り狂う巨大魚怪獣・ムルチ。吹っ飛ぶ車！燃え上がるビル！ウルトラマンの必殺ブレスレットが飛ぶ！さあ、来週もみんなで見よう！

ついにあの名作中の名作の登場です。

帰ってきたウルトラマンを見るとドキドキする

キングマイマイの成体への変態シーンが，雷雨のため１分余り無残にも途切れてしまいました...くぅーっ，悔しい！！
怪獣にも「だまし討ち」という，卑怯な手を使うヤツがいたんですね。

実はＭＡＴアローは、Ｆ－１０４戦闘機の爆音を使用しているんですよ。ホーク１号もです。

エースの「夏の怪奇シリーズ」や、レオの「見よ！ウルトラ怪奇シリーズ」、「同じく円盤生物シリーズ」や「日本名作民話シリーズ」をすべて放送してください。ほかにもありますよ。マジで面白いので放送しないとジャックが終わったらウルトラシリーズの放送がないので。題名は「ウルトラシリーズ傑作セレクション」なんて名前を付けて。名前をパクッてもいいのでぜひ放送をお願いします。時間はだいたい土曜の７時３０分とか。

昭和46年11月の放送された31話から34話を11月の傑作群とファンは呼んでいました。特撮とドラマの有機的な結合。今週の「天使と悪魔の間に」のライター市川森一氏はクリスチャンです。次回作Ａのメーンライターでもあり狡猾で卑劣なヤプールの雛型はゼラン星人にあるのではないでしょうか？
大人は子供を無条件に保護し、侵略者にとっては絶対不可侵の隠れ蓑。市川氏の描いたひとつの悪魔像が醜悪なゼラン星人の精神とともに、本来の友人を案ずる美奈子の汚れない姿と対象的に「天使と悪魔の間に」立つ第三者に問いかけるのです。Ａの最終回で再びこの問いかけに挑戦した市川氏。そこには何者にも揺るがない信頼関係への侵略者の挑戦を私たちに考えて欲しいという願いがあったのではないでしょうか？

そして極めつけが少年の姿をした宇宙人が隠れていた霊安室
絶対に人の目に触れることのない場所
人間の心理を知り尽くしている周到さ

伊吹隊長は宇宙人であると確信したものの、真っ赤な血を流して迫る少年の姿に言いようのない不安と恐怖を感じました。それは自分自身のゲンジツに対する不安…

さらに直後の教会の十字架のカットにどきっとさせられます。

とにかくすごいものを見た。
今のテレビなら隠されてしまうものを

評判に違わず見ごたえのある回でした。

　大人たちが　隠したがるもの　見せたがるもの

その象徴かのように後半の舞台は生と死を分かつ場所である病院。
生の現場の生生しい雰囲気は子供番組とは思えないほど真に迫ったものがありました。
特に怪獣の出現により病院内の狭い廊下を人々が逃げ出すシーン。
怪獣モノの定番カットが不安や混乱といった内面からの恐怖を感じさせ全く異なった印象を受けました。

竜神トンネルに出現した、変幻怪獣・キングマイマイ。MATアローが飛ぶ！MATが危ない！悠々と変態を遂げるキングマイマイ。ウルトラマンのハンマーパンチが炸裂する！さあ、来週もみんなで見よう！

あの少年に化けていたゼラン星人ＭＡＴシュートで騨たれた時の顔が気持ち悪いー