お知らせ
- 放送終了後、「TVer」にて1週間限定で見逃し配信中! 過去の放送回は「BS11+」で配信中!
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『偉人・敗北からの教訓・こぼれ噺』を「BS11+」で配信中!
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次回以降の内容
第117回「斎藤龍興・信長に美濃を追われた若き国主」(12月6日放送)
下剋上により美濃一国を手中に収めた斎藤道三の孫・斎藤龍興の敗北から現代に通じる教訓を探る。斎藤義龍の嫡男として、1547年に生まれたと考えられる龍興は1556年、父・義龍が祖父・道三を長良川の戦いで討ち取り、戦国の世の現実を思い知る。1561年、義龍が急死し、龍興が15歳の若さで美濃の国主になると、前年に桶狭間の戦いを制した、隣国・尾張の織田信長が美濃への侵攻を開始、龍興は必死に抵抗する。
18歳の時、家臣の竹中半兵衛に本拠の稲葉山城を奪われるという苦い出来事を経験。その後、居城を奪還した龍興は信長と何度も向き合い、善戦するが、21歳の時に居城を落とされ、伊勢国長島への敗走を余儀なくされる。龍興はそれでもめげることなく、京都や越前に逃れ、美濃の奪還を画策するが、27歳の若さで討死してしまった。龍興は強敵・信長を相手に奮闘したにもかかわらず、なぜ、愚将として語り継がれてしまったのか?
斎藤氏最後の当主となった龍興が愚将とされる理由の一つに「遊女を招き、朝晩遊び明かし、家臣の諫めも聞かなかった」という逸話がある。ところが、これは全くの創作であると識者は言う。龍興は勝者である信長や後に信長配下の秀吉の軍師として活躍する半兵衛を英雄に仕立て上げるために事実とは異なる逸話を勝手に創られ、語り継がれてきたというのだ。今、再評価の機運が高まる龍興の真の魅力とは?
『偉人・敗北からの教訓・こぼれ噺』
BS11公式YouTubeにて、毎週土曜日に配信中!
伊東潤先生への疑問・質問を大募集!
視聴者の皆様から寄せられた歴史にまつわる疑問・質問に、伊東先生がお答えします。
番組紹介
偉人たちの「敗北」「失敗」から、
学ぶべき教訓を探る!
偉人たちがおかした「歴史的な大失敗」から、その背景、要因、影響などを読み解き、
偉人の人物像を浮き彫りにするとともに、今を生きる私たちの教訓としていく歴史情報番組。
出演者・スタッフ
進行・中西悠理(キャスター)
関西学院大学卒業。元岡山放送アナウンサー。
子供の頃から歴史漫画を読むことと戦国武将の絵を描くことが趣味で、前身番組の「偉人・素顔の履歴書」の番組MCを務めたことをきっかけに、改めて歴史の面白さを実感。
実生活では、頑固な性格(笑)が禍して失敗してしまうことが多いため、「自分に似た偉人を探してしっかり勉強したい」。好きな武将は、黒田官兵衛。
過去のラインアップ
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解説・伊東潤(歴史作家)
1960年、神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学卒業。外資系企業に勤務後、経営コンサルタントを経て
2007年、『武田家滅亡』(KADOKAWA)でデビュー。『国を蹴った男』(講談社)で「第34回吉川英治文学新人賞」を、『巨鯨の海』(光文社)で「第4回山田風太郎賞」と「第1回高校生直木賞」を、『峠越え』(講談社)で「第20回中山義秀文学賞」を受賞。そのほかにも文学賞多数受賞。最新作に『浪華燃ゆ』(講談社)がある。