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『偉人・敗北からの教訓・こぼれ噺』を「BS11+」で配信中!
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次回以降の内容
第42回「シリーズ信長② 信長と武田信玄・突然の裏切り」(4月27日放送)
3週連続で天下人・織田信長の人生における敗北に注目するシリーズの第2回。今回は信長が最も恐れた武将、武田信玄との関係を巡る失敗から、現代に通じる教訓を探る。信玄より13歳年下の信長が織田家の家督を継いだ頃、信玄は北信濃への侵攻を進め、東日本の諸大名が一目を置く存在になっていた。信長の武勇が信玄の耳に届くのは、桶狭間で今川義元を討ち取った時。当時、信玄は川中島で上杉謙信と戦を重ねている最中だった。
尾張統一後、美濃への進出を目指した信長は、隣接する信濃を勢力下に置く信玄と同盟を結び、美濃を平定すると、瞬く間に上洛を果たす。信玄は謙信との和睦の仲介を信長に依頼し、信長もそれに応えるが、都の周辺には敵対勢力も多く信長は苦戦を強いられる。そんな中、信玄が信長の同盟者・徳川家康と対立し、西上作戦を決行。徳川領のみならず、織田領にも侵攻した。信長はなぜ、同盟関係にあった信玄に裏切られてしまったのか?
信長は家康に援軍を送るも、三方ヶ原の戦いで大敗を喫する。その後、信玄は病に倒れ、亡くなるが、信長の怒りは収まらなかった。そして、信玄に対する恨みは、武田家全体に向けられる。信長は長篠・設楽原の戦いで武田軍を駆逐した後、嫡男・信忠を総大将とする軍勢を甲州に送り、武田家を滅亡させたのだ。もし、信玄が生きながらえて西上作戦を続けていたら、その後、どんな展開が待っていたのか?
『偉人・敗北からの教訓・こぼれ噺』
BS11公式YouTubeにて、毎週火曜日に配信中!
伊東潤先生への疑問・質問を大募集!
視聴者の皆様から寄せられた歴史にまつわる疑問・質問に、伊東先生がお答えします。
番組紹介
偉人たちの「敗北」「失敗」から、
学ぶべき教訓を探る!
偉人たちがおかした「歴史的な大失敗」から、その背景、要因、影響などを読み解き、
偉人の人物像を浮き彫りにするとともに、今を生きる私たちの教訓としていく歴史情報番組。
出演者・スタッフ
進行・中西悠理(キャスター)
関西学院大学卒業。元岡山放送アナウンサー。
子供の頃から歴史漫画を読むことと戦国武将の絵を描くことが趣味で、前身番組の「偉人・素顔の履歴書」の番組MCを務めたことをきっかけに、改めて歴史の面白さを実感。
実生活では、頑固な性格(笑)が禍して失敗してしまうことが多いため、「自分に似た偉人を探してしっかり勉強したい」。好きな武将は、黒田官兵衛。
過去のラインアップ
※タイトルをクリックすると内容が開きます。
第41回 | シリーズ信長① 信長と斎藤道三・同盟の行方 |
第40回 | 福島正則・豊臣家を守れなかった猛将 |
第39回 | 織田三兄弟・天下を継げなかった息子たち |
第38回 | 松永久秀・信長に反旗を翻した名将の実像 |
第37回 | 上杉景勝・北の関ヶ原での撤退戦 |
第36回 | 大塩平八郎・世直しを目指した過激な戦い |
第35回 | 荒木村重・信長に反旗を翻した籠城戦 |
第34回 | 武田信玄・名補佐役を亡くした悲劇 |
第33回 | 白虎隊・会津に散った若く尊き命 |
第32回 | 古田織部・家康の逆鱗に触れた大名茶人 |
第31回 | 北政所・悲しき豊臣家臣団の分裂 |
第30回 | 小早川秀秋・想定外の『裏切り者』の汚名 |
第29回 | 織田信長と浅井長政・義兄弟の悲しき戦い |
第28回 | 千利休・天下一となった茶人の運命 |
第27回 | 新田義貞・忠義を貫いた名将の悲劇 |
第26回 | 楠木正成・無謀な戦いに挑んだ忠臣 |
第25回 | 毛利輝元・破られた家康との約束 |
第24回 | 豊臣秀吉・夢破れた大陸進出 |
第23回 | 徳川綱吉・赤穂事件の裁きをめぐる失敗 |
第22回 | 徳川家康の決断・ライバル秀吉への臣従 |
第21回 | 日野富子・若き息子の死と悲しみ |
第20回 | 上杉謙信・果たせなかった室町幕府再興 |
第19回 | 豊臣秀次・天下人になり損ねた関白 |
第18回 | 北条政子・守れなかった家族の命 |
第17回 | 土方歳三・叶わなかった盟友の生存 |
第16回 | 真田信繁・貫き通した豊臣家への忠誠 |
第15回 | 坂本龍馬・危険人物と見なされた理由 |
第14回 | 伊達政宗・夢と散った百万石大名 |
第13回 | 源義経・悲劇を招いた兄弟の対立 |
第12回 | 淀殿・豊臣家の滅亡を引き寄せた決断 |
第11回 | 黒田官兵衛・出世の道を閉ざされた切れ者 |
第10回 | 近藤勇・先を越された甲府入城 |
第9回 | 西郷隆盛・明治政府との無謀な戦い |
第8回 | 北条氏政・小田原攻めに至る秀吉との攻防 |
第7回 | 柴田勝家・賤ヶ岳の明暗を分けた秀吉との差 |
第6回 | 今川義元・想定外の桶狭間 |
第5回 | 武田勝頼 長篠・設楽原での過ち |
第4回 | 石田三成・関ヶ原大敗の真相 |
第3回 | 徳川家康・三方ヶ原の大敗を糧に |
第2回 | 天下の謀叛人・明智光秀の思惑と現実 |
第1回 | 織田信長・驚愕!本能寺の変には伏線が! |
解説・伊東潤(歴史作家)
1960年、神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学卒業。外資系企業に勤務後、経営コンサルタントを経て
2007年、『武田家滅亡』(KADOKAWA)でデビュー。『国を蹴った男』(講談社)で「第34回吉川英治文学新人賞」を、『巨鯨の海』(光文社)で「第4回山田風太郎賞」と「第1回高校生直木賞」を、『峠越え』(講談社)で「第20回中山義秀文学賞」を受賞。そのほかにも文学賞多数受賞。最新作に『浪華燃ゆ』(講談社)がある。