お知らせ
- 放送終了後、「TVer」にて1週間限定で見逃し配信中! 過去の放送回は「BS11+」で配信中!
-
『偉人・敗北からの教訓・こぼれ噺』を「BS11+」で配信中!
⇒ご視聴はこちら
次回以降の内容
第119回「小栗忠順・逆賊の幕臣が夢見た日本の未来」(12月20日放送)
幕末に幕府の要職を歴任し、悲劇の最期を遂げた小栗忠順の敗北から現代に通じる教訓を探る。1827年、旗本・小栗忠高の長男として江戸に生まれた小栗忠順は29歳で家督を継ぎ、5年後、日米修好通商条約の批准書を交換するための使節団の一員として渡米。貿易に使用する通貨の交換比率を見直す交渉を行い、アメリカ人を唸らせる。その一方で、海軍の造船所を見学した際、日米の技術力の差に圧倒されてしまう。
帰国後、外国奉行、勘定奉行、軍艦奉行などを務めた小栗は海軍の基礎を固めるべく、横須賀に造船所を造らせる。さらに、総合商社の先駆けとも言える兵庫商社を設立する。しかし、1867年、十五代将軍・徳川慶喜が大政奉還を行うと、状況が一変。鳥羽・伏見の戦いを皮切りに旧幕府軍と新政府軍の戦闘が激化すると、小栗は徹底抗戦を主張し、全ての役職を解任されてしまう。小栗はなぜ、幕府を追われてしまったのか?
その後、小栗は上野国権田村で家族と共にひっそりと暮らす道を選択。しかし、新政府軍は小栗追討令を発し、進軍を続けた。家族を会津に逃がした小栗は無抵抗のまま、新政府軍に捕らえられ、斬首されてしまった。享年42。逆賊の汚名を着せられた小栗だが、数十年の時を経て、再評価される。東郷平八郎や大隈重信が小栗の偉業を称えたからだ。激動の幕末に国家の未来を見据え、奮闘し、儚く散った小栗忠順の魅力とは?>
『偉人・敗北からの教訓・こぼれ噺』
BS11公式YouTubeにて、毎週土曜日に配信中!
伊東潤先生への疑問・質問を大募集!
視聴者の皆様から寄せられた歴史にまつわる疑問・質問に、伊東先生がお答えします。
番組紹介
偉人たちの「敗北」「失敗」から、
学ぶべき教訓を探る!
偉人たちがおかした「歴史的な大失敗」から、その背景、要因、影響などを読み解き、
偉人の人物像を浮き彫りにするとともに、今を生きる私たちの教訓としていく歴史情報番組。
出演者・スタッフ
進行・中西悠理(キャスター)
関西学院大学卒業。元岡山放送アナウンサー。
子供の頃から歴史漫画を読むことと戦国武将の絵を描くことが趣味で、前身番組の「偉人・素顔の履歴書」の番組MCを務めたことをきっかけに、改めて歴史の面白さを実感。
実生活では、頑固な性格(笑)が禍して失敗してしまうことが多いため、「自分に似た偉人を探してしっかり勉強したい」。好きな武将は、黒田官兵衛。
過去のラインアップ
※タイトルをクリックすると内容が開きます。














解説・伊東潤(歴史作家)
1960年、神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学卒業。外資系企業に勤務後、経営コンサルタントを経て
2007年、『武田家滅亡』(KADOKAWA)でデビュー。『国を蹴った男』(講談社)で「第34回吉川英治文学新人賞」を、『巨鯨の海』(光文社)で「第4回山田風太郎賞」と「第1回高校生直木賞」を、『峠越え』(講談社)で「第20回中山義秀文学賞」を受賞。そのほかにも文学賞多数受賞。最新作に『浪華燃ゆ』(講談社)がある。