2008年6月16日
名作に隠れたエピソード
神保町にある岩波ホール。
都会のど真ん中にそびえる、老舗の映画館です。
たくさんのファンを抱える岩波ホールですが、BS11では、
その総支配人でいらっしゃる高野悦子さんが、上映作品の中から厳選してお送りしている「高野悦子名画劇場」という番組を放送しています。
今回は放送に先立って、TVぴあ7月号に掲載するために
6月28日オンエア「ピロスマニ」と、7月19日オンエアの「惑星ソラリス」の見所を高野先生に伺ってきました!!
お忙しいところ、電話でインタビューを快諾してくださった高野さん。
一つ、一つ丁寧に思い出や見所を語ってくださいました。少し紹介させていただきますね。
シカゴ国際映画祭でゴールデン・ヒューゴ賞を受賞し、名が知られた「ピロスマニ」。
しかし、映画そのものは華やかではなく、一見地味なので、公開するまで高野さんやスタッフの皆さん、様々な決心が必要だったそうです。
「惑星ソラリス」は、
日本で公開される前、あの世界的に有名なタルコフスキーの作品でありながらもあまり注目されていませんでした。
なので、公開初日の大盛況ぶりに高野さん自身も「嬉しい誤算というのかしら」と、
その時の状況を思い出し、実に嬉しそうにお話してくださいました。
今でも、岩波ホール上映作品、200作品以上の中から人気投票を行うと必ず上位に入るという「ピロスマニ」、
SF映画のさきがけとなった名作、「惑星ソラリス」も、長年、配給会社の倉庫に眠っていたんですって。
一歩間違えれば、見ることができなかったかもしれないわけです。
本当に、高野さんに見つけてもらって映画たちも良かったですよね。本当に、人間と同じように映画も「出会い」から始まるんだなぁとしみじみ感じました。
インタビューの記事はTVぴあ7月号(6月18日発売)に掲載されます。
裏エピソードを事前学習をしてから見ると、また違った見方ができるかもしれません。
私は、すみません、2作品ともまだ見た事がないのですが、
「そんな苦労があったんだ・・・」と知っただけで、何だかとても好きになったような気持ちになってしまいました。
TVぴあインタビュー&放送、両方チェックしてみてくださいね!
あの時間にあの内容は冒険すぎる
そんな訳で御覧頂いて下さいましたでしょうか、先週の金曜19:00から放送しました
「吉田照美 みうらじゅん かゆいところはありませんか?」。
私も普段お世話になっているプロデューサーの頼みで、助っ人として番組の裏方としてお手伝いをしていました。
さて、御覧頂いた方には分かると思いますが…、所謂ゴールデンタイムと呼称されるこの時間帯にあれはBS11でしか、BS11じゃなきゃ出来ない…いや、でも本当は駄目なんじゃね?とかも思ったり…、ただ他局では決して真似出来ない内容だったのではでしょうか。スタジオサブで番組を見ていて、スタッフ共々楽しんで見ていました。
詳しい内容については割愛しますが、吉田さん、みうらさんの際ど過ぎるトークに、隣でどういう顔していいか分からない長崎莉奈さん。非常にシュールで、それでいていくらかCOOLな画はなかなか見る事は出来ないものでしたよ。
見逃してしまった、そう!ソコのあなた!勿体無いことをしましたねー。人生の数%、損したと言っても過言では…ありますが、それだけ面白い番組だったと思って下さい。そして次回を楽しみに待っていて下さい。やるかどうかは未定ですが。
放送終了後、出演者、スタッフ一同に介してのちょっとした打ち上げ。
その時の貴重な3ショット。
ラジか…もとい、ソコダイジナトコです。
(O)